『手のひら』で対談

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本の雑誌社から刊行される『手のひら』という本に、吉川浩満くんとの対談が掲載されます。

「「読みたい」を叶える――春の読書ガイド」と題して、自分たちが高校生のとき、どんな読書をしたか、本をどんなふうに読んでいるかといった話をしております。

本の読み方にご関心のある向きは覗いていただければ幸いです。

吉川くんとは大学生時代からのつきあいで、かれこれ30年近くなるでしょうか。卒業後に、一緒に「哲学の劇場」というウェブサイトをつくったり、休みの日に読書会をしたり、途中からは共著で本を書いたりしていまに至ります。

そうそう、完全に宣伝なのですが、つい先日、吉川くんとの共著『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。――古代ローマの大賢人の教え』(筑摩書房)という本を刊行しました。以前、「ウェブちくま」で連載していた「人生がときめく知の技法」を改稿して本にしたものです。

私たちがこれまで私淑してきたエピクテトスという哲学者の教えについて、そのエッセンスを対話で解説したものです。その教えは、権内と権外を適切に区別せよ、とまとめることができます。これは理解して実践すると、たしかに悩みを減らしたり軽くしたりできるもので、私たちも長年お世話になってきています。

書店で見かけたら、ちょっと中を覗いてもらえたら幸いです。

ところで、『手のひら』には、もう一つ「世界の文芸誌から」という文章を書きました。これは、近々「WEB本の雑誌」で連載する予定の「世界の文芸誌から」のプロローグです。

そもそも文芸誌ってなんだ、という話から、日本で最初期の文芸誌のことなどを書いています。

以上はお知らせでした。

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