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遺跡の家に犬のモザイクがあった

ポンペイ遺跡の家の床に犬のモザイクがあった。
そして、実際に遺跡のあちこちを本物の犬たちが歩いていた。
このあとも、南イタリアではよく犬を見かけた。
観光地の犬たちは、しばしば本当に観光客を案内した。
おのぼりさんの行き先など、お見通しのようだった。
かなたには、雨上がりの陽を浴びてべビスオ山がそびえていた。
あの山の灰がポンペイに降り注いでからまだ二千年が経過していないのだ。

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