来期に向けて(指す将順位戦、将棋)

 みなさんこんにちは、やきそばです。私が参加している将棋大会、「第5期指す将順位戦」が最終盤を迎えています!本稿執筆中の現在、クラスごとの入替戦が進行中ですね。まさに負けられない戦いを前に大盛り上がり!一方の私自身は今期B級3組に所属し、7勝4敗の成績でリーグ残留を決めて今期の全対局を終了しました。そこで今回は、今期の指す順を通して得た自分自身の課題などをつらつらと書いていこうと思います。反省会だね!

改めて結果と流れを振り返ろう!

 全11局の結果と戦型をまとめてみましょう。
(※対局相手名略)

第1局 後手・勝 戦型:ゴキゲン中飛車(先手居飛車穴熊)
第2局 後手・勝 戦型:対 角換わり棒銀
第3局 後手・ 戦型:ゴキゲン中飛車(先手居飛車穴熊)
第4局 後手・ 戦型:相振り飛車(先手中飛車─後手三間飛車)
第5局 後手・ 戦型:相振り飛車(先手三間飛車─後手左玉)
第6局 先手・勝 戦型:石田流(後手elmo囲い)
第7局 後手・勝 戦型:ゴキゲン中飛車(先手居飛車穴熊)
第8局 先手・勝 戦型:ゴキゲン中飛車(後手居飛車穴熊模様)
第9局 先手・ 戦型:三間飛車(後手左美濃)
第10局 後手・勝 戦型:elmo急戦(後手四間飛車)
第11局 先手・勝 戦型:相振り飛車(先手三間飛車─後手中飛車左穴熊)

 まずは戦型から。第2局・第10局以外は全て振り飛車でした。第2局の角換わりは今年の3月頃から、第10局の対振り急戦は6月頃から勉強を始めた戦型。不慣れな戦型ではありましたが、想定局面を絞って採用することで不満のない戦いにできました。この2局に勝てたのはかなり大きな収穫だったと思います。他は全て以前から指している戦型。開幕前からの課題だった中飛車が3勝1敗と好調でした。メイン戦法から落とすべきか悩んでいる中飛車ですが、来期も登板機会は多いかもしれません。
 負けた将棋も見ていきましょう。今期は4敗を喫しましたが、なかでも相振りで1勝2敗と負け越しているのが気になります。相振りは元より苦手でしたが、今期は3局とも比較的苦手意識の薄い形でした。ここを勝ち越せなかったのが昇級失敗の一因でしょう。

 次に対局内容を振り返ってみましょう。完全に私感ですが、押し切った将棋と逆転模様の対局で内容に大きな差がありました。要因の1つは事前準備。準備が中途半端な対局ほど有利な状況から勝ち切れず、(勝敗にかかわらず)大きく形勢が揺れる対局が多かったように思います。一方で悪くなった形勢を手繰り寄せ、流れを変えて勝った将棋があった点は評価できます。とはいえ、どうにも中盤が不安定なようです。どうにかして中盤力を強化しなければ、来期も要所要所で勝ちを逃してしまうことでしょう。

 リーグ戦期間を通しての流れはどうでしょうか。黒星となったのは第3局~第5局の3連敗と、昇級戦線への復帰が見えてきた第9局。これらの敗戦は全部メンタルに来ました。第3~4局ではテンションの高まりに結果が追いつかず空回り。その辺りで一旦燃え尽きた感は否めません。実際、直後の第5局では完全に準備不足で負けています。ただこの頃から、ありがたいことに同クラスの方とVSや勉強をさせて頂く機会が増えました。それが第6局以降の5-1という好成績に繋がったと思います。4敗目も心が折れる負け方でしたが、なんとかモチベーションを戻して完走できたのは良かったです。アマチュア将棋ファン同士の対局にどこまで精神論が通用するのかわかりませんが、気持ちを切らさずに半年間を戦い切る難しさをひしひしと感じています。

 総括としては上記の通り。開幕前は自身の地力がクラス上位にある前提で、序盤の準備さえ間に合えば力で押し切れると見ていました。それが実際には大きな誤りで、事前準備でなんとか中盤・終盤の実力差を埋めて星を掻き集めることができたというのが現在の自己評価。だとすると、序盤の勉強は継続するとして、どうにか中終盤の実力を向上させたい!来期を見据えた勉強方針を考えていくとしましょう。

序盤:居飛車の割合を引き上げたい!

