見出し画像

【舞台】舘山寺殺人事件を観てきました

 大川裕之はずるい。※褒め言葉
 ネタバレになるので多くは語れないが、まずはこの感想につきる。

 登場人物はみな最高で、個性つよつよだった。このバレンタインの時期に溢れるどんなチョコよりも濃ゆい濃ゆーい個性を持つキャスト達が、ステージの右から左へ手前から奥へ立ち廻り、狐野スパイス効きまくりの長台詞を謳い上げていた。それだけでもずっとニヤニヤが止まらなかったのだけれど、悔しいことに、おそらく誰よりも言葉数少なく観客の心を掴んだのは、間違いなく大川裕之だったろう。※褒め言葉

 登場するだけで会場の空気は湧き、いつ来るか、いつ来るか、という期待でザワザワする。腹が立つほどに、メロメロである。腹が立つ。※褒め言葉

 けれど、心晴日和は凄かった。

 前半のドコメディの雰囲気に、冷たい霧が立ち込めるような登場。空間全部を自分のものにしていったのは、とても美しくて、会場は圧倒されていた。それは、最初から最後まで。本当に美しかった。

 カーテンコールで直接お話させて頂いたけれど、手を伸ばすのもおこがましい。その視界に入るのも恐れ多い。なんかもう、流し目で鼻で笑われたい。そんな感じでした。。。(?)

 とにかく、明日もまだ千秋楽はチケット残ってるらしいので、気になった方は観に行った方がよい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?