7/13GLP-1注射と内服

今日は糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬について学んだ。現在よく使われている薬剤としては、ビクトーザ(リラグルチド)とトルリシティ(デュラグルチド)、オゼンピック(セマグルチド)、リベルサス(セマグルチド)の4つがあると聞いた。GLP-1はインクレチンの1つでインスリン分泌を促進させたり、中枢にはたらき摂食中枢を抑制したりする効果がある。GLP-1受容体作動薬は分解酵素であるDPP-4に分解されにくい構造をとっており、基本は注射製剤となっている。各製剤によって用法が異なっていて、まずビクトーザは1日1回の投与でダイアル式となっており、針を毎回替える必要がある。トルリシティは週一回投与の使い切りタイプで、オゼンピックも同様である。ただし、製品としてトルリシティは0.75mgの規格のみだが、オゼンピックは0.25・0.5・1mgの3規格が存在する。これら3つは注射製剤であるが、リベルサスは唯一の経口薬であり、3・7・14mgの3規格が存在する。糖尿病患者の中にもオゼンピックを投与していた患者がいたが、オゼンピックの針は太いために刺す際に痛みを伴い、経口薬のリベルサスへ変更された方もいたと聞いた。オゼンピックは新規格として2mgが発売されたため、使用中の患者へは使い方が変更することを説明する必要がある。