薬剤師が教育系のジャンルでTikTokを伸ばすコツ

お疲れ様です、ヤクヤクです。

ありがたいことに、TikTokのフォロワーさんの数が8万人を突破しました。

8万人突破のきっかけとなった動画は僕がTikTokを初めてから最もアルゴリズムのことを考えて出した動画でした。
https://vt.tiktok.com/ZSeqjuMkS/

この動画を出す前のフォロワー数は6.8万人くらいだったのですが、この動画で一気に4〜5時間で1万人以上のフォロワー増につながりました。

かなり慎重に台本を考えバズを狙って出したこの動画が狙い通り(というより狙い以上に)伸びたことから、おそらく僕の考えていた「TikTokを伸ばすコツ」は正しかったんだなーと感じてます。

まあアルゴリズム自体は誰にも公開されてないので真相は分かりませんが、自分なりに再現性の高いTikTokの伸ばし方が整理できてきたのでここでシェアします。

TikTokは今後アツいプラットフォームだと思います。

特にYouTubeやブログと異なる点は一瞬の爆発力です。

伸びない時は全然伸びないですが、コツを掴めばフォロワー0の状態からでも数日で普通に万垢を目指せるので、例えばブログやYouTube、その他ネットを通じて集客をしたい際に強力な拡散ツールとして使えると思います。

とはいえ上手く運用しないと全然うんともすんとも言わないアルゴリズムでもあるので、TikTokの拡散力を利用してブログやYouTubeとの相乗効果を狙うにはTikTokに特化したノウハウが必要になると思います。

そこでこのnoteでは僕が2021年3月から現在2022年1月までの約10か月間、TikTokのフォロワー数8万人、再生回数はMAX130万回の動画を出せた経緯を振り返って考察し、思うことを包み隠さず公開していきたいと思います。

企業秘密みたいなのは無しでマジで包み隠さず本音で書きます(笑)

TikTokは媒体の性質上、同ジャンルが伸びているほど自分の動画もオススメされやすいというメリットがあります。

僕はTikTokが今後アツいと思っているので、TikTok上での薬剤師のフィールドを大きくしたいです。

ほとんど無料で読めます。無料ゾーンだけでも下手なTikTokコンサルぐらいなら必要無くなるレベルだと思います。

本質的なところは全て無料で公開していて有料部分は単なるテクニック集です。

無料部分で満足してもらえれば有料部分も課金してもらえると喜びます。

ではいきます!

【目次】
0.動画を出す前に
1.動画ネタの選び方
2.動画を作るコツ(編集系)
3.動画を作るコツ(台本系)
4.TikTokを伸ばす上でのNG行動
5.ツッコミどころを用意する
6.動画の最後にコメントを呼びかける
7.コメントへの返信
8.ハッシュタグの使い方
9.メンションの使い方
10.フォロワー少ないうちにやっといた方がいい小技

0.動画を出す前に


まずはプロフィールを作り込む

①アイコン
迷ったら白背景に自分の写真でいいです。
顔ドアップよりも上半身全体がうつるぐらい。

②自分は何者か?
・何についての動画を出しているか?
・フォローするとどんないいことがあるか?

基本的にはこの2点が見やすくまとまっていればOKです。

あと、最初のうちは特にシャドウバンや普通のBANのリスクが大きいです。

たぶん薬剤師という性質上「薬」って言葉が入るのでAIが違法薬物などの犯罪関連と認識しやすいのかもしれません。

僕も初期に何度も凍結くらいました。
(その都度異議申し立てを繰り返したら大丈夫でしたが、凍結解除まで毎回2日ぐらいかかるのでめんどくさいです)

というわけで最初のうちはセンシティブなネタや際どい内容は避けた方がいいと思います。
(性関連のネタ、違法薬物や犯罪関連の話など)

再生数が安定して3000とか超えるようになってきたら多分この辺りの心配は無くなります。(この3000という数字に根拠はないです。)

