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「能遮」って何?

具体的に能遮(のうしゃ)とは仏教用語の陀羅尼(だらに)に意訳される言葉の一つで「いっさいの言語説法を記憶して忘れない」、から「すべての雑念をはらって無念無想になること」を意味します。なお、陀羅尼とは「能(よ)く総(すべ)ての物事を摂取して保持し、忘失させない念慧(ねんえ)の力」を意味し、サンスクリット語/梵語で「保持すること/もの」を意する言葉ダーラニー(dhāraī)の音写です²。
陀羅尼の定義は各宗派の経典に拠って解説が異なりますが一番最初に御紹介した能遮自体は「種々な悪法を能く遮する」の意から由来してます。これは何を意味するかと云いますと仏法を学ぶ際、「陀羅尼を極める=邪法/悪法から信心を守る」と解釈できます。では、私達、仏教信者が言葉通りの「陀羅尼」を極めるにはどうしたらよいのでしょうか?
「法華経 陀羅尼品第二十六」の法話には釈尊(梵: Gautama Siddhārtha) が「法華経の一詩句をも持ち、読み、誦し、そして分かり、教えの通り修行すれば、その功徳は大変大きいのである」と述べておらっしゃいましてから薬王菩薩(梵: Bhaiṣajyarāja)を初め、数多くの如来が「法華経を説くものを守護しましょう」と釈尊に誓ました。
そう、法華経(Saddharma-puṇḍarīka-sūtra)を熟知することで始めて諸仏の御守護を頂き、能遮を得て、陀羅尼が極まり、最終的には成仏が叶うと云うことです! 
なので、日蓮正宗に入信し、勤行を行っています私も日蓮大聖人様の教えも勿論法華経、また法華経を根幹として立教された宗派の経典を勉強し、仏法の真理に近づきたいとの想いで自分自身を学侶としてみています。そこで、私が今まで学んで来た教えをお伝えしたい一心でこのブログを作りました。

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