東京6レース 芝1600m 未勝利戦予想

ベランジェールがようやくターフに戻ってきましたよ!!!
気になりすぎて、他の馬も分析してみたので、そのついでに予想してみようと思います!

※注意
・ベランジェール命なので、かなり偏った見方をしています。
・真実を捻じ曲げることはないですが、都合のいいように解釈することはあります。


2024年1月28日(日)
東京6レース 芝1600m 未勝利戦

土曜の芝の傾向

 東京の芝はクッション値が高いこともあり、前は止まりにくい状態になっているものの、決して後ろが届かないわけではない。Dコースを使用しているため、外をまわすと距離ロスが大きく関係で、後ろから来た馬はイン突きか外3ぐらいまでが限界。後ろからでも捲るのではなくなるべく内を回して、直線まで我慢できるかが勝負の分かれ道。

エコロライジン

 エエヤンの半弟。3走前の福島1800mの内容から見ても距離は1600m以下が良さそう。
 この馬の特徴として、ひたすら出遅れる。若駒故の慣れの問題と気性やクセの問題があるが後者だと思う。ここもおそらく出遅れる。そこから追走する脚はあるが、今回最内枠に入ってしまったので外から被せられると後方からの競馬になりそう。
 東京の2戦で結果出したので、東京開催を待ったクチなのかもしれないけど、血統的には中山のほうがいい気がする。東京ではいかにも勝てずに着拾いのイメージ。
 3週続けて調教では好時計を叩き出しておきながら直前は軽い内容。これが吉とでるか凶と出るかはわからない。
 前走はシンザン記念2着のエコロブルーム戦だったが、まったく刃が立たずで、時計も微妙。少頭数だから3着だっただけで評価はできない。
 戸崎さんに乗り替わったことで外目をスムーズに上がってこれそうな枠並びなら一考と思っていたが、出遅れグセと不利を受けやすい脚質から、この馬柱で人気になるなら買いたい馬ではない。

バンビーノデオーロ

 最初川田騎手がこっちに乗るという話もあったらしいが、鹿戸厩舎×横山武史のコンビに落ち着いた。
 前走はあのシンエンペラーを差し置いて1.9倍の1番人気に支持された馬。ただアブミがはずれたらしく、立ち上がるようなスタートで出遅れた上に、レース途中で他馬と接触して外傷を負っていたとのこと。
 放牧後は12月に帰厩。中山開催でも使えそうなところではあったが、ソエを気にしていたので、ここまで復帰が伸びた様子。乗り込み量こそ十分で、調教上は初戦から不安なし。
 ポイントは距離短縮と東京競馬場。母系は短距離向きもオルフェーブル産駒自体はこの条件を得意とはしていない。伸びしろの大きさは感じるものの大型馬だけに、一度叩いてからという気もする。
 土曜の騎乗を見ていると、武史はおそらく今の東京の芝を掴んでいるので、ここも枠を考えれば外を回すようなことはしないはず。

ホウオウシェリー

 最初の印象としてはこの馬ノルマンディーの馬じゃないの?だった。どうやら兄弟はノルマンディーで募集されて泣かず飛ばずで、この馬はホウオウさんのところに買われていきなり2着。会員の怒りの声が聞こえそう。
 今では乗れる騎手認定のキング姐さんがスタート決めて、内枠利を活かして、そのまま流れ込んでの2着だった前走。テートモダンのところでも述べたように、中山は時計が出ていたのでここもまずますの速い時計を記録していた。一緒に走っていた馬がほとんど2走目をまだ走っていないので評価には悩むが、中2週にもかかわらず速い時計を出しているので前進がありそう。
 あとは口向きの悪さを見せてコーナーリングも苦労していたので、左回りで変わる可能性もある。前に行けるのもプラス。
 キング姐さんが東京競馬場で乗るのが初めてなので、仕掛けどころをミスる可能性もあり、本命では買いたくないが相手には拾いたい一頭。