ではこれらを踏まえて次に動画ネタの選び方に移ります。

1.動画ネタの選び方

動画で話すテーマは自分で決めるよりはユーザーのニーズに合わせた方がいいです

このユーザーのニーズを知るにはリサーチが不可欠です。

具体的なリサーチ方法は以下の通りです。

リサーチする対象は
①同ジャンルの伸びてない人
②同ジャンルの伸びてる人 の2つです。


①伸びてない人のリサーチ方法
(フォロワー数・再生数が少ない人)

まず「薬剤師」などのキーワードでTikTokを検索して同ジャンルのアカウントを探します。ここでフォロワー数100〜1000人ぐらいのアカウントを見つけてください。

フォロワー数が少ないアカウントの動画の中でなぜかこれだけは異様に伸びてる、という動画を探します。

フォロワーが少ないのに伸びているということは、伸びた理由はその動画が良かったからというよりも、その動画のテーマにニーズがあったからと考えられます。

つまり同じテーマで動画を出せば自分も伸びる可能性が高いということです。

ただし丸パクリだとユーザーに飽きられるので、あくまで同じテーマを扱いつつも自分の付加価値は必ずつけた方がいいです。

②伸びてる人のリサーチ方法
次に同ジャンルで伸びてる人を探します。

自分で言うのもあれですが、薬剤師TikTokerの場合は現時点で

・薬剤師のアタマの中さん(15.5万人)
・薬剤師ヤクヤクのお薬Q&A(8.7万人)
・薬に頼りすぎない薬剤師さん(3.4万人)
がフォロワー数でいくとトップ3になります。

フォロワーの多い人はそこまでテーマが良くなくてもそこそこ伸びるので動画そのものはテーマ選びの参考になりにくいです。

また、人気アカウントからニーズを探る場合はYouTubeの人気チャンネルからも同じようにリサーチしてTikTokに当てはめることもできます。
(ただしYouTubeとTikTokでユーザー層が微妙に違うのでYouTubeからのリサーチだとニーズが全然違う場合も結構あります)

YouTuberだと
・なかあき大学薬学部さん
・薬剤師まるやまのお薬チャンネルさん
・薬剤師ぴよさん
・薬剤師の健康雑学-コンプラスチャンネルさん

このあたりの先生方が登録者も多くコメントも多いです。

この「コメントが多いアカウント」というのがリサーチにおいて非常に重要になってきます。


フォロワー多い人のリサーチ方法としては
「動画のコメント欄」を見ます。

ここで同じような質問が何回も来てるものを探してください。

視聴者からコメントでリクエストが複数回あるものはニーズが高いです。

このニーズのすごいところが、既にそのニーズを満たす動画が出ていてもなおニーズがなくならないことです。

既にその質問に関してはもう動画を出してるのにリスナーは気づかず質問をしている、ということはあるあるです

同じような質問やリクエストが何度もコメントされるネタというのは、他の人と被っていても関係なく伸びるということです。

つまりそこにはニーズがあります。

また、伸びてる人の動画を見て自分が疑問や不満を感じたことがあればメモっておきましょう。

それは「その伸びてる人の動画では解決できない悩み」かつ「他の人はその問題点に気づいていない」というテーマなので、これを動画にするとたとえ伸びなくても自分の付加価値になります

2.動画を作るコツ(編集系)

①動画はテンポ感が最重要

TikTokはぶっちゃけ民度が低いです。
動画コンテンツは内容の良さよりもノリとか雰囲気で成り立っています

なのでとにかくテンポとノリが大切です。

具体的には
ジェットカット
(まじでYouTubeよりもシビアに!息継ぎまでスキマなくカットする)
アップテンポのBGM(YouTubeよりも少し音量大きくていい)
・分かりやすさを多少犠牲にしてもいいので短い時間でたくさんの情報を詰め込む
(ついていけなかったら2周目見てもらえる)

②音量が小さいと離脱されやすい

・声は大きめに話す
・それを編集でも200%ぐらいまで大きくする
・これをさらにTikTokでの投稿画面でも音量をMAXにする(※重要)

