気持ち良くお金を使った話
今日、友人と会った帰りにGAPに行った。
セールもやっていたので、ずっと欲しかったパンツはないかなぁと思った。
いいパンツ、Tシャツを発見!
これで帰れば良かったんだが、かわいいワンピースを見つけてしまった。
ミニマリストになりたい身としては、必要最低限のモノしかいらないはずだ。(憧れているだけで、実際はなっていないのだが)
しかし、デザイン、色が心に刺さった。
とりあえず試着した。
色違いもあるらしく、店員さんが持ってきてくれた。
店員さんに、サイズ感、着回しやすさなどを聞いた。
すると、まぁ見事に丁寧で分かりやすい説明をしてくれた。
個人的に、洋服屋さんに行ったときの
「いかがですか?」と聞かれるのが得意ではない。
微妙だったときになんと答えたらいいか悩むし、気を遣ってしまうからだ。
また、「わぁ、お似合いですね」と言われると、本当かなぁ?と思ってしまう。
今日の店員さんは違った。
わたしに合う色や、どんな服に合わせたら良いかなどを教えてくれたのだ。
洋服屋の店員さんなら、これは普通のことかもしれない。
ただ、この店員さんは、これまでの接客のイメージと違っているなと感じた。
洋服に対する、愛を感じたのだ。
このワンピースは〇〇なので、このパンツは⬜︎⬜︎ですので、と、
まるで可愛がっているペットを説明するかのようだった。
こちらに気を遣わせることもない。
好きな洋服に囲まれて働いているのが本当に楽しいのだな、と感じた。
試着室で写真を撮り、夫に「どうかな?」とLINEを送った。
(わたしは服のセンスがない。それと、昔からそんなにファッションに興味がないのもあり、新しく買った服に夫からツッコミが入ることもしばしばあった。なので、安全性を確保したかったのである)
夫は会議中だったのか、すぐには返事は来なかった。
しかし、店員さんの対応と、そのワンピースに惹かれて、購入した。
働いていない今は、あまりお金を使わないようにしようと思っていたが、その服を買いたかった。
気に入ったデザインのワンピースを、親切な店員さんから購入できて、気持ち良かった。
これこそが、気持ちの良いお金の使い方だと感じた。
今後、このワンピースを着るたびに、あの店員さんを思い出すだろう。
帰りの電車、夫からさっきの返事がきた。
「あーそういうデザイン好き」
親切な店員さんは、夫の心も掴んでいた。
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