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園児の野菜、盗まれる

園児の野菜

北海道では、玉ねぎやメロンなど、業者でなければ捌けないほどの大量の窃盗が多発しています。長野ではシャインマスカットなど、全国的にも農作物の盗まれる報道が多いように思います。

弟子屈町川湯温泉で園児が育てていた野菜が盗まれたというニュースが流れてきました。収穫をしてカレーライスを作って食べる予定だったにんじんやじゃがいもです。

園児たちが野菜を育てているのは、食育の一貫だということがわかります。食べ物を自分で育てて、収穫して、触って、調理して、頂く。生きていくための知識を体験を通じて様々な学びを想定して狙いを持って計画したことでしょう。

子供の学ぶ機会はとても大切だと思います。大切に育てている作物が盗まれた記憶が、残らないように、覚えていない子に周りの大人が繰り返し話をして、記憶を刷り込まないであげて欲しいなぁと思います。

幸い近くの畑で作っていたトマトなど収穫済の野菜があり、全部取られて何も残っていないということはなく、不幸中の幸いでした。

大人に大切に育てられ、愛されて守られて、自分が愛情を持って安心して育つことが、他人を信じ愛し大事にすることにつながる大切なこの時期の体験を邪魔する盗人は、どんな生き方をしてきた人なのでしょうかね。

警察は窃盗事件として防犯カメラの解析を進めるなど調査していると言います。小さな街に住む人なら、そのじゃがいもとにんじんを手に入れるために、今住んでいる環境を手放すことになるかもしれませんね。田舎だと尚更。

じゃがいもやにんじん以上のものをご近所さんからお裾分けしてもらうような気がします。田舎ってあったかい人多いですから。

北関東の子豚

盗まれるのは野菜だけではありません。730頭あまり、大量の子ぶたが盗まれているニュースが続いている北関東、子ぶたはいったいどこにいったのでしょう。

先日のニュースで、日本は豚熱の清浄国から外れたと聞いたばかりです。盗まれた子ぶたは豚熱のワクチンを打つ前のものであり、闇の食肉ルートの食肉に感染が出た場合、養豚農家に被害が及ぶ恐れがあります。

清浄国から外れているということは、生きた状態の子ぶたが海外に運ばれることは考えにくいということになります。

ネット上には日時不明のブタの丸焼き写真や一頭売りの外国語の書き込みもあり、警察が関連の有無を調べているといいます。

また、盗んだ豚舎近くで子ぶたを解体したような跡がある現場もあるようで、国内で肉として自分で食べているか販売しているのではないかと調べているようです。

子ぶたのほか、比較的持ち運びやすいやぎや仔牛の被害報告もあるようです。

盗むということ

貧しくて食べるものがないからか、

盗んでしまう病気なのか、

自分のお金を減らさないように人のものを取るのか。

そして、そういう人が増えていて自己防衛しなくてはならない時代なのでしょうか。

畑に取られないように罠を仕掛けて、怪我したり死んだら、過剰防衛になる場合があるようですが、罰がないと辞めない種類の人間が増えているのなら、ペナルティとして、労働をして、被害者に損害賠償を払い終わらないと強制労働地区から出られないとか、何か労働と結びつける良い手ないでしょうかね。

畑や田んぼで作物を作ってくれる人々がいるから、私たちは国産の農作物を食べられるし、畜産業の人がいるから何を食べたか分かる安全なお肉や牛乳が飲めるのです。その人たちが時間をかけて大切に育ててきた作物などを、なんの苦労もしないで奪っていく人って、どう生きたらそうなるのでしょうか。

人も社会も、バランスが崩れている気がします。自分の中だけでもバランスが取れるように、心身の健康に注意して、ややこしい人から少し離れて暮らしたいと思っています。


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