3つ目を忘れると元の動画の音量が大きくても音量小さくなったり音割れしたりします。

動画投稿画面で出てくる下記のパラメータをいじって音量をMAXにしておくのをオススメします。

③字幕を入れる
TikTokには自動文字起こし機能があります。

通常の動画編集ではフルテロップは地獄の作業量ですがTikTokに関してはこの機能があるので比較的ラクにフルテロップにできます。

ポイントは雑でもいいのでフルテロップにすることです。改行のタイミングが変とか漢字の変換がおかしいとかは気になるなら編集してもいいですが、ツッコミどころとして残しておくのもありです。(ツッコミどころを残すメリットについては後述します)

このあたりが編集上のテクニックになります。

3.動画を作るコツ(台本系)

僕はあまり細かく台本は作らないで編集でごまかすタイプですが、動画の構成はすごく大切です。

特に「最初の数秒で動画の後半を意識させる」というのが重要です。

YouTubeやっていた人は分かりやすいと思いますが、

YouTube動画だと
・インプレッションのクリック率
(オススメに出てきたサムネイルを何%の人がクリックするか)
・視聴者維持率
(動画をどれぐらい長時間見てもらえてるか)
の2つが重要な指標になると思いますが、これは基本的にTikTokでも同じです。

ただTikTokにはサムネイルが無いので、サムネイルの代わりになるのが動画の最初の1〜2秒です。

つまり「オススメに出てきた時に最初の1〜2秒をスクロールせずに見てもらえる割合」がYouTubeでの「インプレッション(ほぼサムネイル)のクリック率」にあたり最重要となります。

視聴者維持率に関してはYouTubeとほぼ同じですが、TikTokに特有の現象としては「いかに2周目以上を見てもらうか?」が重要になる点です。

厳密には「フル視聴率」という指標なんですが、YouTubeと違ってTikTokは動画を見終わったら最初に戻って2周目が再生されます

YouTubeの場合は関連動画にいくのでここが大きな違いですね。

この2周目にいかせた割合が動画の評価に繋がるので、YouTubeのように「この動画が気に入ったらチャンネル登録、高評価をお願いします」みたいなエンディングはない方がいいです。

理由は「あ、この辺で動画終わるんだな」と思わせると2周目を見せられないからです。

むしろキリの悪いところでブツっと終わって2周目に行かせた方がフル視聴率は上がります。

極端な例では「モテない人の特徴5選」とかのタイトルで釣って4つしか話さず終わるみたいな手法を使う人もいます。5つ目があると思って待ってるので騙されて2周目に行ってしまう感じです。

もっとテクニカルな人だと動画の最後の言葉と最初の言葉が繋がるように作って、2周目に入ったことに気づかせないように作ってる人もいます。

例えば
動画の最初に「モテない男の特徴5選!」と言って
動画の最後は「だからあなたはモテないんです。そこで…」とかでで終わると

「だからあなたはモテないんです。そこで…モテない男の特徴5選!」

みたいに動画の終わりと2周目の最初が文章として繋がってしまうので2周目に入ったことに気づきにくいです。

ただこれは目先の再生数は上がりますがユーザーにめちゃくちゃ嫌われるのでやめた方がいいです。

また「最初にハードル上げる」のも有効です。


例)今回はバファリンについてすべて動画1本にまとめました

例)これは知らなくて損してる人が多いですが花粉症は診察受けるより今から言う3つのポイントを押さえて市販薬を選んだ方がコスパいいです など。

「この動画を見ないと損する」と思わせてハードルを上げるとフル視聴率が上がります。

「動画後半のネタバレを言う」という手法もあります。

(そのネタバレを知らないと損する感じで)

例えば
「今回紹介する4つの中に1つだけヤバい薬があります」など

「途中めちゃくちゃオモロい言い間違いしますw」みたいなテロップを最初の3秒ぐらい点滅させる、とかもありですが、これはたまにやるくらいにしといた方がいいです。やりすぎるとたぶん嫌われます(笑)

「100日後に死ぬワニ」の戦法も使えて、例えば「1分後にロキソニンが選べるようになる動画」みたいなテロップをオープニングで出すのもいいです。

TikTokは動画の最初1〜2秒で引きつけられれば喋り以外の方法でもいいので、オープニングでパワーワードを話せないタイプのテーマならテロップで引き付けるのもありです。



また、最初に「結論は○○です」と結論から話すのはすごくいいですが、その結論だけでは意味が分からないようにした方がいいです。

意味が分かってしまうと満足して離脱してしまうからです。具体例は下記とかです。

例)ロキソニンは効きますか?

