私が恋に落ちたのは・・・
I am fall in love with you♪
惚れた!
力強いフォルム!
褐色の肌♪
その上
ベレー帽!
これはもう惚れるしかないっしょ!
私が一目惚れしたのはドングリ。
その名をレッドオークという。
最初に出会ったのはシシリー・メアリー・パーカーのフラワーフェアリーシリーズだったろうか?
次に出会ったのが、オークションサイト。初めて北海道から届いた荷物を開けた時の感動は今も忘れない。
そのサイズといい、ずっしり感といい、全てが完璧なドングリだった。
その後、個人的なメールのやり取りをするようになり、秋になるとドングリ便が届くようになった。ついでに生ドングリも送っていただき庭(森)にせっせと植えた。レッドオークは、北米原産なのでここ信州原村の寒冷地気候とも相性がいい。北海道に多いのもそのせいだろうが、北海道大学周辺に多いのはクラーク博士と微妙に関連がありそうだなと想像している。
ちなみに都会の公園などにも植わっているらしいが、レッドオークの実はアイドル並みの人気があってなかなかの争奪戦と聞く(笑)。
という訳で、毎年、かすかに秋の足音が聞こえてくる頃になると、レッドオークのアクセサリーを作っている。もうかれこれ15年くらいになるだろうか?
私の作り方は以下の通り。
とにかく長持ちするように細心の注意を払って作っている。
ここまでが下準備。この段階で割れがあるものは取り除き、アクセサリーに加工していく。
出来上がったレッドオークのアクセサリーたち。
さて、このドングリ、どのくらい大きいかというとこのくらい!
ちなみに、レッドオークの殻が硬いのは、マイナス20〜30度という極寒の地で、数ヶ月もの間寒さをしのぎ春に必ず芽吹くためだ。 レッドオークもそうだが、種や木の実の形には、「生命を守るぞ」という決意のようなものが顕われているような気がしてならない。
そして、芽吹いたら100年でも200年でも生きるのだから、全くもってたいしたものだ! このドングリは樹脂加工してあるため芽は出ないが、身につける人に100年を生きるパワーをもたらしてくれたらいいな♪そんな風に思いを馳せながらコツコツと作り続けている。
というような事をサイトの説明欄にも表記しているのだが、あるお母さんから次のようなメッセージを頂戴した。
6才の息子さんが手術のため入院することになったのだが、泣いて嫌がったという。そこでお母さんはレッドオーク(キーホルダー)を見せて「このドングリは小さいけれど100年も生きて大きな木になるんですって。すごいね?○○もこのドングリと一緒に頑張れるかな?」と聞いたところ、息子が「うん!」と言ってくれました!!作ってくださってありがとうございます!
こんな時、私は作ってよかったなぁ〜としみじみ思う。ワールドワイドでニーズがあるような仕事ではないけれど、少なくともこのお母さんと息子くんの役には立てたのだなと。 天職という言葉が思い浮かぶのはこういう時である。
庭で育てているレッドオークはとっくに私の背丈を超えた。
いつか自家栽培のレッドオークでアクセサリーを作ろう!
と大いなる野望を抱きつつ
わたしは今日も
ドングリを愛でている。
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