ハクサンイーグル

 地味だけど器用という印象。前走はスタートイマイチながら1400mでも先行できる小足がある。どのコースでもバテず伸びずで3着にいそう。
 今回一番長い休みを取ってきた馬で、成長が見込めるかが鍵。ここ3週はウッドで速い時計を出してきているのでいきなりやれそう。
 前に行く馬が少ない構成なので、逃げの手に出ることもあるかも。そうなると開幕馬場の残り目に注意。

テートモダン

 若駒×若手騎手で折り合い欠きまくってそれでも3着に来た新馬戦。そこから中1週で臨んだ前走も荒々しい競馬ながら2着。中山1600mで内枠と恵まれたとはいえ、タイムは脅威の1分33秒4!…ただ今年の頭の中山は高クッション値でめちゃくちゃ早い時計が出ていたのと、前の2頭がやり合って1000m57.2秒のハイペースによるもの。とはいえ同日・同距離のフェアリーSが1分34秒の時計を考えると、1勝から2勝クラスのレベルはあったと思われる。
 中2週でこの1ヶ月3走目。調教も終いだけの調教で、よくて状態キープ場合によっては出来落ちもありそうだが、陣営のコメントは体調に問題なしと太鼓判。
 今回は前走よりペースが落ち着きそうで、また折り合いを欠く部分がみられるかもしれない。その点はベテランの柴田善臣騎手に乗り替わるのがプラスに働くと思うが、斤量3kg増がマイナスにもなりそう。
 大外枠を引いたことで、騎手を考えれば外外回す騎乗になるはず。前目につけた上で外3という競馬ならまだ大丈夫だが、中団ぐらいから外を回すと届かないはず。

その他の馬

バウンドトゥウィン…フェノーメノ産駒ってあまり見ないんですが、芝の良馬場の成績は悪いですね。この馬も線は細いし、スピード不足感が否めないです。

ベストベルシック…厩舎コメント見てもまだまだこれからみたいです。

クーアフュルスト…キズナ産駒の芝替わりは期待値高い。東京ダート1600m の芝部分の走りもそう悪くないように思える。ただやはりダートのほうがいいと思う。

スコア…調教は走れてる。それが実践につながればもう少し着順は上がるかも。レース内容に特に惹かれる部分はない。

フレースヴェルグ…先行力はみせ、距離短縮で前進はありそう。

ディアモンクール…スタートは悪くないし、最後外回した上に坂で脚が鈍ったことを考えると、コース替わりはプラス。ただ線の細さが気になる

グラスファイン…レース内容も調教もこれといって目立たず

ブリックス…前走ちょっと期待して見ていたものの、スタートまともなのに追走できず後ろをポツン。外から少しだけ伸びて終了。2戦目の上積みは見込めるはずなので、もう少しやれても。

ボナートテソーロ…調教は動いているものの、一叩きとしての参戦のようで、次回以降につながる競馬ができれば

マイネルコンポート…スローペースにもかかわらず追走に苦労していた。終いの脚はありそうで東京替わりはプラス。どうしても外回しになりそうなのがマイナス。

ベランジェール

 我らがベランジェール。
 レガレイラ、チェルヴィニアといった木村哲也厩舎×ノーザンファーム天栄の中でも一番と言われたデビュー前。ゲート試験終わりまではみんなそう信じていた。
 ゲート試験後から徐々に雲行きが怪しくなり、美浦坂路が工事中という不運もあり函館でのデビューが決まる。しかし調教では併走できないなど、速い時計が出たのは直前の追い切りだけ。天栄主導でキムテツさんの意見が通らない形と思われる強引なデビューとなった前々走。ルメール騎乗で淡い期待はあったものの、レース内容はこれといった見せ場もないまま12着。ノーパワーだった。
 そこから天栄に帰るも「体力がない」「前向きさがない」という酷評が続き、出資者の気持ちも折れかかる。
 
