毒魚&危険魚の知識(ハオコゼ)

インターネットの普及により、私達の趣味は多角的に広がっている。
誰かの投稿がきっかけで、海と触れ合うことになった方々もいるはず。
そんな方々のために、不意な被害から身を守る知識
【身守りスキル】の向上になれば嬉しいです。
磯遊びやビーチコーミング、海水魚採取やシュノーケリングなどで
海と触れ合うには有毒生物・危険生物・有害海藻が生息しています。
正しく認識をしてご自身の海との触れ合いレベルをアップして下さい。
知識を得れば、冷静に対処できるようになります。

【ハオコゼ】葉鰧、葉虎魚


10cm以下の小型なオコゼ。潮溜まりでよく見かける事が多く、玉網で簡単に掬える(すくえる)から認知度も高いと思われる。

ハオコゼの毒針(背鰭)は、
ノコギリ状になっていて刺されると傷口は酷く(ひどく)なり、
尚且つ抜けにくい形状をしている。
ノコギリ状の棘を覆っている皮膚全体に毒が含まれているため
毒のダメージが早い。
痛みは数時間ではなく数日続く事が多い。
小型魚だからといっても油断はできない。

ハオコゼ・Redfin velvetfish(レッドフィンベルベットフィッシュ)
背鰭(せびれ)にある棘(とげ)がノコギリの刃状であり毒針。
鰓(えら)にも棘がる。
通年見られる魚。

もしハオコゼに刺されたら!

応急処置として、先ずは傷口の毒を吸引し患部から毒を吸いだす。
もしくは傷口を切開して毒を絞りよく洗う。
病院に行くまでの間に可能であれば、
なるべく熱いギリギリ我慢できる熱さ40度以上から50度ぐらいのお湯に、30分以上は浸けることで痛みが和らぎます。
毒の種類はタンパク質

分布
北海道・沖縄を除く日本各地

出現場所
沿岸や内湾の藻場、漁港の岸壁や堤防、潮溜まりでよく見られる。
夏場が産卵期
暗褐色(あんかっしょく)の斑ら(まだら)模様で、
海藻や付着物に擬態(ぎたい)しているため、うっかり手を着いた時に
強烈な激痛が走る。
磯遊びをする際には必ずグローブをする事を忘れないで欲しい。
基本的にハオコゼから向かってくることはないが、
ハオコゼの習性は待ち伏せタイプなのでこちらから触れて刺されてしまう事が多い。

食味感想
私は食べた事が無い。

ハオコゼ(成魚)

ハオコゼに刺された経験がある方は、その時の状況や痛み等を教えて下さい。万が一刺されてしっまた時に、より冷静に対処できるように、こちらで共有していけたらと思いますので、よろしくお願い致します。





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