初雪とオオワシと
八雲も先日初雪が降りました。
子供の頃から変わらず、初雪の日は心が踊って、特別な高揚感、嬉しさに包まれます。
とうとうなのか、いよいよなのか、この季節がやってきました。
訪れたそんな強い寒気に乗って来たのでしょう。そろそろかな、そろそろかなと思って気にかけていた今日、畑の上にオオワシが飛翔してくれました。今年も挨拶に来てくれてたんだって嬉しくて嬉しくて、美しい姿を眺めてました。
今期初の八雲への飛来の確認です。オオワシやオジロワシは遥か彼方のロシアから越冬のために八雲まで毎年訪れます。近隣の川を見てもエサの鮭が全然いないのですごく心配していましたが、今年も無事に海を越え、やって来てくれました。
そんな喜びと安堵とは別に、毎年この頃オオワシの飛翔を畑から確認していますが、年々数が少なくなってきていることに悲しさも同時に感じています。。
失われてゆく
自然の姿を眺めています。
あたり前だった景色はもう
あたり前では無くなったことに
どれほどの人が気にかけているのでしょうか。
環境の悪化によって数が減少し続けている、ここ八雲へ飛来するオオワシ、オジロワシ。もし巨大風力発電の建設が行われたら、これ以上の環境改悪が行われたら、決定的な打撃になることは目にも明らかです。国の天然記念物を何だと思っているのでしょうか。。
数がすごい勢いで減少し続けているんですよ!!
昨日の北海道新聞で、
関西電力が「古平・仁木・余市ウィンドファーム」の計画の大幅縮小を検討していると報道がありました。最大64基となっていた計画から20基程度に。建設中止では無いので予断を許さない状況ですが、自然度が高い高山植生への配慮が一定程度示された形になります。今回計画から外された仁木町南部から共和町にまたがるエリアは、別事業として計画を再提出するとありますので、「ん!?」このやり方は、、、と不審に思っていますが、今回の計画の縮小には地域住民の反対運動の力が働いたと信じたいところです。
関電が計画をしていた伊達・千歳の風力発電計画は地元の反対により7月に中止撤退しています。
双日が計画していた「北海道小樽余市風力発電所」が建設中止となったことは記憶にも新しいところ。
巨大風車63基の計画がある渡島半島はこれからどうなるのでしょうか。
地域住民の声は、巨大な建設によって自然破壊をしようとする人々に届くのか、
違いは住民意識の差かもしれません。
今日畑に訪れた、
「kapatcir kamuy カパッチリカムイ(ワシの神)」
オオワシの美しい姿を見て、
素直に守りたい!ってあらためて思いました。それはそんなにも価値のない思いでしょうか。
もうこれ以上無駄な建設は要らない。
私たちには守りたい自然の姿があります。
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