将棋自戦記#18-1~第6期指す将順位戦第6局~vsカメさん(仮版)※第1図まで

~注意~

 本稿は9月6日頃に書かれた執筆途中のものです。9月11日現在、普段使いしているパソコンが壊れかけているため、棋譜データ等の兼ね合いでnoteの方も作業を停止しています。最初と最後に若干の加筆の別のパソコンから行っている次第です。次局が迫っておりますので、いったん区切りをつけさせていただければと思います!

~本編~

 みなさんこんにちは、やきそばです。今回は第6期指す将順位戦の折り返し地点、第6局の模様を振り返っていきます。5回戦終了時点の成績は4勝1敗と好調。昇級を目指して良い位置につけています。悲願のB2復帰は唯一絶対の目標ですから、ここから迎える後半戦をどのように勝ち進んでいくかが大事というところです。

 本編の前に少し話題を変えますが、今期B級3組で初となる辞退者が出ました。この6回戦を指す前の出来事で、非常に驚いたのを覚えています。きっと参加者一人ひとりが色々な感慨を抱いたのでしょうが、私の脳内にも様々な思いが巡りました。今期は棋戦運営にも関わっていますから、いち個人として何かを発信するのも違うなとも思いつつ、なかなか難しいですね。言えることがあるとすれば、途中辞退は一つの手続きに過ぎないということ。同じ指す順参加者であるという事実に何ら変わりはないわけです。私も私らしい関わり方で指す順に参加したいですし、本局は偶然にもそういう部分にスポットが当たる結果になりました。今期の後半戦をどのように戦っていくか、第6局を振り返りつつ考えていくとしましょう!

局前の準備~カメさん編~

 今回は準備らしい準備はしていません!では対局に・・・というわけにもいかないので、対局までの過程を書いていきましょう。そう、前局を指す前から疲労と若干の忙しさを受けて、指す順の準備に体力を割く余裕を失っていました。お盆を挟んで多少は改善されるだろうと思っていましたが、現実はむしろ逆。精神状態も良いとは言えず、省エネでやり過ごすことを選択します。
 省エネは省エネ。無策で挑んだというわけではありません。こんなこともあろうかと、開幕前後からコツコツ溜めてきたデータがあります。対局相手のカメさんは今期初参加の方。24でも普段対局されているようで、三間飛車か相振り飛車という純粋振り飛車党です。戦型が絞りやすいので、ここは対抗形の居飛車を持って勝とうというのが当初の作戦でした。イメージとしては前期の10回戦、ファンタさんとの対局で採用したエルモ急戦です。三間飛車向けの急戦は全く定跡が違うので、新たな引出しにと思ってちょびちょびと棋書を読んでいたのです。カメさんの棋譜をよくよく並べ、自信のある形をぶつけたいとの思いがありました。しかし、具体的な形を見つけ出すまでの余裕がないと判断し泣く泣く断念することに・・・残念!
 代替手段は左玉と相振り飛車の2択。指す順での勝率が低い左玉と、苦手意識のある相振りということで非常に悩ましかったです。直前まで悩みに悩みましたし、対局開始時もやっぱり…と指が迷いながらも相振りを選択しました。左玉を選びきれなかったのは、カメさんに左玉が手札にあるとバレていたから!初参加だからといって初見殺しができると思ってはいけません。ミニリーグの観戦欄にお越し頂いた記憶があります。(見間違いでしたらすみません!)そういうわけで消去法的に本局の戦型が決まったのでした。

いざ相振り!

第6期指す将順位戦B級3組6回戦
令和3年8月28日21時於・将棋倶楽部24 大阪道場「自由対局室」
▲カメ △やきそば(持ち時間各15分、秒読み60秒)
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3五歩
▲6八銀 △3二飛 ▲6七銀 △6二玉
▲7七角 △7二玉 ▲8八飛 △8二銀(途中1図)
▲8六歩 △6二金 ▲8五歩 △3六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲2八銀 △3四飛
▲3七歩 △4二銀 ▲4八玉 △3三銀
▲3八玉 △4四銀(第1図)

画像1

 21時になり対局開始。当初夕方に対局を行うご提案を頂いたものの、私の方の調整がつかず断念しいつもの時間帯になりました。カメさんは早石田調にはされず、角道を早い段階で止めないのでこちらは4手目△3五歩を選択しました。相振り後手番で△3五歩というのは実は普段やらない形。先手で▲7五歩を突いた後に向かい飛車にされる経験はたくさんあるので、それに近い感覚を持ち込むつもりでした。
 途中1図の△8八銀で金無双を明示。これという理由があったわけもないのですが、通常の相振りにするなら金無双と決めていました。守備陣が決まれば攻撃の形も考えていきましょう。とはいえ相振りの攻めに疎い私ですから、なんとなく飛車先を交換して浮き飛車に構えます。普段なら普通に石田流に構えるところですが、それでは攻めが通らない気がして一工夫を入れます。それが△3三銀~△4四銀(第1図)の進出です。どこかで見かけたことがあるので、おそらく部分的には指されている形なのだろうと思います。この「なのだろう…」という程度の知識で指したのが第一の失着!本局では本来虎の子であったはずの銀の取扱いに、終始苦労してしまうのでした。

画像2

~続きはデータを掘り返したら~

 ・・・というわけで第1図まで書いておりました。簡単にまとめると、この後私はカメさんの猛攻に屈し敗北を喫することとなります。その反省を踏まえて次こそは!というところでパソコンが寿命を迎えてしまいました。あな口惜しや!
 この加筆部分は家族のPCを借りて書いております。今後しばらくは指す順や24での野良対局もこのPCで対応しますし、次局以降の自戦記もおそらく大丈夫です。本局分に限っては棋譜データの掘り出しや7回戦の自戦記等が落ち着いてからの再開としますのでご了承くださいませ。

 これを書いている今日9月11日21時からは、指す順7回戦です。アクティーさんとの対局ですのでそちらもぜひぜひ!とにかく対局に全力で挑みますのでどうぞよろしくお願いいたします。それではまたー!

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