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涼宮ハルヒと数学の話

こんばんは。
馬場ヤイリです。

本日は、『涼宮ハルヒ数式』について語ろうと思います。
概要だけ先に書きます。
これはアメリカの匿名電子掲示板『4chan』のアニメ板で書き込まれた数式で、ガチで数学的に世紀の大発見だと言われています。

さて、皆さまは『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメをご存じでしょうか。
もともとスニーカー文庫から出版されたライトノベル『涼宮ハルヒシリーズ』を京都アニメーションがアニメ化したものです。
全14話あります。

でね、このアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のやっかいなところが、1話から14話までの時系列があいまいであるという点なんです。
例えば、3話より5話の方が時系列的には前のお話だったり。放送順と時系列が違うって話ですね。
京アニ特有の仕掛けです。考察する余白を残すやり方。

すると、視聴者としては「1話~14話をどの順番で見るのが正解なのか」という問いが生まれるわけですね。
で、海をまたいでアメリカの電子掲示板「4chan」でハルヒのアニメの視聴順について議論されました。

そもそも全14話を最高率で通し見するとき、いったい何パターンの組み合わせがあるのか。
これは、数学の世界でずっと議論されてきた『最小超置換問題』というテーマなんです。

4chanで匿名なアニメオタクたちが導き出した最小超置換問題の公式がコレ!

N!+(N-1)!+(N-2)!+n-3
 N=アニメの放送回数
 !=階乗(高校数学で習ったのよね!)

面倒なので僕は計算しませんが、この数式で導き出された回数が、それすなわちハルヒシリーズ全14話の視聴順のパターン数なのです。

何がすごいって、数学の世界で解けなかった問いの答えが匿名電子掲示板で出た(というか証明された)点ですよね。
遊び心とか情熱みたいなものが、世紀の大発見につながったわけです。

ここで僕らが学ぶべきは、アマチュアが成果を出すパターンもあるってこと。
逆に言うと、プロを必要以上に神格化してはいけないってこと。

何者でもない僕ら(または素人である僕ら)でも、突き詰めて考え、行動すれば世紀の大発見をできるかもしれない。
根拠はないけど、そんな期待をもって生きた方がきっと楽しいよねって思った次第です。

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