 先ほど少し触れましたが、序盤の悩み事といえば中飛車の取り扱い。普段の対局で勝率が悪いため、メイン戦法から下げるべきか否かと迷ったまま今期も終わってしまいました。既に先手番では代案として角換わりの勉強をスタートさせ、これが少しずつ軌道に乗りつつあります。ですが後手番では今もゴキゲン中飛車が中心戦法の1つ。定跡書を読む時間が取れそうならしっかり勉強し直して、それでもだめなら本格的な代替案を見つける必要がありそうです。私にとってメイン戦法の変更とは、例えるなら地球外惑星に移住するようなもの。住む(指す)のに適した状態へ時間をかけて適応させねばなりません。もちろん、戦法の方をテラフォーミングすることはできないので、改造されるのは私自身にですが!移住先の候補はノーマル振り飛車でしょうか。四間飛車も三間飛車も魅力的ですし、時折指しているのでしっかり定跡を学べば使えそうです。
 見出しにあった居飛車の件は、主に対抗形で居飛車を持つ回数を増やそうという試みのこと。相振り飛車をずっとずっと苦手にしています。なので2手目△3四歩とする振り飛車党には積極的に▲2六歩から対抗形を志向できるようになりたい。三間・四間には急戦系を、中飛車には持久戦系を指せるよう勉強を始めています。勉強することが多すぎるので頓挫する予感がぷんぷんしますね!まあ、相振りになる原因の半分くらいが3手目▲7五歩にあるので、場合によっては早石田調の石田流をメインから外すぐらいの大改造が必要になるかも・・・?
 まとめると、「中飛車の進展が見込めないなら他の戦型を指したい」「相振りをできるだけ回避したい」といった感じ。あれ?これってもしかして居飛車党に転身することになるんですか・・・?

中盤:中盤力って…何だ…??

 一番の課題にして一番解決方法がわかっていない中盤力。逆転負けを喫するパターンは自分の中で2種類。「具体的な攻め方がわからず遅い攻めで速度逆転」「早く攻めようと躍起になって駒損の粗い攻めをして失敗」というもの。前者は手筋や次の一手、棋譜並べなどで攻め方を色々手に馴染ませる必要があります。ただ、うっかりすると後者のパターンにハマりがち。駒損でも捌いて優勢が許される戦型はおそらく一部だけ・・・。どれもしっくりくる勉強法がありませんが、今のところは棋譜並べが個人的にやりやすそうなのでやっています。棋譜並べもただ並べるだけじゃなくて、疑問点や学びをアウトプットするクセをつけたいですね。
 全体的な課題としては読みの浅さでしょうか。指し慣れた戦型ほどパッと見の印象と経験だけで指してしまうことがあるので、これも要改善。意識するだけで治るイメージが無いとすると、長時間の持ち時間で定期的に指すのが良さそう。長考する感覚を体になじませて、考える癖をつけさせる狙いですね。野良対局で改善するのもむずかしそうなので、これは誰かにVSをお願いするのが良さそうです。ね!誰か指しましょうね!声かけてね!30分60秒とか!(超絶受け身)

終盤:読みの筋力をつけなおす

 将棋は勉強しただけ強くなるものだと思っていますが、一番如実に現れるのが終盤力ではないでしょうか。学生の頃はごく短手数の詰将棋本を携え通学時に本とにらめっこしていた私も、めっきり解く機会を減らしてしまいました。今期に入って多少は解くようになりましたが、やはり以前に比べてにじっくり読みを入れて解き切るのが苦手になったと感じます。せっかちになったというか、分からない問題をウンウン考える気力が減ってしまいました。(私が解く5~9手程度の短手数ならすぐに答えを見る方が良い説もありますが、私は解けない問題もたっぷり時間を使う方が合ってそうなので長考しています。)
 こうなってしまっては全体的に読みが浅くなるのも当然ですね。ですが解決方法も問題をたくさん(あるいは丁寧に)解くことが先決と分かりやすいのが終盤力。中盤力の問題も意外と詰将棋で色んな手を模索する癖をつければ、多少は改善できるのではと思ったりします。具体的には高橋道雄先生の「7手詰将棋」「9手詰将棋」をまずは完走するところから!
 必死もおろそかにできません。これは「寄せの手筋200」と「寄せが見える本」をじっくり反復しこうと思います。詰将棋は願わくば解いた事のない問題に手を付けたいけど、必死はさらに気疲れしちゃうのでじっくりコトコトやっていく所存。

おわりに

 革新的な内容は特になく、結果や現状の再確認になりましたね。将棋を趣味でやっている以上、無理はしたくない自分と強くなりたい自分と、不定期に訪れる将棋に無関心な自分が胸中でせめぎ合っています。この記事の執筆にやたら時間がかかったことを考えると、今の私は将棋に対する熱量がかなり失われているのかも・・・?こればっかりは自分のやりたいようにしかならないので、数日後にガンガンレート対局をする(そして溶かす)私を期待して待ちましょう!中身のない文章になりましたが、お時間をとってお読みいただいた方がいらっしゃったならばうれしいです。

そしてこれを読んでいるそこのあなた!!!

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 また記事のネタを探して書こうと思いますので、次はそちらでお会いしましょう。ではでは、この辺で!


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