人間の寿命は古代よりも遥か長寿になりました。それに比して歯の寿命は元々は何年くらいなのですか?長寿になってゆえに歯の病気が避けられなくなったのですか?


貴重な蛋白質が多いけれど固い大豆を誰でもが消化よく食べられる豆腐の発明は、東アジアに栄養と多彩な料理法をもたらしました。

しかし、原始古代古代におけるパンの発明はそれをも凌ぐ革新的な大発明でした。麦からの炭水化物の効率的摂取に適し、また粒食より美味でした。当然のことですが、古代エジプトのファラオもまたパンを食したのです。

ところが当時の製粉法は砂を用い、このためどうしても製品に砂が混じりファラオといえども、老齢に至れば歯を摩耗させ、その多くは虫歯で亡くなりました。但し若くして亡くなったツーターカーメンはその例外です。

小麦の製粉法は其の後、各段の進歩を遂げました。その過程で動力源として水車が用いられ、それは黎明期産業革命の動力源ともなりました。また、このとき粉体爆発回避の技術も確立しましたが、その前には痛ましい事故が多発したようです。

現代人の寿命はファラオのそれをはるかに凌ぎ、食するものに砂粒は混じっていませんが日夜砂糖を摂取する悪習を止めることができずやはり虫歯に悩むこととなりました。

しかし、歯科医師達は自らの利益に反するも歯磨き励行を唱え、また歯ブラシ業界は幅広歯ブラシを発明してこれに答え、朝夕に丁寧に歯磨きを行えばほぼ虫歯皆無となりうる異なったのですが、例えば私は未だ虫歯を有し、歯科に通う身です。

ところが最近の歯科では、金さん銀さんにならずとも入れ歯を使うこともなく、ほぼ、ええ某蒲鉾メーカーのいふほぼ程度にはほぼ実の歯に近いものを「ほぼ」セラミックにちかいもので、かつそれをお値段以上?の品質と価格で実現されているようです。

ほぼカマボコを美味しくいただく身にはそれで充分であります。

正しく歯科に通えば、歯周病を防げ、医科に通わずとよい体となって老化を防ぐこととなりますが、しかし、幅広歯ブラシで朝晩「丁重」に磨けば、その歯科にすら通わずともすむと歯科の先生が仰っておられました。それでは少し困りませんかと問うとこう答えられました。

ひとを健康にする者は自分たちの仕事を少なくしていくがことが自分たちの仕事である。

およそ職業人たるものは、かくありたいと深い感銘を受けました。

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