さるすべりの実感

さるすべり。百日紅。

定番の難読漢字なので読める。
が、書けと言われたら書けない。

そして驚愕の事実。

割と長々と生きてきたが、
ようやく名前と実物が紐付いた。

いまのいままで、
百日紅って、どれ？、だった。

そして数日前、
唐突にそれらがくっついた。

ああ、これが百日紅なのか。

庭の百日紅がね‥‥。

なんて、母がたまに言っていた。
脳裏にイメージのないまま生返事をしていた。

実家の庭を思い起こす。
なるほど、確かに植わっている。

どうも、ここ半年、そんな発見が多い。

まだまだたくさんあるのは間違いない。
頭でっかち、ってやつか。

まぁ、なぜこうなったかといえば、
そういう機会が乏しかったからだろう。

小学生の頃から部活の類いに縛られ、
受験、就職、残業、残業、残業、大残業。

知らないことは幾らでもあるが、
バランスってものもあるだろうに。

ちなみに。

猿は滑らないそうだ。

人は、どうだろう。
滑るかもしれないなぁ。

これはまだ試していない。