【やきとりの本紹介】#1      86-エイティシックス-という神作品

いんとろだくしょん

さあなんかはじまっちゃったよ新シリーズ。俺の性格的にシリーズ増えてくとだんだん更新しなくなっていくやつ出てくるんで破綻するのがオチなんですけど増えちゃいます。学習しろ。
というわけで俺が好きな本(のシリーズ)を紹介していこうっていう。主に小説とかラノベを扱っていきます。あと漫画。こう見えても俺、かなりの読書家だったりで、ここ最近こそ全然読めてないけど読んでた時期は一日に一冊小説読んでました。読むのが早いです俺。
なのでいろいろなの読みました。ただ好みは若干偏っている気がするのでそのあたりは悪しからず。んじゃ、初回、86-エイティシックス-。やっていきましょう。
あ、今回若干のネタバレを含みます。一応最低限にはとどめますが。

Ⅰ86-エイティシックス-とは

86-エイティシックス-は、電撃文庫から出版されているライトノベル。著者は安里アサト。イラストはしらび、兵器イラストはⅠ-Ⅳ。第23回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、第1巻が発売されたのが2017年2月。そこから高い人気を誇り、アニメ化もされた作品。既刊13巻(2024年1月現在)で、まだ完結していない作品です。
じゃあどんな内容なのかっていうと、ギアーデ連邦が開発した無人戦闘兵器「レギオン」に対し、サンノマグリア共和国は同型兵器「ジャガーノート」の開発に成功し、その脅威を退けていました。というのは表向きの話で、実際のところ、「ジャガーノート」には存在しない第86区に押し込められた「エイティシックス」とよばれる少年少女が搭乗、戦闘を行っていました。つまるところジャガーノートは”有人の無人機”というわけですね。でエイティシックスになってしまうのには条件があって、簡単に説明すると作中内では有色種《コロラータ》が86区に収容されました。というのもサンノマグリア共和国は元来白系種《アルバ》の国でありましたが、ギアーデ連邦から移民を受け入れた結果多民族国家となりました。しかしレギオンの侵攻に伴い、壊滅的損害を受けた共和国は有色種を帝国に与する適正市民と認定し、強制収容の上、生身やジャガーノートでレギオンに対する”盾”として戦闘を開始しました。
というのが1巻のあらすじです。シリーズを通して、現実世界でも起こっている、起こりうる社会問題が含まれており、その情景が物語の現実味を増強しているように思います。

Ⅱ登場人物の個性とかけあい

シリーズを通して主人公として描かれているキャラクターは2人、
レギオンの”声”を聞くことができ、また桁はずれた戦闘能力を持つことから「死神」の異名がつけられた少年、シンエイ・ノウゼン。通称ーシン。
白系種でありまた貴族の出でありながら天才指揮官であり、”女王陛下”の異名をもつ少女、ヴラディレーナ・ミリーゼ。通称ーレーナ。
あまりこの2人に関して書くとがっつりネタバレになるので伏せまずが、この2人の関係性の変化やシンの思考の変化などが描かれています。ほかにもキャラクターはたくさんいますが書いていてはきりがないのでおいておきます。それぞれのかけあいは軽快ではたから見れば普通の少年少女、しかし戦闘となると大人顔負けの技術をもって個人、複数名で敵を撃破していきます。ですが時に突然の死を遂げたり前線から外れるなど、戦場は決して確実というものがない場所であるということを意識させられます。
作中には文学的要素や軍人ならではのジョークなどが含まれており、それがまたシリアスな場面を引き立てているように思えます。

えんでぃんぐ

というわけで第1回は86-エイティシックス-を紹介しました。ネタバレを防いだ結果よくわからない文章となりましたがたぶん実際に読んだ方が早いので読んでみてください。人気シリーズなだけあって入手難易度は低めです。ちなみに俺は全巻もってます。
是非皆さんも、絶望で血塗られた残酷な現実が広がる戦場を、ご覧あれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?