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女子高生日記 - 20200303

・半年以上放置していた日記です。

・外出の日だった。ここ最近は一日中なにもせず午後に起きては朝方に就寝し、起きている間は「らき☆すたのアニメを観る」「でんぢゃらすじーさんの単行本を読む」「クレヨンしんちゃんの劇場版を観る」「呻く」の四点を往復することのみで生活が完結している(助けてください)のだけど、今日は自主的に出かけた。

・本とCDを求めて出かけた。昼過ぎに起きて、「ほぼ部屋着」みたいな恰好で自転車を漕いで行った。

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・びっくりするくらい暖かくなってて「春じゃんね」と思った。

・何も食べていなかったので、以前から行きたかったラーメン屋に行こうと画策して店まで行くも、絶妙なタイミングで定休日だった。クソカス!!!!!

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・別のラーメン屋へ赴いた。うまかった~~ ラーメンのうまさとは脂っこさのことだと思っている。

・替え玉の麺を粉落とし(いちばん固い麺の設定)で注文してみたんだけど固すぎて一人で笑ってしまった。「麺の固さ」って面白さに分類されるんだ。

・「粉落とし」って言葉、職人の専門用語っぽくてかっこいいなといつも思う。「替え玉」とかも。


・書店へ向かう。

・田舎の本屋の、平日の午後の閑散とした店内を忙しなく動き回りつつ、血走った目で目的の商品を探し回る。この際の自分の様相を人間か妖怪のどちらかと問われたら誰もが妖怪と答えたと思う。

・「今月の新刊!」みたいな棚に、"それ"はあった。手に取って「感無量」と思いながらレジへ持っていった。みんなは本を手に取って「感無量」と思いながらレジへ持っていったことある?

・なにを買ったのか。

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みんなが大好きっ!!
延々続行 ルララ Mracle Sing Time
歌って 歌って 愛伝える最強手段
つたない曲でも 微妙な歌詞でも
届けたい 精一杯のsoul 等身大のlifeを
今日は昨日みたい? 明日は今日みたい?
大丈夫 大丈夫 楽しかったら大正解
ロッカーはいつだってね “今”やんちゃ盛り
すすめ乙女 抱きしめて、希望を

大好き 大好き 大好きをありがとう
歌うよ 歌うよ 心こめて今日も歌うよ
大好き 大好き 大好きをありがとう
歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ


・すみません。取り乱してけいおん二期OP「Utauyo!! MIRACLE」の最後のあたりの歌詞を全部言ってしまいました。

・2018年7月に連載が始まった「けいおん!」新シリーズである「けいおん!Shuffle」の単行本がついに刊行されたので買いに行ったのである。ア~~~~

・自分は筋金入りのけいおん耽溺人間なんだけど、作品自体を観たりし始めたときにはもうアニメが放送されてた時期から10年近く経ってて、だからいわゆる二次創作とかは死ぬほど漁ったりできたし、資源が無限にある感じは楽しかった。

・でもやっぱり「祭りのあと」感というか、さっきまで賑わっていた宴会場に誰もいなくなってからそっと一人で入室して、そこに残ってるごはんを食べてる、みたいな感じも拭えなかった(いまはそういうのも含めてクラシック的なものを観るような感覚で楽しんでいる)。

・だから「Shuffle」を追いかけること自体が「自分はいま、リアルタイムのけいおんを観測している」という感動をもたらしてくれている。ありがたいことだねえ………

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・二年近く前(連載開始の時期)のLINEでも言ってた。

・連載開始時から毎月Shuffleを読むためだけにまんがタイムきららを購読し続けていたので、単行本が出るという報せが目に入ったときは心底嬉しかったし、その報せで嬉しくなっている状況自体が「作品を応援している」という感じをより強めてくれていた。ありがたいことだねえ………

・Shuffleは既存の「けいおん」のネームバリューには関係なく本当に良くて、平沢唯筆頭の先代けいおんに比べて若干の変化球性を持っていつつ、あの「けいおん!」をつくり上げた日常系作品の巨匠であるかきふらい先生の手腕で描かれる群像は並々ならぬ安定感と安心感のもとで躍動するわけですねえ………

