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焼肉日記 - 20190630

日記を書きます。本当に個人的な文章です。

・インターネット上における日記という文化、すごくいいな、という思いが以前からある。すごく「ちょうどいい」のだ。ウェブ上、おもにツイッターのタイムラインなどの、人の個人的な営みが集合したプラットフォームに散見されるさまざまな言葉。そこには、いま起きたとか、何を食べたとか、ときにはちょっとした愚痴であったり、そういう本当に他愛もない個人的な言葉が絶間なく溢流しているが、その流れと拮抗するような割合で、「力の入った」投稿も目に入ってくる。力の入った投稿というのは、まあ誰かを楽しませるためのものであったり、もしくは絵であったり、誰かに見てもらうのを前提・目的としたような、「何気なさ」を持たないもののことです。noteとかブログ記事みたいなものも同じ。これらの二つにだいたいの投稿は分類されると思うんだけど、日記って、すごく「ちょうどいい」と思う。いちおう分類としては前者ではあると思うんだけど、でも自分に起こった出来事を他の人にシェアするためにわざわざ記事に書き起こして形にするという面ではわりと後者で、その塩梅に惹かれる。温度感というか、力の入れ方・入り方が、書く側も読む側もちょうどいい。日記という文化にはそういう性格があると思う。伝わるだろうか。その温度感に自分も触れてみたいという思いが前々からあったので、いま満を持して自分は日記を書きます。

・背景にこんなに力の入った日記を日記と認めたくなさすぎる。

・この文章、「日記」か?

・うっかり前日にめちゃくちゃ健全な時間に寝てしまったせいで、休日なのに朝7~8時くらいに起床する羽目になった。ちゃんと寝ると、暮らしやすい。自分の「役不足」っていうハンドルネームにはもともと「寝不足」っていう原型があったんだけど、それくらい寝(ね)が不足した生活をいつもしている。でも最近はわりと普通に寝るようになった。というより、疲れていて日付が変わる前にいつの間にか寝ていることが増えた。健康上は良い傾向なんだろうけど、夜という自由時間が消滅するので、起床時は複雑な気持ちになる。

・でも、気づいたら17時くらいになっていた。何もしてないのに。マジで何もしてない。起きて、ツイッターを見て、なんかわさびのポテトチップスを食べて、ツイッターを見て、気づいたら17時とかになっていた。日曜日が来るたびに必ずこうなるんだけど、誰か助けてくれ

・わさびの名を冠したポテトチップスは全部おいしい

・夕方、急に焼肉を食べに行った。移動中、どうでもいいツイッターアカウントを作って遊んだりしていた。

・「ゴーゴーハムスターカクテル」というのは、以前に自分が考えた世界一面白い言葉です。誰か助けてください。

・焼肉屋で「満席なので一時間弱くらい待っていただくことになります」と言われてウエーとなっていたのだが普通に7分くらいで入れた。

・肉をつまみつつ石焼ビビンバを食べた。ビビンバという食べ物、一口あたりの情報量とか密度が大きすぎて、何回か口に運んだだけで「もういいや」の状態になってしまう。

・ビビンバという言葉の響き、「強すぎ」る。ビビンバと言ってみてください。「強く」ないですか?ワンピース一巻に出てくる「金棒のアルビダ」と似たような強さがある。「ビ」という攻撃的な濁音が二個も連続で襲い掛かってきたあと、「ン」で休憩かと思いきや「ビ」の3倍くらいの威力の「バ」が来る。「ン」で一旦「溜める」ことで、後から来る「バ」の威力を倍増させている。目の前に月曜日が控えていると、絶望で精神がヨレヨレになってこういう文章が無限に書けます。助けてください。

・なんか長方形の肉がおいしかった。でも結局フライドポテトがいちばんおいしかった。何も考えずに注文したパフェがほぼ満腹なのに容赦なくデカくて、食べながら気が狂いそうになった。

・フルーチェ食いて~~~~~~

・帰宅してからは四つ墓をずっと聴いていた。いまも書きながら聴いている。 

・高級感のない、埃を被ったような燻んだ音が耳に心地よい。チャカチャカした玩具みたいなギターサウンドも、掴み所のない変拍子を淡々と刻むドラムスも、冷たさと人間味が同居した朧気なヴォーカルも、すべての音が一体となって楽曲自体の空気感を築き上げることに従事している。ここまで「作品」性を持った音楽にはなかなか出会えないと思う。額縁に入れて壁に飾っておきたくなるような音楽。

・フルーチェ食いたすぎ

・2019年がもう半分終わったのヤバくない????いくらなんでも早すぎない??時間過ぎるのめちゃくちゃ早いとは常々思ってるけどこれはいくらなんでも早すぎると思う

・季節が好きで、四季のある国に生まれてきたことを嬉しく思うことが多い。中でも夏が本当に好きで、夏~~~~~夏って本当に良いよね いちばん生きてる感じがする とは言っても外には一切出ない。ただクーラーの効いた部屋でツイッターとブラウザを往復するだけなんだけど、それを夏が取り巻いていることが大事なんだよなという感覚がある。海に行くとか夏祭りに行くとかはわりとどうでもよくて、どんな過ごし方であれ、そこに夏があって、自分がその夏の中で暮らしているという事実がいちばん重要だと感じる(インドア人間が夏好きを名乗るための言い訳にしか見えないけど)。夏の曲が好きなので、夏の曲がより潤って聴こえる夏が好きだ、というのもある。夏の曲が好きだから夏が好きなのか、夏が好きだから曲が好きなのか、もう自分でも全然わからない。でも夏は本当に好きなので、外に出てクソ暑くてもぜんぜん嫌ではなかったりする。夏というのは8月の31日間を指す、と勝手に定義しているので、ここ数日で外が暑くても「認めんぞ」とひとりで思っている。

・フルーチェが食べたい

・すべきことを本当にひとつもしていないので、いまから少し手を付けようかと思います。かなり嫌だ。夏、助けてくれ

・終わります

(追記:サムネイルの焼肉は普通にフリー素材です)

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