6/07血糖測定器材考え方、ビスホスホネート服用日残薬

今日は糖尿病の患者で、メディセーフフィットチップを求める方が2名いた。1名は病院にて貰うよう案内したが、もう1名は薬局にてお求め頂いた。メディセーフフィットチップとは血糖値を自己測定するキットで0.8μLの全血で血漿中のグルコース濃度が測定でき、血糖コントロールに用いられる。インスリンなどの血糖値を下げる注射製剤を投与している患者や妊婦の糖尿病患者では、"血糖自己測定器加算"という診療報酬で公的医療保険が適用されるようになっていてこのキットを病院でお渡しできるが、注射薬を使っていなかったり自己管理を行いたい患者であったりすれば調剤薬局で買うことができる。今回の患者はそれぞれインスリン注射を行なっている患者と内服薬で治療をしている患者であったため、各対応の意味を理解することができた。
また、今日は骨粗鬆症治療薬の処方が多く、週一回で服用するものや月一回、28日間隔で服用するものなど様々な薬剤が処方された。週一のものはフォサマック錠やボナロン錠といったアレンドロン酸製剤で、月一のものはボンビバ錠やアクトネル錠といったイバンドロン酸製剤、28日間隔のものはボノテオ錠やリカルボン錠といったミノドロン酸製剤でどれも同じビスホスホネート製剤である。薬剤によって投与間隔が異なるため、その患者の処方日数によって何個出すかを考え、また併用薬の残数によって次回の来局までに何個必要なのかを考える必要があると教わった。今日対応した中に28日分処方でフォサマックを服用している患者がいたが、飲み忘れ等で他の内服が5日分残っていた。残りが7日分以上となると次回来局までに1回分足りなくなるおそれがあるため、改めて残数の確認の必要性を感じた。