大井川鐵道って、素晴らしい‼

 9月28日の朝日新聞デジタルに、「富山の公園で展示されていたSL 大井川鉄道が取得・活用策を検討」という記事が出ています。

 蒸気機関車(SL)の動態保存に取り組んでいる大井川鐵道が、富山県高岡市の高岡古城公園で展示されていた「C11形」217号機を譲り受けて、活用策を検討しているということなのですが、そもそも昭和初期に製造されたSLを活用するためには非常に高い技術力が必要で、それを保持していることが、まずはすごいことなわけです。

 今回譲り受けた「C11形」217号機も、1969年に廃車になって、高岡古城公園で展示されていたとのことで、当初は修理に必要な部品調達のため取得したのを、車体を検査したところ、単独で走行できる可能性についても検討する方針だとのことです。おそらく分解した結果、予想よりも状態が良かったということだったのでしょうが、もし単独で走行できるように修理されれば、これで5台目のSLということになるわけで、さらにすごいことになるわけです。
 一方で、石炭で動くSLなので、二酸化炭素のことを懸念する向きもありますが、実際は各国あまり頑張っていないわけで、SLだけを目の敵にするのもおかしな話ですし、そもそも日本の近代化に貢献した遺産が、現在も動いていることの貴重さを評価したいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?