【イベントレポ】現役6年生に聞く 薬剤師国家試験の勉強方法とコツ
こんにちは!ヤクミラボ運営の北川です🐶
3月24日に開催したイベント【現役6年生に聞く 薬剤師国家試験の勉強方法とコツ】のレポートをお届けします💁♀️
この日はなんと、国家試験の合格発表日!!
しっかりと合格を掴み取った3人の6年生に、勉強法・課外活動との両立・モチベーションの保ち方・国試当日のことを話してもらいました。
登壇者紹介
■吉村悠平さん
次年度からDgS薬剤師(予定) オンラインで知り合った医療者を通じて、薬学生・薬剤師にとって医療政策を学ぶ必要性を実感。薬剤師×医療政策をキーワードに相互に学べる場所を模索中。
■Kieさん
国公立大学6年
春から調剤薬局の薬剤師。学生時代は3年間、弓道部に明け暮れる。
自身の病気の経験から、苦しむ学生のために何かできることはないか思案中。
■Seriさん
大学2〜5年生の間、日本薬学生連盟にて海外の薬学生と日本の薬学生がつながり、それぞれの医療について知り、考えるイベントを企画・運営してました。英語を話せれば世界中の人と話せるので、常に英語勉強中です!
1年間の勉強スケジュール
まず6年生の1年間のスケジュールを聞いてみました。
6年生は国試の勉強以外にも就活、卒業研究、卒試などがたくさんあるので計画的に勉強を進める必要があります。
3人とも早めに就活を終え、コツコツと勉強を始めていたそう。
卒業研究が終わるのが遅い大学では、研究と両立する必要もあるので早め早めに勉強に取り掛かるのが重要です。
CBTを終えたあと、実習中からちょっとずつ問題集を解いたり復習をしたり、それぞれ工夫していたそうです。
勉強しない期間が続くと知識を忘れてしまうので、少しずつでも取り組んでいくと良さそうです◎
具体的な勉強方法
勉強方法は人それぞれ。自分に合う方法を見つけることが大切です😌
悠平さんは、まずは基礎知識を身につけるため青本を読み込むところから始めたと言います。
また生物、化学、物理など、基礎であり重たい科目から順番に取り組みました。
Kieさんは、前期は授業が合ったためそれを中心に、朝や帰宅後の時間を使って勉強していたそう。
かわいい付箋を使ったり、事前に決めた勉強の予定を終えたら遊ぶなど、メリハリをつけて取り組んでいました。
Seriさんは、領域別問題集を過去問をGETして、実習中から少しずつ取り組んでいました。
5年生のうちの勉強では苦手科目を中心に、得意科目である化学も取り入れてモチベーションも維持しながら進めていたそう。好きな科目も取り入れるのは、モチベーションの調整にもぴったりですね🍃
また、捨てた科目や分野はなかったそうですが、正答率が40%以下の問題には無理に取り組まず、捨てていたそうです。
予備校の短期講座や直前講習などもあるので、うまく活用しましょう✨
国試以外との両立
大学によって卒業研究の時期が違ったり、就活の時期や比重が異なるためうまく両立する必要があります。
やはり大事なのは早め早めに勉強を始めることと計画性を持って取り組むこと。毎日TODOリストを作って、優先順位を決めてやっていくという意見もありました。
自分のやりたいことにも時間を使うために、翌日や別の日で取り返せるように調整していったといいます。
メンタルの保ち方
ずっと勉強ばかりの日々が続く6年生の1年は、モチベーションや気持ちのコントロールもかなり重要です。
皆さんに共通しているのはメリハリをつけて勉強することかなと思います。
どうしても勉強したくないときは思い切って休むと、次の日は自然とやる気が湧いてくることも。
勉強に飽きたときは学校や図書館に行って場所を変えたり散歩をしたり、上手に気分転換をしていたそうです。
また、国試に受かったあとに薬剤師として働く自分を想像してモチベーションを高めるという方法も効果的🌸
国試当日の過ごし方
青本は重いのでどれを持っていくか…と悩む人は多いと思いますが、青本を持っていくという人は少なめです。
すべてを見返す時間はないので、直前講習の資料やまとめノートなどに厳選しておくとベストです。
また良いコンディションで試験に臨むため、しっかり睡眠をとるようにしましょう。
⚠️試験当日の休憩時間は、トイレや試験官による確認などに時間がかかるため勉強にはあまり時間は使えません⚠️
メンタルを左右されてしまうので、1日目の採点はしないのがおすすめ。
低学年のみなさんへメッセージ
■悠平さん
物理・化学・生物の基礎科目を大切に。低学年からの積み重ねが重要です。
また実務実習は臨床に触れる貴重な機会なので大切にしましょう。
そして、勉強は6年生になるとやらざるを得ないので、低学年のうちは今やりたいことに存分に取り組みましょう!
■Kieさん
目の前のことを大切に、真剣に取り組みましょう!
学生だからできることや機会はたくさんあるので、勉強も大事だけど逃さないように気をつけてください。
自分がどんなときに楽しくなったりストレス発散ができるのかの自己分析をしっかりしておくと国試の勉強中はもちろんこれからの人生でも活かせると思います!
■Seriさん
自分のやり方を見つけましょう!
薬剤師になっても勉強は続きます。今のうちに、しっかり勉強に取り組んで自分なりのやり方を見つけていくことが大切です。
3人の先輩たちに国試の勉強法や経験談までしっかりと聞くことができました!
今回のイベントは、ヤクミラボのSlack限定でアーカイブ動画を公開しています✨
国試の勉強は薬学生にとってかなり重要な問題。心配している人も多いのではないでしょうか。
ヤクミラボはそんなときに仲間と相談したり、話したりすることができる場です。興味を持っていただけたら、ぜひこちらからご参加ください🍀
今回のイベントが、参加してくれた皆さんが国試の勉強に取り組むきっかけや参考になっていれば幸いです。
それでは、次回のイベントもお楽しみに😊