新型コロナワクチンの接種量が世界で1億回を突破
英オックスフォード大の集計によると、新型コロナウイルスの予防ワクチンの接種数が世界で1億回を突破し、感染者数とほぼ並んだ。
世界のワクチン接種状況
2月1日までに世界で投与されたワクチンの総数は約1億130万回分である。
なお、2回接種が必要なワクチンがあるため、ワクチンの投与回数と接種者数は一致しない。
2月1日までにワクチンの接種を受けた事が発表された人数は世界で約5653万人である。
ただし、投与量と違って投与人数のデータが無い国があり(中国など)、実際はこれ以上の接種者数がいると思われる。また、これは最低でも1回以上の接種を受けた人数であるが、2回の接種が必要なワクチンも存在する。
世界のワクチン投与数 1億130万8238回
世界のワクチン接種者数 5653万2224人
(出典:英オックスフォード大学「Our World in Data」)
アメリカのワクチン接種状況
世界で最も接種回数が多いアメリカの投与量は以下の通りである。
供給された量 4993万6450回分
投与された回数 3222万2402回
1回以上投与された人数 2602万3153人
2回投与された人数 592万7847人
(出典:CDC、2021年2月1日 米東部標準時6:00時点)
時事通信の誤報
時事通信が「ワクチン接種、世界で1億人突破」と報じているが、これは正確ではない。この数字は人数ではなく回数だ。「国別の人数では、米国が最多で3200万人を突破。中国も約2400万人が接種を受けた」とも書いているが、これも人数ではなく回数だ。
時事通信が出典として記載している「Our World in Data」によると、米国の接種者数は約2602万人(投与量は約3222万回)で、中国の接種者数は掲載されていない(投与量はちょうど2400万回)。
詳細はこちら。
世界のコロナ感染者数
1億というのは世界の感染者数とほぼ等しい。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、現在の世界の感染者数は約1億350万人、死者は約224万人である。
世界の累積患者数 1億350万950人
世界の累積死者数 224万771人
(出典:COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University、2021年2月2日 日本時間12時23分時点)
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