ミスを重ねるとかく汗も増える

歯医者へ。

サクサク歩けば10分。
だらだら歩けば15分。

暑さを加味して20分。
余裕を足して、30分。

予約の30分前に出発。

持ち物は日傘だけ。

日差しが強ければ強いほど効果的。
日陰を携帯できる素晴らしさよ。

と思ったら、薄曇り。

日傘なしでも妥協できるレベル。
今日はただの荷物になりそう。

少ししたところで。

向こうからおばさんが歩いていくる。
ハタと、マスクを忘れたことに気づく。

立ち止まり、思わず「あぁ」と呻く。

このご時世
マスク無しってわけにはいかない。

自分が陽性である可能性もあり、
過激派の攻撃を受ける可能性もあり。

まぁ、途中まではマスク無しなので
たまに忘れてしまうのだけど。

恐らくは怪訝そうな表情のおばさん、
その横で回れ右して道を引き返す。

8分ほど失った。
しかしまだ余裕はある。

日傘は、まぁ、いいか。

部屋に戻り、マスクを手に取り、
代わりに日傘を机の上に置いた。

気持ち早歩きで再出発。
共同玄関まで約1分。

出て、空を見上げる。
太陽が激しく眩しい。

眩しさ、そして、熱気。

時間は微妙だが、
また戻るのも面倒だ。

日陰から日陰へ。

そんなあるき方をして
地味に時間を失い続ける。

幸い、歯医者には間に合った。

思惑以上に汗をかいたので
検温が心配だったが、パス。

帰り道も激しくいいお天気。
あの判断ミスが悔やまれる。

汗だくで帰宅しましたとさ。