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マグネターから放出される高速電波バーストって、銀河英雄伝説に出てくるイゼルローン要塞のトゥールハンマーを思い出す(古いなぁ)。

 2月15日の朝日新聞デジタルに、「「マグネターの地獄の釜が開いた」 謎の天体現象、瞬間の観測に成功」という記事が出ていますが、記事のイメージ画像を見た際に、銀河英雄伝説に出てくるイゼルローン要塞のトゥールハンマーを思い出しました(古いなぁ)。

 約2万光年先にある中性子星の一種「マグネター」は、強力な磁場を放つ「宇宙最強の磁石天体」と言われており、それを観察した結果、マグネターがまず、回転(自転)が急に速くなり、その後、回転が遅くなりながら高速電波バーストを放出、そしてまた回転が速まり、元の自転の速さに戻るという現象が観察されたということで、これまで謎の天体現象とされていた「高速電波バースト」が、マグネターの中心部からのエネルギーが表面に伝わり、宇宙へ放出されたものだということが明らかになりました。

 これをまとめた論文が雑誌natureに掲載された"Rapid spin changes around a magnetar fast radio burst"ですが、本文は有料公開で概要だけしか読めませんので、京都大学のNewsに出ている「高速電波バーストの謎に迫るマグネターの双子グリッチ―銀河系内マグネターSGR 1935+2154のFRB前後にグリッチを発見―」から飛べる詳しい研究内容を見る方が良いと思います。

 本当はすごく難しい話のはずなのですが、上述した京都大学のページには、この現象を解説したマンガが掲載されているので、とってもわかりやすいですし、キャラがカワイイです。ぜひ見てみてください。
 

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