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私の読了記録 vol.3〜 神コーチング 人が育つ言葉

私自身が読んでみて「よかった」と思える本を紹介するシリーズ。今回は「神コーチング 人が育つ言葉」です。

 この本は日本ハムファイターズの元コーチ、白井一幸さんが現役コーチ時代の経験を生かしてビジネスにも転用できるコーチング術について述べられています。そして今回も多く学びがありました。学ばせていただいたことは、ティーチングとコーチングの違い、感情のコントロール法、モチベーションアップのテクニックと運の引き寄せ方についてです。

 ティーチングは、自発的かつ意欲的な相手に対して有効な手段で、コーチングは相手の意識がまだ十分に育っていないとき、つまり受動的かつ消極的な状態に対して有効な手段なんだと感じました。以前から山本五十六の格言である「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」が大事だと多くの人からアドバイスを受けてきましたが、どうすればそれが自然にできるのか、何がいけないのか、私自身きちんと理解できずにいた部分が多かったのですが、本書を読んでみて所々で押さえるポイントというのが理解できた気がします。

 立場や地位が異なったとしても1:1(人対人)の意識を常に持つことや、人はコントロールできないということを受け止め、「腹が立ったら怒らない」といったようなルールを自分自身で組み上げていくことで、信頼関係が生まれてコーチングが機能していくこと、そしてコーチングを進める上でも、ちょっとした言い回しの変化であったり、質問の仕方によって相手のモチベーションが変わってくることも勉強になりました。

 特筆すべきは、運を引き寄せるための考え方です。「運は運にあらず。」私たちの日常の行動や意識で運も引き寄せることができる、ツイてるってこういうロジックで成り立つんだと感銘を受けました。

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