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暗黒メモ「家事ヤロウの不都合な真実」Part2
このnoteを書いた後に思い出したことがある。
「取り残された女性たちのまち」
Brothertom氏による、こちらの記事2本。
経済的、特に社会保障問題の観点では、今や専業主婦ですらニートとみなさざるを得ない時代だが、それ以上に独身のまま高齢化していく女性、離婚して実家に戻ってくる女性のようなケースの当事者が抱えるリスクを指摘している記事である。
結局女性の社会進出とは何だったのだろうか?
というわけで、「家計補助のために働いたら負けだと思ってる」というのは正しいのだが、現実に起きているのは「後ろ向きの男女平等」だ、という話である。
拙稿でも何度も指摘した。
女性の社会進出の内実というのは、専業主婦という消費しかしない存在を、"パートのおばちゃん"という安い労働力として引きずり出し、資本主義経済のシステムに組み込むことでしかなかった。
看護師のような資格職ですら、初任給は高くても、働いているうちはその初任給からほとんど上がらない。なぜなら彼女らの給与体系は、やったことに対して支払われるジョブ型"給料"(雇用ではないことに注意)だからです。
今後、ジョブ型雇用が本格的に普及していくと、総合職と一般職の区別はなくなるだろうが、組織から割り振られる仕事で差別されるようになりますね。ジョブ型雇用だから、あんたの仕事はこれだけの金銭的価値しかない、って言われる時代になる。これがジョブ型"給料"という言い方をした理由です。
かえって男女格差を広げる結果になり得るのですが、その良し悪しの判断は、ここでは保留しましょう。
女がジョブホッパーになりやすい
ところがである。このような「安い労働力」になってしまう女性にはある種の共通点があるのではないか?
“実は働くって、単に体力や能力、スキルだけでは不十分で、そこには社会性というものが要求される。別名、組織適応性・組織順応性です。
例えば「このハゲー!」発言で一躍有名になった"豊田まゆゆ"こと豊田真由子。経歴を見てみよう。
元厚生労働省官僚、元衆議院議員
1974年千葉県生まれ。東京大学法学部卒業後、厚生省(現・厚生労働省)に入省。2012年自由民主党公認で埼玉4区から出馬し当選、衆議院議員を2期務める。現在は、社会保障や感染症対策の専門家としても活躍する
なんで霞が関のキャリアを辞めたんでしょうね?
確かにハラスメントはあるかもしれないし、意識の古い年寄りからは「早く結婚して辞めろ」とか言われているかもしれないし、そして女同士だろうと人間関係のトラブルはあるだろうし、と辞めるには様々な要素・要因がある。
一つの組織の中に長居していると、色々と不都合な問題が出てきてしまって、耐えられなくなるという、よくあるパターンなのかもしれないが、それにしても閾値が低いな、と個人的には思うのである。
実は、この議論は昨年11月に記事化している。
ポイントは、女性はメンバーシップ的な場への耐性が男性に比べると低いように思えるし、女同士の面倒くささもある。
そのことを踏まえ、流動的な非メンバーシップ的な働き方を前提とした生き方と、それが実現できるような社会が女性にとって生きやすいのではないか、と指摘したのが上のnoteである。
家事出来ます、じゃ足りない理由
専業主婦は無能な女の証、みたいな話である。
今どき若くして専業主婦になる女ってマジで無能で社会に適応できない人しか居ないから、ツイッターの主婦クラスタは年を追うごとに質が悪化してる気がするんだよな。低知能メンヘラ専業主婦の蟲毒。
— (狂) (@akihiro_koyama) December 22, 2021
「ブラック家庭」のモラハラ専業主婦たち|小山晃弘(狂) @akihiro_koyama #note https://t.co/ICdoo9bZdA 結婚相談所の人が「仕事ができない人間は家事も育児もできない」と断言していた理由が分かる気がしますね。残念ながら働けるということは社会適応性のバロメーターでもある。
— 婚活ファイタークソえもん (@yajiumafighter1) December 23, 2021
個人的な話だが、いわゆるタスク管理能力だとかマルチタスク処理ができないのは無能だ、という言い方をうちの母親は多用するが、それだけでは足りない。
やらないことを決めて「やらない」で済ませる能力も必要なのだ。これは事柄の取捨選択であり、そのためには本人なりの基準と頭脳が必要である。
そして、この能力は仕事の現場でこそ必要な能力であり、それが備わっていないと仕事現場から脱落する、という。
接客業にしろ、販売業にしろ、誰でもできそうな仕事をよく見ていくと、それぞれにスキルが必要という意味での難しさがあるのだが、そこをボーっと見過ごしている人の多いことか。
そして、そのことが社会適応性のバロメーターでもある、というが現代社会の不都合な真実でもあった。
これは個人的な体験談として稿を改めるが、65歳までフルタイムの仕事に就いていたうちの母親が定年退職した後、母親自身の身に起きた話からも見て取れてしまう、という情けない話でもある。
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