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薬剤師の派遣会社業界地図

本日は薬剤師の派遣会社のトップ5の現状と特色の記事となります。
コロナにて業界編成がかなり行われました。

今回は薬剤師の派遣会社を謳っているだけで、実際はあまり名前の出てこない企業は除外しております。

それでは各社簡単な紹介とはなりますが、見ていきましょう。

○派遣会社 大手5社の現状と特徴

〜ファルマスタッフ(株式会社メディカルリソース
)〜

・概要:皆さんご存知の日本調剤さんの子会社となります。
コロナ前と比べ、利益は半減しておりますがコロナから回復してこられているイメージです。

2022年10日月〜12月売上
2019年10月〜12月売上(コロナ前)

・特色:通常派遣/住居付き派遣/病院など全てに強いです。日本調剤の正社員を病院に派遣する「病院向け薬剤師派遣事業」もされている為、カバーしきれなかった案件も持っているようです。

・営業担当について:担当がコロコロ変わる事もなく、迅速な対応/求人数も多く、キッチリフォローしてくれるイメージです。
住居付きの場合はエリアによっては担当交代があります。



〜ヤクキャリ(エムスリーキャリア株式会社)〜


・概要:SONY系列の企業さんとなります。
コロナ前と比べ利益を落とさず順調なイメージです。ただ医師事業とワクチン接種支援事業もあった為、薬剤師事業だけで見るとファルマスタッフさんと同じく利益を落としているかと思います。

2022年10日月〜12月売上
2019年10月〜12月売上(コロナ前)

・特色:通常派遣/住居付き派遣/ワクチン案件に強いです。

・営業担当について:登録初期担当とフォロー担当が別となり、登録初期担当が出来る方が多いイメージです。
求人数の多さは勿論、登録初期担当の迅速な対応をしていただけるかと思います。
割と担当者が早く決めないとなくなりますよと焦らせてくる印象です。



〜ヤクジョブ(クラシス株式会社)〜


・概要:クラフトさんの子会社となります。
コロナ禍で親会社のクラフトさんの事業再生ADRが記憶に新しいですね。
福岡・札幌の営業所も閉められたりと株式公開をされていないのでわかりにくいですが、利益としてはかなり厳しそうなイメージです。

・特色:通常派遣/住居付き派遣に強いです。
自社さくら薬局の店舗の案件も多く持たれております。
クラシス限定の福利厚生としてK・POINTという制度があり、習い事やホテルの利用を負担してくれる制度があります。(年間最大2万円相当まで)

・営業担当について:担当は長く対応してくれるようです。ただ会社的に厳しい所もあるのか、営業一人が対応してる人数が多いイメージです。
求人数は多く持たれています。



〜株式会社アプロ・ドットコム〜


・概要:派遣薬剤師業界では珍しい独立系の企業だったのですが、2022年にアメリカのIQVIA社に買収されました。
IQVIA社は世界最大のCRO企業となります。
株式公開されていないので利益はわかりませんが、各社と同じくコロナにて利益を減らされているイメージです。

・特色:通常派遣/住居付き派遣/単発派遣に強いです。
今では扱っている企業が少ない単発派遣にも力をいれられております。
IQVIA社のネットワークで求人強化されていると聞いております。

・営業担当について:こちらも営業担当が長くしっかりフォローしてくれるイメージです。
時給も中々調整してくれるようです。
体育会系が多い人材業界の中でも営業の人の良さを聞く会社ですね。



〜株式会社ファル・メイト〜


・概要:アスパークという技術派遣企業のグループ会社となります。
こちらも株式公開されていないので利益はわかりませんが、各社と同じくコロナにて利益を減らされているイメージです。

・特色:通常派遣/住居付き派遣/単発派遣に強いです。
今では扱っている企業が少ない単発派遣にも力をいれられております。
単発の時給設定が高めです。

・営業担当について:時給も中々調整してくれるイメージですが、正直、企業/スタッフからの評価が低いイメージですね、、、。

○ 番外編

〜ゴリ薬/総合メディプロ株式会社〜


・概要:こちらは総合メディカルさんの子会社なのですが、2022年6月に派遣・紹介事業ともに休止される形となりました。
スタッフフォローなどの評判もよかったのに聞いた時にはびっくりしましたね。。。


○知っておくと良い事

①上記5社以外は登録のメリットがあまりない?

個人的に上記の派遣会社以外は派遣事業は弱いと考えております。
わざわざ求人が少なかったり、質の悪い派遣会社に登録をするメリットもないと思いますのでご注意ください。
※商品券キャンペーンなどでとりあえず登録するのはいいかもしれません。

②紹介制度がある。

クラシス/アプロ・ドットコム/ファル・メイトがたまに友人紹介にて商品券キャンペーンや時給アップキャンペーンを行なっている場合があります。

③大手の方が求人を多く持っている。

やはりm3やファルマスタッフが求人が多いイメージがあります。

④大手以外の方が時給が高くなる傾向がある。

知名度がない企業ほど時給を高くしてくれる傾向があります。
一番は各社でアイミツを取ることをオススメします。

⑤単発派遣は全ての会社が取り合っている訳ではない。

単発派遣は以前は多くの企業が取り扱っていましたが、フル派遣と手間が同じという理由から撤退された所が多いです。
上記5社には含まれていませんが、首都圏ではファーマプレミアムも強いです。

⑥結局、企業名より良い営業担当を重視した方がよい。

仲介業は企業名より担当者で今後の仕事が180°変わると考えても過言ではないと思っております。
勿論大手の方が案件を持っているなどあるかもしれませんが、大手が絶対ではないという所も頭の隅に置いておいてください。
友人や知人に紹介してもらうのもすごくオススメです!




以上、派遣会社各社の現状と特色記事でした〜!
かなり編成が進みましたが、これ以上は流石に縮小はされないかと思います。

また現在は派遣薬剤師さんが足りずでバブル期になっております!
どこ派遣会社も薬剤師さんが足りていないので、良い条件が引き出せるタイミングかと思います。

それではまた次回記事にて〜!

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