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やっぱコスプレ好きだよね!?

ピンポーン

届いた、届いたぞ

配達員から荷物を受け取る

さ「なぁに、またコスプレ?」

○「そうそう、買ったんだ〜」

さ「何着せるつもり?」

○「今日は…じゃん!」

ウサ耳を思い切り掲げる

さ「えぇ…ウサ耳ぃ〜?」

さ「それ付けなきゃだめ?」

ニヤニヤしながら言うものじゃないよ

○「お願い!!」

さ「そんなにお願いするなら…」

そんなにもなにも一回しか

ノリノリでウサ耳を手に取り、装着する

さ「ぴょんぴょんさく!!」

○「かわいいぃぃ!!」

さ「うさくは〇〇が好きだぴょん!」

○「僕も大好き〜!!」

うさくは僕の右腕を掴み、肩に頭を乗っける

さ「うさくは寂しいと死んじゃうんだぴょん、だからずっとそばにいてくれるよね?」

○「あったりまえじゃん!ずっとそばにいる!」

さ「〇〇好きだぴょん〜!」

うさぎ姿も悪くないな…

ーーーーー

○「ねぇ…」

さ「ん、コスプレ?」

とんでもなく勘が鋭いです

もしくはやりたくて仕方がないのか

○「これ買ったんだけど…どう?」

水色のチャイナ服をさくちゃんに見せる

さ「えぇ…チャイナ服…」

○「絶対似合うと思う!!」

さ「んぅ……」

珍しく考え出すさくちゃん

○「さくちゃんスタイル良いしさ、これ着たら嬉しいなぁ…」

さ「だってぇ……サイズが」

あ、そこなのね

○「多分合ってると思う!!」

さ「じゃあ着てくるね」

着ることに対して、躊躇ないんだ

自室に入り、チャイナ服に着替える

さ「いくよー」

○「はーい」

さ「じゃん!」

○「おぉ!!!かっこいい!!」

さ「えぇ…そうかなぁ」

満更でもない笑顔、かわいい

○「かっこかわいい!」

○「さくちゃん、決めポーズして!」

さ「え、えぇ!?」

○「早く早く!!」

さ「恥ずかしい…//」

さ「あ、アチョー!」

パシャッパシャッ

このために買っておいた一眼レフカメラで写真を撮る

○「やばい、かわいすぎる」

さくちゃん、そのヌンチャクいつ買ったの?

ーーーーー

カタカタカタ

絶賛会社の書類作り中

さ「見て〜〇〇〜」

○「ん?」

さ「〇〇のスーツ着てみた〜!」

○「ぶふっっ!」

バタッ(死因:可愛さによる血圧上昇

さ「ちょっとぶかぶかしてる〜」

○「ま、まぁ男用だからね」

さ「なんかあれじゃない?仕事できる人みたい!」

一人で舞い上がってます、かわいいです

さ「じゃあ…」

○「じゃあ?」

さ「〇〇とさくは同期で、一緒に残業してるって設定ね」

ついには設定まで決め出しました

さ「お疲れ〜」

○「おつかれ」

さ「まだ仕事終わってなかったの?」

○「上司に押し付けられてね」

さ「大変だね〜笑」

○「ほんとだよ、全く」

さ「ねぇ…こっちみて」

○「ん?」

さ「ちゅ!」

さくちゃんに投げキスをされる

○「何してんの笑」

さ「ねぇ、なんか言ってよ〜!」

○「かわいいね」

さ「もっと!」

○「だーいすき」

さ「さくもー!」

さくちゃんに抱きつかれました

こんなかわいい同期いません

ーーーーー

21:00

死にそうになりながら家に帰る

まさかほんとに仕事を押し付けられるとは…

ガチャ

家に帰ると警察官








のコスプレをしてるさくちゃんがいました

いつのまに買ってたんだ

さ「逮捕です!」

○「え?」

さ「さくを寂しくさせた罪で逮捕です!」

法律よ、これは正しいのか

さ「とりあえず、家に入りなさい」

さくちゃんは僕の手を引いたまま、台所に移動する

テーブルを見ると美味しそうな料理たちが

さ「さ、これ食べて」

カツ丼じゃないんだから

○「いただきます」

パクッ

さ「さっきまで何してたんだ?」

口調強めでも怖くないな

○「仕事してました」

さ「定時は18時じゃないのか!」

パン

机を多分強く叩いてる

○「仕事を押し付けられて、ここまで時間かかりました」

さ「ほんとだな?」

○「ほんとです」

さ「遠藤さくらさんにはどう責任を取るんだ?」

○「今日はたくさん可愛がろうと思います」

さ「やんっ//」

警察官が照れてどうする

○「それ着ながら?」

さ「うんっ//」

さ「あと…ライオンも//」

何着持ってるんだ

fin

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