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常設の煉スキル

概要と仕様


複数シーズンにわたって入手できる煉獄専用スキルを本記事では「常設煉スキル」と定義して紹介する。「煉スキル」自体公式用語ではないのであしからず。
毎月変更される「限定煉スキル」と違い、拾えなくても侵攻への影響が少なかったりましてやバランスブレイカーにもならない程度の効果がほとんど。

しかし、知っておくだけでプレイの選択肢になり得るくらいには強力なので参考にしていただきたい。

主な常設煉スキル


五行思想・煉


恐らく最も採用率が高い常設煉スキル。コウリュウ最大のアイデンティティである万能属性含む魔法型反射状態を味方全員に展開する。
火炎煉獄におけるトランぺッターのアポカリプス対策、氷結煉獄におけるルシファーの明けの明星&メギドラオン対策、呪殺煉獄におけるメタトロンのシナイの神火対策など定期的に役割が回ってくる。
東京煉獄においてコウリュウの株がやけに高いのも上記の万能属性ボスの影響が大きい。
以前までは拾えなくても割となんとかなっていたが、ルシファーとメタトロンに上方修正が入ったことで相対的に需要が増加。
これにより安定攻略する上でほぼ必須級の立ち位置となっている。

なお、コウリュウが所持している五行思想(本家)と違い、このスキルには「スキルレベル最大で消費MP減少」の効果が存在しない。というかそもそもスキルレベル自体が存在しない。
これはコウリュウ実装→五行思想・煉が実装→コウリュウ上方修正(五行思想にスキルレベルが追加)という歴史を辿った結果であり、煉スキルとしての五行思想は上方修正前の状態を維持している。

上方修正の内容が東京煉獄になかなか反映されないのは割とよくあることなので気にしてはいけない。つい最近までアナンタは固有スキルを持っていない悪魔だった話は界隈でも有名である。

ただ、煉スキルの上方修正については元々の持ち主の尊厳を守るためにわざと行っていない可能性も有る。
(五行煉だとMP6必要だがコウリュウならMP5で使用可能になるため、「入手が不安定だが誰にでも継承可能な五行煉」と「通常合体で作成可能で消費MPも節約できる本家五行」で差別化している説)

ヘスペリアの巨竜・煉


こちらも上方修正前の効果なので最大HPが50%増えたりはしない。
敵の回復効果やリディアに連動して色々発動するが、割合ダメージなので火力は皆無。リディアに至ってはキクリヒメが稀に使用してくる程度。

この煉スキルの主な役割としては、即死無効を後付けできることに尽きる。
専ら破魔煉獄におけるアリスの死んでくれる?対策としての採用がメインであり、編成の軸を担う仲魔の即死を防ぐ。
即死した仲魔はセイオウボで即時蘇生させつつセイオウボ自身はヘスペリア煉で即死を無効化。味方を呪殺反射持ちで固めてメタトロンの貫反効果により死んでくれる?を反射しつつメタトロン自身はヘスペリア煉で保護する等、そこそこの応用は効く。

5層に1回のアリス戦に対してどれだけ継承スペースを使うかは編成やプレイ方針と相談したい。仲魔全員に継承した結果総火力が落ちてしまっては本末転倒気味になるので選択肢の一つ程度の認識に留めること。

母なる創造・煉

蘇生&プレス増加の効果を持つ立て直しスキル。現在の東京煉獄は典型的な「やられる前にやれ」環境なので必要になるシチュエーションが少ない。
東京煉獄は聖痕次第で仲魔はほぼ不死身となり、主人公は死亡した瞬間に敗北判定となるため蘇生スキル自体需要が薄い

採用するとしたら序盤の事故防止用かアリスによる即死対策だろうか。

死霊の王・煉

数少ない超優秀な煉スキル。敵ターンを開始する度にラクカジャ&万能属性を含む打撃型攻撃反射状態を味方全員に展開する。
万能属性を含むとは書いてあるものの、東京煉獄では敵から万能打撃が飛んでくることは無いので実質テトラカーン。
ただしMP消費無しで毎ターン自動展開してくれるためテトラカーンやテトラカシフトと比較すると頭一つ抜けた性能である。

この煉スキルを採用する上で、五行思想と絶対に同時採用してはいけないことだけは覚えてもらいたい。
打撃型反射状態と魔法型反射状態は共存できず、後から貼った方しか適用されない仕様のため「ペッター戦で満を持して五行思想したら死霊煉で自動上書きしてしまった」という事故が発生する。
初心者はもちろん200層突破経験のあるベテラン煉獄民でもやらかすのでもはや風物詩と化しているが、下手すれば普通に詰むレベルの重大インシデントでもあるので火炎・氷結・呪殺煉獄(特に火炎)の際にはこの記事を思い出して欲しい。

十六の災難・煉

普通に優秀な状態異常スキル。敵全員に全種類の異常をばら撒く
ただし、東京煉獄の敵には虚弱無効が継承されているため連発しても確実性はやや低め。
一応60層まではそこそこの付与率を維持しているが、割合ダメージも期待できる最序盤の方が有用に思える。

初心者救済スキルとしては誤魔化し性能も高くそこそこ評価されているが、煉スキルの仕様上どうしても入手性が悪い。
拾える頃には「普通に殴った方が早くて安全な編成」が完成していることも少なくないため、正直不遇なポジションでもある。

ハラーハラ・煉

属性魔法の煉スキル。後述のテンペスト煉、轟雷煉、魂の審判煉、ヘルズトリウィア煉と共に特攻属性ではないシーズンでも普通に入手できる。火炎と物理属性の煉スキルは現在実装されていない。
正直ただのハズレ枠であり、ワクワクしながらレア継承マスを踏んだプレイヤーにストレスを与えることが主な役割。

