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【初心者向け】注文タイプとその使い方(成行注文、指値注文、トリガー注文、トレーリングストップの解説)

取引所毎に呼び方が多少異なる可能性がありますが、注文タイプ(注文方法)について解説します。

トレードを行う際には、使用する注文タイプを理解することが重要です。注文タイプによって取引の戦略や結果が大きく変わります。今回は、成行注文、指値注文、トリガー注文、トレーリングストップという基本的な注文タイプについて説明します。

また、オープンオーダー、クローズオーダー、SL/TPについても触れます。

基本中の基本ですが
執筆後に振り返って、一番理解しなければいけない記事だと思いました。

注: 実際の取引プラットフォームによって、これらの注文タイプの実装や名称は異なる場合があります。具体的な取引前には、各取引所やブローカーの注文方法について確認してください。


成行注文

成行注文は、その時点の市場価格で直ちに取引を執行する注文タイプです。注文が出されると、成行注文はすぐに約定し、その時点の最良の価格で売買が行われます。取引のスピードが重要な状況で有用ですが、価格の変動が激しいと思わぬ損失を生じる可能性もあります。

指値注文

指値注文は、特定の価格(指値価格)で取引を行いたいときに使用します。買いの場合、指値価格以下での購入を、売りの場合、指値価格以上での売却を目指します。取引価格を予め決定できる利点がありますが、指値価格に到達しない場合、注文が約定しないというリスクがあります。

トリガー注文

トリガー注文は、特定の条件を満たしたときに自動的に注文を出すタイプのものです。「きっかけとなる条件」(トリガー)が発生したときに、成行注文や指値注文がトリガーされます。これにより、市場の動向に素早く反応することが可能になります。

トレーリングストップ

トレーリングストップは、価格が利益方向に動いたときにストップ価格を自動的に調整(追従)する注文タイプです。これにより、利益を確保しつつ、さらなる利益の可能性を追求することが可能になります。

オープンオーダーとクローズオーダーについて

オープンオーダーとクローズオーダーは取引の基本的な概念で、それぞれ取引の開始(エントリー)と終了(エグジット)を指します。以下に、指値取引を用いてこれらの概念を解説します。

  1. オープンオーダー(エントリー): オープンオーダーは新しい取引を開始するための注文です。例えば、仮想通貨のビットコインを現在の市場価格よりも安い価格で購入したい場合、指値注文を使ってオープンオーダーを出すことができます。この場合、あなたはビットコインが特定の価格(あなたが指定した価格)に達したときに購入する注文を出します。市場価格があなたの指定価格に達すると、注文は自動的に実行され、ビットコインの購入が行われます。

  2. クローズオーダー(エグジット): クローズオーダーは既存の取引を終了するための注文です。例えば、あなたがビットコインを所有していて、現在の市場価格よりも高い価格で売却したい場合、指値注文を使ってクローズオーダーを出すことができます。この場合、あなたはビットコインが特定の価格(あなたが指定した価格)に達したときに売却する注文を出します。市場価格があなたの指定価格に達すると、注文は自動的に実行され、ビットコインの売却が行われます。

ストップロス(SL)とテイクプロフィット(TP)について

ストップロス(SL): ストップロスは、あらかじめ設定した損失限度に達した場合に、自動的にポジションを閉じるための注文です。たとえば、ビットコインを1ビットコイン1000ドルで購入した場合、その価格が950ドルに下がったときに自動的に売却するようにストップロスを設定することができます。これにより、万が一市場が予想と反対に動いた場合でも損失を抑えることが可能となります。

テイクプロフィット(TP): テイクプロフィットは、あらかじめ設定した利益目標に達した場合に、自動的にポジションを閉じるための注文です。例えば、ビットコインを1ビットコイン1000ドルで購入した場合、その価格が1050ドルに上がったときに自動的に売却するようにテイクプロフィットを設定することができます。これにより、目標とした利益を確実に実現することが可能となります。

SLとTPは、トレーダーが不在の間や市場が急変した場合でも、予想外の大損を防ぎ、利益を確保するための重要なツールです。これらはリスク管理の一部として、すべてのトレーダーが理解し、適切に使用するべきです。

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