ビブリオシカを聴いて、『多重知能』を考える
番組名:NTT Group BIBLIOTHECA(ビブリオシカ)-THE WEEKEND LIBRARY-
Radiko終了後に公開します。
番組公開日:2024年8月24日
引用部分 館長 山口周 氏の言葉を「山口:」司書 長濱ねる氏の言葉を「長濱:」とします。
アイスブレイク:夏休みの宿題について
私は最初にスタートダッシュし、中盤緩み、ラストスパートをするタイプ。
司書もそんな感じらしい。館長はやらない…と。
このラジオは、成田空港に向かう車の中で聞いていたのですが、やらない?と、真面目な長男が横で顔を顰めてました。
夏休みの宿題への取り組み方を思い返して、今の仕事に取り組む姿勢が変わってない事に気づきました。
スタートダッシュ、中弛み、追い込み(終電)。新しい自分になろうと、時間をうまく使う方法を色々試しているんですけど、追い込まれないと本気が出ない。
最近下記の本を読み試してることがあります。
朝5時から仕事を始めるのですが。その時に界王拳20倍!と叫び、始める。
結構、効くので、習慣化できるようしばらく続けていきたい。
今回のテーマは、多重知能について
あまり聞かない言葉。知能の種類について?
多重知能を検索し、内容がわかりやすかった 引用元WEBサイト
『ラン‐タン -情報デザイン × 認知心理学 で 学び をデザインする』
Howard Gardnerの「多重知能理論(MI理論)」
知能は多くの種類に分かれているとする理論。8つを紹介。
① 論理・数学的知能
これは一般的な頭の良さ。私は14歳くらいで急にできなくなり、デザイナーになるから建築を学ぼうと建築科がある高校へ行こうと、開き直ってあんまり勉強をしなかった。
② 言語的知能
読書や執筆は好きだけど、議論とか言葉の習得は大苦手。
ワタシ、ハナスノニガテ
③ 運動感覚的知能
運動。まあまあ得意。けど、手先の器用さは無い
④ 音楽的知能
ここは無い。リズム感?絶対音感?
ギターが全く意味不明なのも、これが原因か?
⑤ 空間的知能
これは優れていると言える。職業にしてますし。
イメージ力はある方だと思う。
外科医やパイロットにも向いてるそう。ふむ。
⑥ 対人的知能
対人的知能
他人の考えは読め、意外と友達が多く、会話は,,,ワタシ、ハナスノニガテ
⑦ 博物学的知能
図鑑を作るイメージと。
うーん、見るのは好きだけど、作るのは苦手か。けど、やりかけには徹底的に手直しするのでアリか?
⑧ 内省的知能
メタ認知(メタ思考)、世界観
客観的に自分を見る事。グロービスで学んだ、クリティカルシンキングに似てるな。
クリティカルシンキングは批判的に見直して、問題の本質を探す。
私はこのクラスを受けて本当に成長できた。授業中、学んだ事ない考え方で、毎回頭がオーバーヒートしてました。
クリティカルシンキングは訓練して少しずつできるようになってきている。この領域の能力はクリエイターに向いてると。ふむ。
知能にも色々あるのですね。私は向いている方へ生き方を進めたと思える。
⑤+⑥+⑧
有名人の多重知能例
「山口:いろんな頭の良さについて。大谷翔平:頭が良いからこそ、あの打撃成績。彼なりに計算してる。身体的な機能を使っている」
これはまさに、③の運動的感覚知能。彼は+@で色々ありそう
「山口:中田英寿選手の話を。出身は山梨の進学校。その中でも優秀。雑誌の企画で空間認知に関するテストをしてみたところ普通じゃない能力があった。レゴブロックの立体を作るのに使った数を当ててしまう。なぜかわからないが見ると分かる」
中田選手は、①+②+③+⑤+⑥+⑧的なイメージ
イタリア行ったらペラペラとイタリア語を話し、イギリスでも英語をペラペラ。これはある種の才能だったのか。言葉を覚えないサッカー選手は、プロとしてどうなのだろうか?なんて思っていたけど、向いてないってこともあるのか。
個性とは?
「山口:多面的に見ないと、能力や個性が育たないのでは?
現代は言葉的な能力を求められることが多いが、全員素晴らしい個性を持っているので、多面的に見る。強みを見るようになれる」
これは、2人の男の子の父として、穏当にそう思う。
同じように育ててるつもりだけれど、全然違う。けど2人とも素晴らしい個性を持っている。
内向的すぎる長男を変えようと、色々試したが、発さないだけで色々考えていて、そのうち必要性を感じて話し始めるだろうの結論に至った。まるで昔の私のように。
ピグマリオン効果の話
ピノキオのコンセプトに似た考え。思えば伸びる。
「山:この子はきっとものになる!と思って、生活するとモノになる
全ての子供にはいろんな才能がある。それを見つけるのが大人の責任。
狭い頭の良さで判断しない、のは大事な考えでは?」
今回のまとめ
「長濱:いろんな知能があるので伸ばしていくのは素敵な考えだと思う」
「山口:多様性。単純化して女性の管理者を増やす。それだけではない。
男性の中にも多様性がある。人の中に個性や強みがある。個人を見る。
多様な個性を見ることが生き心地が良い社会を作っていくには、大前提の認識では?そんな認識を作る補助線になるフレームだと思う。」
今回も、とても面白い話が聞けた。
私の学生時代は①が特に求められて、向いてない身としては大変だった。
開き直って①を競う道から、一般的に横道と思われてる方に進んだら、全てが楽しくなって今に至る。
必要性を感じた、能力はその都度、身につけながら。
自分らしく生きて、家族にも自分らしく生きていくことの大切さを気づけるように接して生きていきたいと思う。
他に気になったこと
「BOOK SHARING」
ミュージシャンでアーティストのかせきさいだぁさん
図書館の良さ。児童書好き。古典のSFのイラスト良い。
「山口:おすすめ 筑摩評伝シリーズ。藤子不二雄担当の居た堪れなさ」
気になった本
時間砲計画/岩波を読んだ感想。館長が少年時代に読書好きになった気かっけ。読みたいけど終わってしまうの切なさ。
私も、昨年『三体』を読んだ時、久々に体感。続きが読みたいけど、この世界を終わらせたくないーと。
最高のSFでしたね、三体は。
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