この旅の始まりは2019年秋

本当に本当に、めちゃくちゃ忙しかったんだ。10年間。長男が生まれる時に一回、身体壊して2ヶ月仕事休んで療養したんだけど、そういう過労じゃなくて、2009年の妹の祥子の事件があってからは精神的にもやられたし、洋もいなくなっちゃったし、なんかもう悲しみの中にどっぷり浸って、オイラの身体のどこを押しても、あの時は涙が出てくる状態だった。

だからね、2019の11月、大阪の大イベント終了とともに出かけました。

関空を出発。タイからインドに渡って、そっからネパール→ヒマラヤ→チベット→中国→台湾→沖縄→茅ヶ崎に正味2ヶ月半の旅から帰って来たんだけど。チベットあたりで変な肺炎が流行ってるって話を聞いて、上海にいる時にコロナに追いつかれて、オイラの出国予定日の数日前に団体旅行者は国外へ出られなくなって、でも、なんとか中国を出国できて、日本へ入る時に”バイキンを持ってくるな”言われて、めちゃめちゃキレて・・・

あの時の旅行は期せずして仏教の歴史を巡ることとなり、仏教史はこの辺一体(東アジア地域)の文化史でもあって、日本の成り立ちや成熟度など、アジアにおける立ち位置を知ることとなっちゃって、教室の歴史の授業はさっぱりだったけど、体験するのはめちゃめちゃおもろかった。

ほんとに行き当たりばったり、航空機のチケットもスマホで取れるから、行きたい時に行きたいところへすぐ行けちゃう。チベットの入国パーミッションの習得が一週間かかって、そん時は流石にホテル缶詰だったけけど、連泊だったから、二週間で三万円弱くらいにしてもらったんじゃないかな。Tripadvisorって旅行案内のアプリがあるんだけど、そこの高評価と取引した( ◠‿◠ )

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あっこから世界は一変しちゃったもんなー、2020年の緊急事態宣言中の自粛期間はかろうじて在宅してたけど、一向におさまる気配のない騒動に耐えきれず、夏前に茅ヶ崎を抜け出して、用事のあった大阪に車で向かう途中、関ヶ原の古戦場に寄り道して、そこで閃くものがあって、その先の二週間の間に三つくらいあった約束の延期をお願いして、織田信長を追っかけてたら、延暦寺から古事記に辿り着き、四国、九州、山陰回って、奈良の法隆寺で終わった”関ヶ原古戦場から古事記に始まる、国津神を敬いながらの日本宗教史の旅”を敢行。これも行き当たりばったりで行ったら結果的にそうなってしまったのね。

思えば、チベットの幽玄な寺院に入った時、瞬時に法隆寺なんかのローカル感がどれほどのものか感じてしまって、それを確かめることになったんだけど、本当にそうだった。

日本て田舎だったんだ・・・

日本人はどう思ってるか知らんけど、日本は世界のイチ地方都市(田舎)で、もはや中国とか対等感持ってとやかく言ってる場合じゃないよ。上海とかすごいよ。それに比べたらトキョ???なんてもんで、日本の土地も買われまくってるでしょ、侵略だ何だと言おうが、中国のチカラ技はすごい。チベットで見た景色は、いまだ戦国時代。いいか悪いかじゃなくても、そのうち日本は中国になると思います。(この辺は炎上しそうだけど、インターネットでとやかく言い合っても拉致開かないのでやめましょう。)

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(桜島)

ちょこっとスマホアプリで調べたんだけど、国際航空券、今めちゃめちゃ高いでしょ。もうしばらくは出られないんだな・・・

でも、楽しいことはいっぱいある

歴史に残る2020の夏はイベントが全くなし。そこで長年の夢だった、スマッシュ(富士山の記事参照)の”西表島自給自足キャンプ”に参加する野望の実現に向かうのです。この頃からヨメさんの仕事”森のようちえん事業”においてキャンプ分野だけ手伝うことをしていたのですが、ここはもうアピールしまくって、プログラムに入れてもらった。市の助成金が出てるし、一応仕事なので、100%自由とは行かないけど、行けるなら何でもいいのです。沖縄特有の木造り船”サバニ”の第一人者、海想っていう会社の社長さん、森さんとも出会えて、いざ海に出航!!波と風の中、長い間、ずっと忘れていた自然と対面しました。

それから中高生を招き入れ、大人数のキャンプが始まるんだけど、初めて魚を突いた時の感動は今でも忘れない!!