結論:
実はロキソニンの成分そのものに効果はありません

理由:
プロドラッグだからです

詳細:
プロドラッグとは何なのか?解説します…

…みたいな流れです。

嘘はついてないけどそれだけだと意味が分からない結論を先に言うと最後まで見てもらえるので伸びやすいです。

他によくあるテクニックで
例えば「○○な人がダメな3つの理由」とかで「3つ目が特に重要です」とか言うのもありです。

ただこれは皆がやりすぎて飽きられてきてるので、ここまで露骨すると嫌われるかもしれません。

少し工夫は必要ですが、さりげなく後半を意識させるのがいいです。

4.TikTokを伸ばす上でのNG行動

「動画内で満足できないもの」を作るのはNGです。

必ず動画を見終わった時に満足できるようにすることがすごく重要になります。

例えばランキング形式で「○○トップ5」とかタイトルで言って2位までを動画で話し、「1位はコメント欄へ」とコメントへ誘導するのが伸びた時期がありました。

これはアルゴリズム上はフル視聴率が上がるのでいいですが、やはり視聴者を騙してる形になるので嫌われます。

しかも同じ手法をみんながやりすきて今は飽きられてきてるので、もう今はやらない方がいいです。

ただ、この手法がアルゴリズム上で有利だった理由は知っておいた方がいいです。

この「一位はコメント欄」が流行った理由は

TikTokの
コメント欄を見ている間も動画は再生され続ける
フォローしないと動画主の書いたコメントが1番上に来ない

という仕様からきています。

つまり「一位はコメント欄!」と言われた視聴者が動画主をフォローせずにコメントを探せば時間かかるので動画の再生時間が取れるし、
フォローすれば動画主はフォロワー増えるからどっちでも美味しい、という仕組みです。

こんな理由からコメント欄を見ないと肝心なことが分からない構成の動画は一時的には伸びるがユーザーの不満を買うので長期的にはファンがつきにくいです。

同様の理由から「続きはYouTubeへ」「詳細はブログへ」とかもTikTokでは嫌われます。

TikTokユーザーには「とにかくTikTokのオススメ欄だけをスクロールしていたい」という心理があることを念頭に置いておきましょう。

また、TikTokのアルゴリズムは
・動画を一定時間以上見てくれた人
・フォロー・いいね・コメントなどアクションを起こした人
などを次の「優先ユーザー」として、新しい動画が出た時などにオススメに出す対象にするようになってます。

YouTubeやブログへの誘導ばかりしていると、次にその視聴者さんのスマホのオススメに出てきた時に

「どうせこの人はYouTubeみないと最後まで教えてくれないんでしょ…」

と思われて、せっかくオススメに出ても数秒でスクロールされてしまい、優先ユーザーじゃなくなるので次はその人のオススメには出てこなくなります。

人間の心理的に1度「どうせこの人は…」と思われてから信頼を取り戻すのは難しいので、上記のNG行動はしないのが無難です。

やるとしても一定数のファンを失う覚悟でそれよりも目先の再生数を増やす方にメリットがある場合のみにしたほうがいいです。


つまるところ次も見たいと思ってもらうのがすごく大切ということです。

次からは応用編です。難易度やや高めですが動画を伸ばすテクニックとして知っておいて損はないです。

ここからは本質ではなくテクニック論になるので有料ゾーンにします。

大切なことは無料部分にほぼ全て詰め込んだのでこれだけでもTikTok運用はかなり上手くできると思いますが、より具体的で生々しい運用方法が知りたい方は続きを購入してもらえると嬉しいです。

返金リクエストOKにしてるので、読んでみて値段相応の価値が無いと感じたら返金してもらって全然OKです。

※ただしnoteの仕様上返金リクエストは24時間以内しかダメらしいのでそこは気をつけてください。

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