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薬剤師国家試験 薬理 抗菌薬

抗菌薬の作用部位は大きく分けて3種類あります。
1.細胞壁合成阻害
2.タンパク質合成阻害
3.DNA合成阻害

国家試験では基本骨格や代表的な薬剤の作用機序、適切な抗菌薬の使用など幅広く出題されます。

細胞壁合成阻害薬であるβラクタム系は5種類に分類される。
βラクタム系・・・ペニシリン系、セフェム系、カルバペネム系、ペネム系、モノバクタム系

それぞれに特徴があるが、作用機序は同一であるが、それぞれに特徴があるを持ちます。

≪作用機序≫

細菌細胞壁はペプチドグリカンが主要構成成分であり、

そのペプチドグリカンはN-アセチルムラミン酸とN-アセチルグルコサミン単位から構成されている。

ペプチドグリカン合成経路で、トランスペプチダーゼによりN-アセチルムラミン酸に結合されたD-アラニン同士をペンタペプチド間で架橋を形成し網目状構造を形成する。

βラクタム系の細胞壁合成酵素阻害薬はペプチドグリカンの生合成に関与するトランスペプチダーゼ (PBP:ペプチド結合タンパク質と結合)の活性を阻害し、細胞壁合成を阻害する。

➀ペニシリン系

②セフェム系

セファがつけば第一世代であることを見抜ければOK

世代ごとにそれぞれ特徴があり、抗菌力の強さやセファロスポリナーゼへの抵抗性について国家試験でよく問われます。

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