再会した彼は予想外のポジションへ登りつめていた②
2 国立学園での日々と噂
学園の平民新入生のお世話係。自身の勉強と共に、彼ら10名のサポートをすることで、私の学園生活は一気に忙しくなった。
何がわかならくて、どんな質問があるのか、今日の授業で困ったことはないか。それぞれの課題を共有し、問題や課題の反省や予習を全員で行い、交流を深めた。
このお世話係は、貴族と平民の橋渡しともいえる、身分による差別を是正する為の、やりがいのある仕事だ。
私は、偶然とはいえ、任命してくれたアドラーに感謝した。
そして、最後に