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I am fall in love with you♪


惚れた!


力強いフォルム!


褐色の肌♪


その上


ベレー帽!


これはもう惚れるしかないっしょ!


私が一目惚れしたのはドングリ


その名をレッドオークという。


最初に出会ったのはシシリー・メアリー・パーカーのフラワーフェアリーシリーズだったろうか?
次に出会ったのが、オークションサイト。初めて北海道から届いた荷物を開けた時の感動は今も忘れない。
そのサイズといい、ずっしり感といい、全てが完璧なドングリだった。

その後、個人的なメールのやり取りをするようになり、秋になるとドングリ便が届くようになった。ついでに生ドングリも送っていただき庭(森)にせっせと植えた。レッドオークは、北米原産なのでここ信州原村の寒冷地気候とも相性がいい。北海道に多いのもそのせいだろうが、北海道大学周辺に多いのはクラーク博士と微妙に関連がありそうだなと想像している。

ちなみに都会の公園などにも植わっているらしいが、レッドオークの実はアイドル並みの人気があってなかなかの争奪戦と聞く(笑)。

という訳で、毎年、かすかに秋の足音が聞こえてくる頃になると、レッドオークのアクセサリーを作っている。もうかれこれ15年くらいになるだろうか?
私の作り方は以下の通り。
とにかく長持ちするように細心の注意を払って作っている。

まずは煮沸消毒して虫やバイキンを抹殺する。
消毒したレッドオークは天日に干す。


ここまでが下準備。この段階で割れがあるものは取り除き、アクセサリーに加工していく。


出来上がったレッドオークのアクセサリーたち。



こちらはXLサイズのキーホルダー、XLサイズは数が少ないが、大きいとやはり存在感がある。
チョーカーをタートルネックにつけるとめっちゃ可愛い♪
ヘアゴムはお子さま用に作っている。


XLサイズのネックレスは存在感バツグン!!
レッドオークのピアスまたはイヤリング。似たような形の個体を見つけるのに苦労するが、カスタマーから着用画像を送っていただいたりすると疲れも一瞬で吹っ飛ぶ。


フープピアスもラブリ〜♪
フープイヤリングはイヤリング派の方に。
双子のネックレス。稀に帽子がくっついている個体があるので、それを壊さないよう慎重に。帽子部分はエポキシレジンで補強もしつつ作っている。
ノーマルサイズのキーホルダー。自分でも愛用中。手の中に収まるし何よりもコロンとした感触が好き♪
ピンバッジ。ピンバッジファンの皆さまにウケてます。
ブローチSサイズ。襟元などにちょこっとつけるのが愛らしいアイテム。
ブローチMサイズ。帽子につけるのもオススメ。
双子のブローチ。インパクトあります。

さて、このドングリ、どのくらい大きいかというとこのくらい!

一番大きいものは縦が指2本分、横1、5本分くらいあります。


ちなみに、レッドオークの殻が硬いのは、マイナス20〜30度という極寒の地で、数ヶ月もの間寒さをしのぎ春に必ず芽吹くためだ。 レッドオークもそうだが、種や木の実の形には、「生命を守るぞ」という決意のようなものが顕われているような気がしてならない。


そして、芽吹いたら100年でも200年でも生きるのだから、全くもってたいしたものだ! このドングリは樹脂加工してあるため芽は出ないが、身につける人に100年を生きるパワーをもたらしてくれたらいいな♪そんな風に思いを馳せながらコツコツと作り続けている。


というような事をサイトの説明欄にも表記しているのだが、あるお母さんから次のようなメッセージを頂戴した。


6才の息子さんが手術のため入院することになったのだが、泣いて嫌がったという。そこでお母さんはレッドオーク(キーホルダー)を見せて「このドングリは小さいけれど100年も生きて大きな木になるんですって。すごいね?○○もこのドングリと一緒に頑張れるかな?」と聞いたところ、息子が「うん!」と言ってくれました!!作ってくださってありがとうございます!


こんな時、私は作ってよかったなぁ〜としみじみ思う。ワールドワイドでニーズがあるような仕事ではないけれど、少なくともこのお母さんと息子くんの役には立てたのだなと。 天職という言葉が思い浮かぶのはこういう時である。


庭で育てているレッドオークはとっくに私の背丈を超えた。

いつか自家栽培のレッドオークでアクセサリーを作ろう!

と大いなる野望を抱きつつ

わたしは今日も

ドングリを愛でている。


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