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実家のある石川での地震、大阪にいて

2024年1月1日 16時10分

私は、大阪のショッピングモールで、三男と映画を見ていました。
ちょうど映画が半分くらい進んだところ

なんとなく、座席がグルグルと揺れている
緊急地震速報はなっていない

大阪は大丈夫だろう。
揺れが長い・・。
周りはあまり騒いでいない。

地方に実家がある人はこういう時に
まず震源地のことを考えてしまう。

映画館ではご法度だったが、ジャケットで隠してスマホで地震情報を確認。

「石川 震度7」「大津波警報」

肝が冷えた。

震源地を確認、実家の場所は震源地の能登から離れている。
でも、川沿い 海まで何キロだったろう?

大津波ってどれくらい?
東日本大震災のときはどうだった?
など色々思う。

気象庁の情報 で震度等を確認
Xの情報もみる(近隣の情報をポストしている人がいるかも)
金沢市、石川県のHPの更新はすぐにはない(当たり前)

実家の家族には重要な通信が必要かもしれないので
電話は我慢。短いメッセージのみ送る。(スマホもっているので)

離れていたら災害時には何にもできない。
できることは、平時に津波のハザードマップを確認したり、家具の配置を一緒に考えたり
災害時の行動について確認しておくことでしょう。
今度帰省した時はそうしよう。

父の認知症とスマホ

父が認知症になっていて、普段は家庭の事情があり大阪の施設にいる。
今年に限って金沢に帰省していた。

父には昨年、初めてのスマホをプレゼントしていた。
そして、位置情報アプリを入れていた。
迷子になってしまったときように。
PayPayも入れて何かあればすぐに送金できる。

地震直後に位置情報アプリを確認すると実家の住所にいる
しばらくすると、移動している様子
恐らく大津波警報がでているので、どこか高いビル等に避難しているのかな

一つ安心

ちょこちょこ動いている様子がわかる
足が悪いので多分車だろう。

取り合えず生きてるな。

とのことで、ワタシも自宅へ帰宅

映画の内容は全然覚えてない。

大阪ではあまり動き回らないので位置情報アプリは活躍の機会がすくなかったが、今回は私の安心感に一役買ってくれた。

おそらく通信が切れてしまった場合でも、最後にいた場所の情報はわかるので参考になると思う。

親自身がスマホを使いこなせなくても
役に立つことはあるんやな~と今回認識。

実家家族の行動

今回の大津波警報は、結果的には実家の場所はまったく問題がなかった。
ただし、分からない中での万一に備えての行動をしていたらしい。

地震発生時
父と母のみ在宅
旧耐震の自宅
父は風呂場へ 母はトイレにとりあえず逃げたらしい
*一緒に死ぬのは嫌だと思ったらしい

しばらくして、買い物に出ていた兄帰宅
テレビをみて大津波警報のニュース
直ぐに避難用品(毛布、水など)を車に積み込む

犬(高齢) 猫(高齢)つれて
3人と2匹で車に乗ってとりあえず移動

父(頻尿)のトイレ問題

父は要介護1&認知症&頻尿
我慢できないらしい
ライフリー履いて避難する暇はなかったのかな。

最終的には大渋滞のすえ、少し高台のコンビニエンスストアに駐停車できたとのこと。

そこで、待機。トイレもできる。
一安心だ。

ここで、色々親戚知人に連絡したりして、無事を確かめたらしい。
私もこのタイミングで母に電話

家に帰るのが心配だったら、
金沢市中心部のホテルが少し開いている様子だったので
ネットで予約しようか?と聞いたが、犬・ネコ連れているので落ち着いたら帰るとのこと。夜19時

父(血圧の薬あり)のお薬問題

お薬
大阪に戻る予定の1月2日の朝までしか入れていない・・。
電車の復活が遅れたら大丈夫かな?
と少し心配したが、幸い1月2日の午後に特急復活

1月3日の朝イチの電車で大阪に戻ってきました。
JR凄い。

帰省時や旅行時のお薬は、余分にもっていかんなんな
と後悔

そもそも、確認したら、飲み忘れが多く
こりゃあかんと思ったのは別の問題

総括 ~なんにもできない~

地方に実家や親がいる人は少なくないでしょう。
大きな災害が起きたときは、正直になんにもできません。

駆けつけても邪魔になります。

今回の地震では、能登の方々が今現在も大変な思いをされている一方
私の実家の両親はほとんど被害なしです。
安心したものの
何もなくて「よかったね~」ということも言えないような災害

本当に「なにもできない」ことを痛感。

出来ることは、事前の関わりのみです。
親の運動を促すこと(自分も)
スマホ
家具等の配置
100%のことはできないにしろ、有事の際に役立つやり取りを
少しづつでもできたらと思います。

もちろん自分の家でもね。