4/04 疑義照会、インシュリンの数

今日は疑義照会について教わった。
4/2、受け付けた処方箋にノボラピッド注ペンフィル300単位 1筒と記載があった。この患者さんは前回までノボラピッド注フレックスタッチを使用しており、医師からはペン型で種類が変わると聞いたとのことだったため、ノボラピッド注フレックスペン300単位 1本ではないかと疑義照会を行い、処方を変更した。本日(4/4)ノボラピッド注フレックスペンを受け取りに来た患者さんより、1本では足りないとの申し出があった。話を聞いたところ、自宅にノボラピッド注フレックスタッチが1.5本残っているが、次回受診が5/7(5週間後)であるとのこと。この患者さんは、朝昼晩各10単位、1日で36単位使用するため、5週間で1,260単位なければならない。しかし、余りの1.5本と今回処方された1本を足しても750単位で、足りていない。併用している内服薬が残薬調整のため21日分のみ処方されていたことから、フレックスペンも21日分(756単位)での処方にしてしまったと推察される。これらより、ノボラピッド注フレックスペン300単位 1本→3本に変更してよいかという疑義照会を行った。
以前実習で学んだインスリン注射の残量計算と結びつくような疑義照会であった。疑義照会ポイントが複数あると、1個目に気を取られ、別のポイントに対する意識が薄れてしまうこともあると実感し、監査のアンテナを常に張り続けることを心掛けようと思った。
また、頓服と内服の違いについても教わった。
患者: マイスリー28日分、グーフィス10回分を頓服で処方。市販のコーラックをたまに飲んでおり、下痢をすることがあると医師に相談したためグーフィスが今回初めての処方された。1回2Tで、コーラックを飲んでいたタイミングで服用、また下痢をするなら1Tでも可、但し3Tはダメだと医師から説明を受けた。マイスリーは眠れない時に、就寝前1回1T服用で処方されているが、併用内服薬と同日数である28日分処方されていることからほぼ毎日飲んでいると考えられる。内服では、グーフィスは1回2T食前、マイスリーは1回1T就寝前で毎日欠かさず服用である。頓服は症状が出たときに服用であるため、基本的には内服薬の処方日数より少なく出される。反対に内服だが、日数を少なめにすることで頓服的に使う場合や、今回のマイスリーのように、頓服だが毎日服用するので内服と同日数出る場合もある。この他にも芍薬甘草湯やロキソニン•レバミピドなども頓服または内服で処方されることがある。このように同じ薬でも患者さんの症状の訴え方で、内服であったり頓服であったりと処方の違いがある。