メモ014|区分所有建物の終末問題(1)

今日のPPP研究成果発表会で、垂直に用途混在した区分所有建物の課題をきちんと批判して、対案を提案していたのが良かった。

豊島区新庁舎スキームを考えているとある行政に対して、きちんと将来リスクを課題として提示し、経営視点を導入した定期借地事業を対案として提案。すぐ上に住宅用途を積もうとする駅前開発に対して、低容積で水平配置する対案を提案。

用途混在の区分所有建物は、将来の負債化が約束されたようなもの。老朽化マンションの解体費が国庫補助化されるような流れがあるなら、むしろ区分所有建物の建設は許認可対象にならなければおかしいと思う。

少し古い研究だけれど、あらためてこれを読み返したい。
『マンションの終末期問題と新たな供給方式』米山 秀隆

(2016.03.02)


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