・変化球性っていうのは、例えば先代がギター・ギターボーカル・キーボード・ベース・ドラムの五人編成バンドだったのに対して今作はシンプルなスリーピース編成だったり、主人公が意外とまじめな優等生で担当楽器がドラムだったり、そういう、日常系バンド漫画としてはちょっと奇抜でありつつも限りなく絶妙な舞台設定が読者を退屈させないんですよねえ…………

・ていうか単純に清水楓ちゃん(表紙左の人)がびっくりするくらい拙者の好みなのでござるよ………………(泣)


大好き 大好き 大好きをありがとう
歌うよ 歌うよ 心こめて今日も歌うよ
大好き 大好き 大好きをありがとう
歌うよ 歌うよ 愛をこめてずっと歌うよ



・日記を書こうと思っていたのにただのオタク溜(だめ)が完成しているな。

・ちなみにまだ読んでない。読んだら、読み終わってしまうから。「未読のけいおんが手元にある」という状況が惜しすぎる。


・「自分がけいおんに何を求めているのか」みたいな話をしてもいい?

・いいの?

・長くなるよ?

・先にトイレとか行っとく?


・もう三年くらい前になるか、初めて「けいおん!」を観た。そのときは「かわいいな~」というのみの視点だった。ひたすら田井中律の美しさに焦がれていた。日常系を観るオタクの模範だったと思う。そもそもアニメ自体そんなに観ない人間だったので、キャラクターを愛でて傾倒する体験自体が新鮮で楽しかった。

・しばらく経ってから、その「かわいいな~」はもはや鑑賞の前提となって特に意にも介されず、自分は彼女たちの「健気さ」とか「やさしさ」みたいな精神性に焦がれるようになった。そういうものを実感させる機微とかを求めて、アニメ原作諸々を観まくっていた。

・でも今はこのどちらでもないものを求めている。その精神性とかすらも前提と化して、自分はキャラクターたちが発する"感じ"を求めるようになった。この"感じ"を、自分は「女子高生のイデア」と呼称している。

・「女子高生」という言葉の響きから連想されるきらきらした概念のようなものを「女子高生のイデア」と呼んでいる。かんたんに言えば「女子高生らしさ」というか、女子高生が何も疑わず普通に女子高生をやっている様の、さりげなさとか何気なさとかそういうものに、底知れぬ眩しさを感じる。

・最近らきすたを観まくっているのもそれが理由だと思う。らきすたくらい強くデフォルメが施されていると、「女子高生のイデア」性がより鮮明に観測できる感じがある。

・そんな作品群の中でも、殊にけいおんは女子高生のイデアの集合体みたいな場を形成している。彼女たちは、なにも疑わない。目の前の日常を疑うことなく、日常を全うしていて、それが本当に眩しい。彼女たちは無意識的な前提として、ごく自然に、世界を信頼しているのだ。その土壌のうえに、日常の何気なさが成立していて、彼女たちの毎日が続く。真似できね~

・彼女たちが自然に営む日常の日常性が発する光量は、とても直視できるようなものではなく、しかし目を離せない魅力がある。もしかすると自分は、かつて自分が思い描いて、そして望んでいた「高校生活」の姿を、そこに重ね、仮託しているのかもしれない(いくらなんでも悲しすぎるだろ)。

・女子高生のイデアを求めて、縋るように、日常系のアニメとかを延々と観続けている。頭上の太陽を見上げている間は、足元の影を見なくて済むから………


・さっきからずっと何言ってんの?

・大真面目に女子高生と連呼し続けてるのがキモすぎるし、「本屋に行った」ってだけの話をここまで広げることある?


・書店を出て、ツタヤへ赴いた。

・ツタヤに行き、前から聴きたかったやつを10枚弱くらい借りて帰る、というのを半年に2回くらいの頻度でやる。

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・羊文学、MONO NO AWAREとかを借りてきた。

・いい音楽

・KIRINJIの新譜が既にレンタルされてて借りられなかった。クソ~

・いまはこれらを聴き回しながらこれを書いています。キリンジの「都市鉱山」がかなり良い。

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・ツタヤを出て、そのまま家路についた。

・帰宅後はインターネットに継ぐインターネットによって一瞬で夜になった。

・疲れたけどいい日だったねえ……

・これ何?


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