さらにハラーハラ煉は例によって上方修正前の性能である。本家のハラーハラよりも威力が低く連動効果も発動しない点に注意。
採用するとしたら毒付与狙いのファフニール軸編成だが、氷結煉獄以外でハラーハラ煉を採用する場合は準氷結貫通もほぼ必須となる。

テンペスト・煉

残念スキル筆頭。本家テンペストすら上方修正されていないためバアル実装当初とほぼ変わらない味を提供する。
威力130の全体攻撃でスキルレベル最大なら消費MP7。これだけ見るとマハザンダインよりは強いが、ニャルラトホテプの「異界からの衝撃」は威力35×4(合計140)で消費MP6である。スキルレベル最大なら消費5なので完全敗北と言っていい。

一応「異界からの衝撃」と違い衝撃貫通を内蔵しているためシーズンを通しての汎用性はある程度持っているが、衝撃煉獄以外で撃ちたいシチュエーションは無い。
肝心の衝撃煉獄でも燃費の悪さが足を引っ張っており、雑魚戦&ボス戦兼用かつ連発可能なツイスターに枠を取られることも多い。

轟雷・煉

電撃煉獄はバランスブレイカーな限定煉スキルが実装されがちなため、むしろ電撃煉獄での影が薄いという残念スキル。
他シーズンで「ちょっと付与率の高いシバブオン」として採用するかどうかレベル。十六の災難煉があるならそっちで良い。

魂の審判・煉

破魔煉獄以外のシーズンでは相変わらずのハズレ枠だが、破魔煉獄ではまだまだ需要がある珍しい常設煉スキル。
と言うのも破魔煉獄に実装される限定煉スキルはやけに火力が低かったり煉獄の仕様と噛み合いにくいクセの強い効果が多く、攻撃範囲と燃費がそこそこ良いこの煉スキルの方が使い勝手が良いことがある。

あとスキルエフェクトが魔法少女感があって大変よろしい
審判煉モー☆ショボーは一見の価値有り

ヘルズトリウィア・煉

審判煉と同じく呪殺煉獄ではちゃんと需要がある。単体攻撃+連動全体攻撃のスキル範囲は最新の悪魔でも採用されるほど優秀。
最近の呪殺煉獄の限定煉スキルは打撃型が多い傾向であり、安定性重視の魔法型編成で攻略する際は未だに検討され続けている。

各属性エンハンス・煉

通常のエンハンス(最大25%増加)と違い、火力補正最大50%のヤベー奴。煉獄以外で実装されたら間違いなくぶっ壊れ。
しかし東京煉獄内ではそうでもなく、深層では他のスキルより優先度が低い始末。
100層付近までは通用するので繋ぎ採用がメイン。

廃止された常設煉スキル

一応書いとく。記憶を頼りに過去実装された煉スキルを評価。
復刻される可能性はほぼゼロなので紹介漏れがあっても責任は負いかねます。思い出話程度に…

ハンノキの王・煉

強すぎて出禁。重複発動するのがヤバい。
本家ハンノキの王とも共存するので最大4ハンノキの回復爆盛りができる。
見かけ次第植林するだけで60層余裕だったので運営に伐採された悲しき煉スキル。今復刻すると上方修正済の効果になってしまい余計ぶっ壊れるので今後も出禁だと思われる。

孔雀明王・煉

同じく強すぎて出禁。誰かに1個持たせるだけで味方全員の状態異常を毎ターン解除する。
事故ガチャでマハーマユリを狙わずとも孔雀煉拾えばオッケーみたいな環境が完成し、プレイヤー間の煉スキル格差が広がった。
せっかく状態異常で嫌がらせしようと思ってたのに煉スキル1個でアッサリ解決されたのが運営のお気に召さなかったらしく出禁扱いとなった。
現環境では事故悪魔の追加や上方修正により特定の状態異常を無効化する悪魔が増えているため、今復刻されても実は必須級という程ではない。マユリも元から必須級ではなかったが

ソウルバランス・煉

弱すぎて出禁(もしかしたら筆者が無意識下で存在の認識を拒否しているだけで実際はまだ現役かもしれない)
敵の回復効果に連動して割合ダメージを与えるのが主な効果らしいが、発動条件が受動的。さらに割合ダメージも天井が設定されているため一定層以降は雀の涙。
低頻度低火力の業を背負っているこの煉スキルが活躍できるとすれば序盤のアナンタ、アシェラト戦程度である。

地獄の王・煉

かつて最強格だった常設煉スキル。ざっくり説明すると威圧の構えを後天的に持たせることができる唯一の煉スキル。
編成内の仲魔2体に継承するだけでお手軽2威圧安定パの完成である。
煉獄黎明期は威圧持ちキャラが少なく(今も少ないが)、マサカド兵装も存在しない環境だったためパレスですら選択肢に挙がるほどだった。
そんな環境を憂慮した運営がお試し感覚で実装してしまったのがこの煉スキルである。
今考えたら必須級の大物だが、当時はプレイヤー側も手探りだったためあまり話題にならなかったのが救い。
いくら煉獄とはいえ威圧ばら撒きはやりすぎだと判断されたのか一瞬で出禁。死霊の王煉だけが取り残されて今も界隈に重宝されている。

まとめ(まとめるとは言ってない)


エンハンス(最大25%補正)→エンハンス煉(最大50%補正)のように既存の汎用スキルを強化して煉スキル化するアイディアは個人的に好みなのでもっと欲しい。
深層でも先制を狙えるスピードスター・煉や状態異常がほぼ必中になる狂い咲き・煉などが実装されれば戦略の幅が広がりそうなものだが…

全てはエグゼクティブプロデューサー(仮)のやる気次第である


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