 秋になり再び帰厩。そこで北村騎手に稽古から乗ってもらい、ジオグリフやプレサージュリフトという厩舎の重賞ウイナーと併せて、強引にでもついていかせるハードトレーニングによりやっと一筋の光が見え始める。
 そして迎えた前走。残念なことに強い雨が降り、開幕週の馬場もかなり重たい状態に。
 スタートはまだ慣れていない分ヨレて出遅れる形に。後方3番手を追走。前々走の姿がフラッシュバックしたが、そこから徐々に外を捲り上がり、4コーナーで仕掛けられると一気にスピードアップ。調教では一度も見せたことのない姿で、これには鞍上の北村騎手も驚いたとのこと。
 結果的には早仕掛けとなってしまったが故の差し返しをくらい2着。それでも勝ったオメガウインクが1勝クラスでも差のない競馬ができていることを考えると、この時点で十分未勝利突破クラスの実力はあると思われる。

 前走後はハードトレーニングの代償で疲れが出て長期休みに入ることに。その際キムテツさんから宿題を出されたが、その点についてはクリアした様子。
 長期休みで馬が元気になり体力がありあまり、天栄からはいいコメントばかりが聞こえるようになる。出資者の期待もウナギノボリ。いやうなぎ登り。これは次で勝ち上がるなぁと思ったら、やはりそうはいかないのが木村哲也厩舎。全く褒めてくれません。それどころか不満を漏らされます。

 それでも北村騎手は骨折、ルメールは京都で騎乗と、鞍上問題があがっていたが、川田騎手を確保。期待の現れがここにも見て取れる。
 そこから木村哲也厩舎ならではのハードトレーニング再び。水曜にウッドコースで追い切りながら、日曜にも坂路で速い時計を出すという厳しいトレーニングにも耐え、毎日のように坂路に入っており、体力問題は実はかなり改善していると見てもいいように思える。
 特に最終追切では同じ歳のアルシミストがゴール板すぎで脱落する中、リアグラシア相手に最後の最後まで食らいついていく姿には勝負根性を見て取れた。ここに向けて態勢は整ったとみていい。

ベランジェール中心の予想

調教:今回のレースに向けては、ものすごい速い時計を出したわけではないが、内容は引けを取るものではないと見ている。

血統:東京マイルはベストではない。が悪いわけでもない。良馬場の低クッション値が理想も、今回は良馬場の高クッション値の馬場になる見込み。経験がないので、そこは計れない。

展開:逃げ馬不在で積極的に前を取りに行くタイプもいないので、スタートさえ決まれば先行も可能とみる。全体的にスローからミドル位のペースで、徐々にペースアップする持久力戦となれば、ベランジェールにも向く
可能性がある。直線ヨーイドンになるとやや厳しい。

◎ベランジェール
◯バンビーノデオーロ
▲ホウオウシェリー
△1,15,16

 上位人気で決まるとみる。本命はもちろんベランジェール。
 まず枠がいい位置に入った。スタートを決めるのが理想も、もし決まらなくても外外を回る展開は避けられる。土曜を見る限り外を回ると勝ち目が薄くなる。
 そしてホウオウシェリー、ハクサンイーグルといった人気の先行馬が外に入ったことで、態勢を整える時間を作れるのもいい。バンビーノデオーロが内に入ったことで、この馬の出方を見られるのもいい。
 あとはエコロライジンがもしスタートを決めてしまったときだけは危ういぐらい。
 
 以上を前提とし、スタートが危うい馬が多く、展開の決め打ちはし難いので、あとは才能の打点の高さがものを言いそう。このレースは正直なところ低レベル戦で、うまくいったとしても重賞まで届く可能性があるのは本命対抗の2頭と見ている。
 休み明けで東京開催を待ってここを見据えて仕上げてきたベランジェールと、レースに出られる態勢が整うまで待ったバンビーノデオーロ。
 ただやはり騎手の手配などを見てもここはベランジェールを勝たせる番のはず。川田は正義。
 真ん中中団ぐらいから4コーナー過ぎでもったまま前目につけて300mくらいから追い出して、最後は数馬身突き放すぐらいの競馬をしてくれると次に向けて明るくなります(笑)

買い方

◎単勝が本線
◎ー○の馬連、ワイドはオッズ次第
◎ー▲の馬連もしくはワイドのみ
◎ー○▲ー○▲△の3連複は一考

最後までご覧いただきありがとうございます!
切実に一応ベランジェールに勝ってほしいです!!
日曜はみんなで応援しましょう!


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