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あるテスト最終日のこと

今日はようやく中間考査が終了した

現代文・英語から幕開け、
日本史・倫理と憂鬱な暗記科目で幕引き

昨日は勉強に対するモチベーションが
燃え尽きていくのを感じつつ
鬱々としながら勉強をしていた

そして、今日のテストを受けてみると、
一応、頭の中に内容は詰め込めていたらしく
なんだかんだで
解くことができたので安堵した

日本史のテストではつい先程まで
理解していたはずの内容を
見事に忘れて解けなかった問題が
あるので後悔している。

頭の中で悶々と
反省会を行いながらも
足速と学校を後にした

今は5月。
夏の片鱗を見せる日差しがすでに照っている
私は日焼けすることを異様に恐れている
だから日傘を手放して歩くことが出来ない
夏の日差しほど恐れているものは
あるのだろうか。

日傘片手に足速に駅に向かうのには訳がある
それは駅中の本屋に行くためだ

テスト期間中、
猛烈に本が読みたくなったのである
漫画ではなく小説を。

だから自分の欲望がままに向かった

本屋を訪れるとそこには
興味がそそられる本たちがたくさん待っていた
目に止まった本を手に取って開いてみると
その本にしかな世界が広がっていて
それを覗き込むのは楽しい


購入本は4冊
文庫本4冊分はまあまあな重さ
ビニール袋に入れてもらった
自分が読みたいと感じて買った本
そんな本がこの中にあると思えば
この重さも少し愛おしくなる。不思議なものだ

帰路につき、電車に揺られながら
『あの本も買って帰ればよかったなぁ』

気がつけば、物思いにふけていたので
今度、学校帰りに本屋に残してきた
あの本たちを買って帰ろうと思う

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