2020年の展望

*2020.01.02 PM15:40加筆しました。

今年2020年は、昨年実現できなかった仕事を形にしたいと考えています。
(書名はすべて仮題です)

1. 『日本語文法小史』(書き下ろし)
2. 『科学の文体』(書き下ろし)
3. 『記憶のデザイン』(書き下ろし)
4. 『マルジナリアでつかまえて』(連載の単行本化)
5. 『人生がときめく知の技法』(吉川浩満くんとの共著)
6. 『人文的、あまりに人文的』(吉川くんとの共著)
7. ローゼンバーグ&グラフトン『時間のカルトグラフィ』(吉川くんとの共訳)

このうち、4は『本の雑誌』の連載をもとにするもので材料は揃っている。5は「Webちくま」の連載をもとに加筆したもので、目下は初校ゲラの確認中。6は「ゲンロンβ」に連載したものをまとめるもので、これもまた材料は揃っている。7は一通り訳し終えて、現在は訳文の推敲中。

こんなふうに考えると、できる気がしてくる。連載という仕組みは偉大だ。

1、2、3は、それぞれ準備をしてきたものを、いかにしてそれぞれのテーマと対象読者にふさわしい書き方をするかが課題で、文体を模索しながら取り組んでいるところ。いずれも年来のテーマであり、今後とも付き合うことになりそう。

この他、昨年以前からお約束しているものが複数あり(お待たせしております)。さらに2019年中に新たな企画が5、6冊分増えて、執筆・翻訳予定リストはなかなか減らないのでした(ありがたいことです)。これらも順次、準備を進めて形にしていくつもり。

連載は、「季評文態百版」(『文藝』連載)と「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』連載)に加えて、あと二つほど始まる予定。

吉川くんとはYouTubeで動画配信をしようとか、文学フリマに出店しようとか話しあったりもしているところ。

最大の問題は、時間の使い方なのだ。

というわけで、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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