「やりたいこと」と「やりたくないこと」

小学3年生の娘の学年懇談会。学年末を迎え、学習面と生活面での総括の説明を受けてきた。概ね理解したが、どうしても気になって仕方がなかったことがある。
「成長とともに『やりたいこと』と『やりたくないこと』がはっきりとしてきた」という一文に「△マーク」が記されていた。

なぜ「△」?

「やりたいこと」と「やりたくないこと」。
それが分かってきたということは良いことだと私は考えていたが、「△」という扱い。懸念事項ということか?気になったものの、別件で先生に相談することもあり、「△」の理由を先生に聞かずに帰ってきてしまった。

「△」とされた理由は何か。自分なりに考えてみた。

・「やりたいこと」は放っておいてもやる。「やりたくないこと」はやらない。やりたくないことを減らし、なんでも満遍なくできる人物を目指すため。
・今は可能性を広げる時期。一時の「やりたくない」という気持ちで、子ども自身が選択肢を狭めることがないように何でも取り組んでみることを促すため。
・「やりたくないこと」には「やらなければならないこと」が含まれている場合がある。(トイレに行ったあとの手洗いとか?)やりたい、やりたくないは別としてやるべきことをする習慣を身につけるため。

自分で理由を考えてみて、半分くらい頭では理解できるが、やはり納得がいかない。納得がいかないのは、「満遍なく」「平均的に」子どもが成長することへの大人?学校?の期待を感じるから。または学校管理上、「やりたいくない」があると困るからか。そして「なぜやりたくないのか」という理由について、こども自身が向き合う機会に繋がっていないと感じるから。

もう「満遍なく」とか「平均的」から卒業してもいいんじゃないだろうか。(自分も含めて)
弱みの克服よりも強みや得意に注力して、弱いところは他者に補ってもらう方向にいったらいい。
また、成長とともに「やりたいこと」「やりたくないこと」が出てくるならば、自分に向き合う機会にしたり、どうしても「やりたくないこと」が「やらなければならない」ことであるならば、「ねばならない」を「自分でやると決める」に捉え直しする機会にすればいい。(これも、自分を含めて)

学年懇談会の資料はそうしたことを考える良いきっかけになり、子ども用に買っていた「13歳から分かる!7つの習慣」を読んで、子どもと共に自分も成長していこうと思った次第です。

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