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そっからはキャンプ三昧でして、夏から秋にかけては正味2ヶ月弱、沖縄周囲を移動。キャンプによっては我が子供たちも参加しているので、合間に家族5人の時間とかもあった。

感動!!・・・まさか、お姉ちゃんが高三になって、こんな家族旅行時間のタイミングがあるとは思わなかった。それに乗じて照屋政雄先生のてんまかそのコーラスのレコーディングには家族全員に参加してもらった。

妙高高原に雪キャンプに行って、雪で遊んだり、湯河原でロッククライミングやったり、まーお仕事で行ってますから、それなりに大変なことはあるけれども、そこは三線の修行時代を思い出して・・(今も修行中ですが)

忍耐!!

practice(練習) practice(練習) practice(練習) patience(忍耐)!!

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”ふじの 森のようちえん てって”というヨメさんの団体のキャンプで今は下積みやっております。(てってのキャンプは3月までめーいっぱい詰まってます。詳細を知りたい方は連絡くださいね。雪遊びとロッククライミングがあります。)ここに来る小中高生ともキャンプの回数を追うごとに仲良くなれます。スマッシュのキャンプがぶっ飛んでるのでとにかくリピーターが多いのです。詳細はあった時に話します。思考の壁、常識の壁をフワッと飛び越える時、情報には深さが必要なのです( ◠‿◠ )

今時は焚き火だけでも恋しい人がいるので、焚き火クラブも全然やります。告知したまま、なかなか日程が決まらないですが、おうちの近辺に木材が出た方はとっておいてね。それ薪に使えます。

やじびんのお洒落じゃないアウトドアチャンネルをYouTubeでやりたいと思っていたんだけど、マガジンが先になってしまいました。

街を出れば三密はないよ。家にいたら煮詰まるし、筋力の低下は命の黄色信号です。流行ってるボディビルみたいな筋トレはやだけど(多分、実際にはあんまり使えない気がする。)20キロ超えのザック背負って山道歩いて、深呼吸すると、それだけでかなりいい命の洗濯になります( ◠‿◠ )

オイラの沖縄の父ちゃんたち、照屋政雄、仲本興次、と申しますが、二人ともに卯年の82ですが、二人共に歩行困難極まりない。要介護予防策として今から外で遊びましょう!!

運ぶ荷物のうち、最も重いのが水なんだけど、冬は雪や氷を溶かせるし、綺麗な川があれば水は使いたい放題。もうね、環境問題を部屋で語ってないで川の水飲んで過ごしたらいいさ。めっちゃ環境教育にもなる。川の水を汚すのが、どんだけ命を脅かすものか身体で知ることができます。

ブログでは語り尽くせぬ楽しいことだらけ。

大急ぎでここまで語り抜けました。個々の楽しかったことは、また追って報告できると思いますが、とにかく大事なのは体験です。年末を過ぎ断捨離ブームは去ってしまったかも知れませんが、近代経済システムの購入と廃棄の無限ループから抜け出るためにも、もう一回、人間が人間だけでわがままできない世界を感じて欲しい。都市におけるタタミ一畳分の土地であっても、本来の自然からどんだけ地面のポテンシャルを落としているかを感じて欲しい。オイラはこのブログを使って、体験の糸口をお裾分けしますが、できれば一緒に感じたい。

一緒にいこ♡

つづく

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