「花降る王子の婚礼シリーズ」オススメの読む順番【尾上与一】
この記事では、尾上与一先生によるBL小説「花降る王子の婚礼シリーズ」のオススメの読む順番を紹介しています。
「花降る王子の婚礼シリーズ」は、尾上与一先生がキャラ文庫から出しているファンタジーBLで、2023年11月現在は『花降る王子の婚礼』『雪降る王妃と春のめざめ』『氷雪の王子と神の心臓』『虹色の石と赤腕の騎士』の4冊が刊行されています。
シリーズを通して、魔法の力を持つ少年が武力で国を守る王に嫁ぐ話を描いていて、現時点では4巻で3組のカップルが登場します。
また、キャラ文庫が出しているアンソロジーでも「花降る王子の婚礼シリーズ」の短編を読むことができます。
イラストはyoco先生。
「花降る王子の婚礼シリーズ」の最新刊は、2023年11月28日発売の『虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼3』です。
1.『花降る王子の婚礼』 2020年7月刊行
1作目の『花降る王子の婚礼』は、生まれてからずっと王女だと偽ってきた王子が命を取られる覚悟で敵国の王と結婚する話です。
呪いを受けた孤独な王×天真爛漫で純粋無垢な王子。
年の差カップル、体格差カップル、溺愛ものが好きな人には特にオススメです。
電子書籍版には限定の書き下ろしショートストーリーが付いてきます。
2.『雪降る王妃と春のめざめ 花降る王子の婚礼2』 2021年4月刊行
2作目の『雪降る王妃と春のめざめ』は、1作目の続編になっています。
カップリングは同じで、時系列も1作目から引き継いでいるので、『花降る王子の婚礼』を読んでから『雪降る王妃と春のめざめ』を読むのがオススメです。
電子書籍版には限定の書き下ろしショートストーリーが付いてきます。
3.『氷雪の王子と神の心臓』 2022年6月刊行
3作目は、1作目2作目とはカップリングか変わり、命を狙われている大国の第五皇子×幽閉された大魔法使いの話になります。
すでにシリーズ内に登場しているキャラクターなので、『花降る王子の婚礼』、『雪降る王妃と春のめざめ』を読んでから読むのが一番楽しめますが、時系列としては1作目よりも前の話なので、先にこれだけ読んでも話は分かると思います。
年の差カップル、体格差カップル、悲恋(ハッピーエンド)。
生々しい描写はありませんが、攻めが受け以外の複数の女性と関係を持つことが匂わされるシーンがあるので、気になる方はご注意ください。
電子化もされています。
4.『キャラ文庫アンソロジーⅣ 瑪瑙』 2022年11月刊行
キャラ文庫が出しているアンソロジー作品『キャラ文庫アンソロジーⅣ 瑪瑙』には、「花降る王子の婚礼シリーズ」から『氷雪の王子と神の心臓』の短編「満月とうたかたの逢瀬」が収録されています。
メインは3作目の『氷雪の王子と神の心臓』の2人ですが、内容としては2作目の『雪降る王妃と春のめざめ』で明らかにされた設定が絡んでくるのでシリーズ全てを読んでから読むのがオススメです。
『花降る王子の婚礼』の2人も登場し、2組のカップルが一堂に会する話になっています。
『【分冊版】キャラ文庫アンソロジーⅣ 瑪瑙 [氷雪の王子と神の心臓]番外編』には、「満月とうたかたの逢瀬」だけが収録されていて、通常より安価に短編を読むことができます。
分冊版は電子書籍のみの販売です。
アンソロジーの詳細とその他の収録作品についてはこちらの記事にまとめています。
5.『虹色の石と赤腕の騎士 花降る王子の婚礼3』 2023年11月刊行
4作目の『虹色の石と赤腕の騎士』は、メインカップルである『花降る王子の婚礼』のグシオンとリディルを中心に、新たなカップリングが登場するストーリーになっています。
新しいカップリングはリディルの兄であるエウェストルムの第二王子ステラディアースと側近の騎士ゼプトの組み合わせ。
ラブシーンがあるのはグシオン×リディルだけなので、シリーズとしてはスピンオフではなく『花降る王子の婚礼』の3巻という扱いになっています。
ステラディアースとゼプトに関しては、『虹色の石と赤腕の騎士』の中では攻め受けも明かされていません。
これまでのストーリーを踏まえた内容になっているので、『花降る王子の婚礼』、『雪降る王妃と春のめざめ』、『氷雪の王子と神の心臓』、「満月とうたかたの逢瀬」を読んでから読むのがオススメです。
電子化済み。
まとめ
「花降る王子の婚礼シリーズ」は、『花降る王子の婚礼』→『雪降る王妃と春のめざめ』→『氷雪の王子と神の心臓』→『キャラ文庫アンソロジーⅣ 瑪瑙』→『虹色の石と赤腕の騎士』の順番で読むのがオススメです。
まだまだ続編が出そうなシリーズなので、これからも続報があれば追記していきたいと思います。
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