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金曜日に大きめの虫を2匹

バグのお話である。

プログラムのほうだ。いまは冬なので大きめの虫は見当たらない。てか、大きめってどのくらいのイメージだろうか。カブトムシくらいか。

世界最大の昆虫は蛾の一種とのことである。羽を開くと30cm弱。3億年前なら65cmくらいのトンボがいたらしい。王蟲は80mという数字を見つけた。真偽不明。ナウシカの身長を考えると‥‥、ああ、原作と絡めるとちょっと面倒なのでやめておこう。


プログラムを動かす。なにやら不思議な動作をする。変なコードを書いてしまったらしい。よくあることである。

バグはとりあえず3つに分類できる。
・アホみたいなもの
・ややっこしいもの
・それ以外

「それ以外」は「よくあるバグ」とも呼んでいる。見た瞬間に見当がつく。ああ、あれか、やっちまったか、で、即座に退治できる。さしてアタマを使わずとも済む。指がちょっと疲れる程度である。

他の2つはそれなりに厄介で、ぱっと見では分からない。すると、この両極端のどちらかなんだろうな、と思い起こす。経験上8割くらいは「アホ」のほうかと思う。

最後の残りは、解消まで数時間とか数日とか。場合によっては迷宮入りとなるのだろうが、とりあえず事例を思い出せない。

難易度が高いほど解消した際の感動は大きい。「よくある」は無感動か「指が痛いな」程度。「アホ」はガッカリ系だが「アホくさー」などと口に出すことでなにやらスッキリする。

レアバグ退治に成功すると、もう10年も経とうというのに、たまに思い出して「いやぁ、あれはビックリしたね!」なんてひたることができる。

今日は珍しく難しめのバグを2匹退治した。

1匹は同僚との共同作業であった。彼がヒントを見つけて、私が原因を特定した。ヒントなしには恐らく辿り着けなかったと思う。資料の失われた古くて謎なライブラリにはしばらく関わりたくない。前任者が2週間くらい、彼が3日、私は2日。この件に専念していたわけではないが、そんな大捕物であった。

もう1匹はソロでのクエストで、当初は「アホ」系と思っていた。調べる範囲がけっこう広いもので、シラミ潰しで確認していけばそのうち見つかるに違いない。そんな雰囲気だったがどうにも手掛かりなし。

どうも「アホ」ではないらしいと方針を変え、そこからもそれなりに時間を使ってようやく捕まえた。へー、こういう動きになるのか。そんな感想であった。

そんな金曜日であったので、安心して週末を迎えられた安堵と、2つは珍しいよな、という、そんな気分でこんな文章を書いている次第。あまり具体的に書くわけに行かないというのが悩ましいところ。

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