まずは自分を疑う

パソコン用にウェブカメラを買った。

logicool社のC920nという機種を選んでみた。

手元に届いたので、さっそくPCに接続してみる。昔とちがって、USBケーブルをPCにつなげばあとは勝手にセッティングしてくれるのは、本当に楽ちんだ。

かつてはどうしていたかというと、ハードを接続するだけではダメで、そのハードを制御するためのドライバというソフトを、パソコンにインストールして、そのドライバが有効になるよう、設定用のファイルを自分で書き換えていた。

しかも、この作業でいつでもすんなり動くとは限らず、うまく行かないときはあれこれ試したりする必要もある。いまは、つなげばあとは勝手にやってくれるのでラク……

と思っていたら、どうもカメラが動かない。

調べてみると、パソコン側はカメラを認識している。附属のソフトを起動してみると、カメラが他のソフトによって使われていて機能できない云々という意味のメッセージが表示される。よく見るとカメラに備わったマイクは動いているようだ。初期不良かな……メンドウだなあ。

交換してもらうにしても、一応できることは一通りやってからにしよう。というので、OSを最新状態にしたり、ドライバを更新したり、接続しなおしたり、接続するポートを変えてみたり、他のPCにつないでみたりした。しかしカメラは動かない。

そんななか、PCを再起動した直後、一瞬だけカメラが起動中であることを示すランプが点灯した。

お、なんだか分からないけど、直ったかな。

と希望が湧いたところで、カメラは再びもとの動かない状態に戻った。

一瞬なりとも動いたということは、故障ではないかも。と新たな希望が湧いてきて、しかしあとはなにをチェックすれば、故障かどうかを見分けられるだろう……と考えることしばし。

ひょっとして、と思ってOSのセキュリティの設定を見直すと、あったあった。ウェブカメラの機能をオフにする項目があって、私はたしかにこれを「用はないからオフにしとこ」ってんで、随分前にオフにしてあったのだった。

これを改めてオンにしてみると……

映るようになったのでありました。よかったよかった。

もう少しで間の抜けた交換依頼を送るところだった……(あぶない)

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