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名前が存在を確立させる #1

アカウント名を「やきいもにマヨネーズ」から「甘くて四角い円周率」に変えました。「やきいもにマヨネーズ」はそれなりに考えて付けて気に入っていたものの、なんかしっくりこなくて。

そのしっくりこなさを考えてみたが、おそらく「やきいもにマヨネーズ」というものが成立しているからだと思う。誰もが、僕のアカウント名を「やきいもにマヨネーズ」と認識する前に焼き芋にマヨネーズをかけるかは、わからないものの、そういう存在を想像できてしまう。で、あるなら、僕を表す言葉として「やきいもにマヨネーズ」はしっくりこなかった。

人間は「言葉」で存在を認識している。だから、存在していても「言葉」に置き換えれないものは自分にとって存在として出現しない。人間はあらゆる物体、事象など目に見えるものや時間や感情など目に見えないものにも名前を付けて、区別して捉らえる。名前が存在を許可し、存在を確立させている。

つまり、僕のアカウントはあやふやな存在だったのだろう。
で、アカウント名を変えることにした。

行きつけのカフェで相談して「角砂糖」という案をもらった。僕は、角砂糖の文字とひびきがいいなと思ったので、「角砂糖」を使ってかわいいけど意味不明な言葉をアカウント名にしたいと更に相談した。
カフェの店員さんは持ち帰って、お母さんと妹さんとで7個も案を出してくれた。その中に「甘くて四角い」というフレーズがあったので、これを採用させてもらって、概念的な物質として存在しないものの言葉を付けたかったので「甘くて四角い円周率」にした。
ちなみに7個の案の中には「マーボー豆腐は角砂糖」というのがあって、これも気に入っている。

こうしてnoteにおける僕は存在が確立した。
それと同時に、また「僕」という存在がひとつ増えたのだった。

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