つぼいわ

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最近の記事

白豆腐あり

天竜文芸に投稿した作品をnoteにも投稿します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今年も何か投稿しようと思い「ふるさとものがたり天竜」をパラパラとページをめくっていくと75話目に興味深い昔話をみつけた。 白豆腐あり むかし、むかしのこと。 阿多古の里の街道を、さるお殿様がお通りになった。 殿さまは、馬にゆられてのどかな景色を眺めながら、上きげんであった。 上野村まで来た時、殿さまの目にとまったものがある。 『白豆腐あり』 の小さな看板であっ

    • Jリーグデータ分析44「町田の巻」

      筆者の予想に反して、現時点で町田がJ1リーグ首位です。 少し時間が取れましたので、数字を拾ってみました。 毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 2024年5月6日までに終了した2024シーズンJ1リーグが対象です。 まずFootball LABさんからチームスタイル指標別指数を拝借しました。 いつ時点のデータかの記載はありませんが、最新のデータを使用しました。 上記データをクラスター分析しました。 樹形図は下記の通りです。 綺

      • Jリーグデータ分析43「2022シーズンハイプレスの巻」

        先日のブログ(ボール支配力とハイプレスの巻 | SPORTERIA)の続きです。 西部謙司氏のJリーグ新戦術レポート2022に記載されていたことの検証?(検証なんて言うと非常におこがましくて申し訳ない気がします。)です。 ハイプレスに関しては、プレー強度を維持できない「60分の壁」ということが記されていました。データを使い確認します。 下表は2022シーズンのチーム別ハイプレス指数と時間帯別ハイプレス試行率です。 ハイプレス指数が高いのは鳥栖(69)、柏(66)、湘南(

        • Jリーグデータ分析42「2023 J1第23節 名古屋 1-0 鹿島 レビュー」

          名古屋グランパスの2023シーズンデータと比較して、8/13に開催された第23節の数字を確認しました。 着目したのは総走行距離とスプリントです。 「どれだけ走ったか」、「どれだけスプリントしたか」ではなく、相手との差、すなわち「相手よりどれだけ走ったか、「相手よりどれだけスプリントしたか」という視点から考えました。 2023シーズンのデータは下記の通りです。 上記データから勝ち試合のデータを下記に抽出しました。 上表のデータを下図の通り散布図にしました。 8/13鹿島

          Jリーグデータ分析41 スプリント定義変更の巻

          2023シーズンが開幕しました。 早速データが公表されました。 【公式】横浜FMvs甲府の試合結果・データ(FUJIFILM SUPER CUP:2023年2月11日):Jリーグ.jp (jleague.jp) これを見るとスプリントの定義が「時速24km以上」から「時速25km以上」に変更されたようです。 抜き出したのが下図です。 2019~2022シーズンまでの横浜FMの数字を出しました。 FUJI FILM SUPER CUPの横浜FMスプリント回数は102回

          Jリーグデータ分析41 スプリント定義変更の巻

          Jリーグデータ分析40 スプリントと総走行距離の巻

          スプリントと総走行距離について分析しました。 今回はSPORTERIAさんのデータを使い分析しました。 SPORTERIA以外での使用は禁じられていますので下記にリンクを張らせてもらい、noteでの公開とします。 スプリントと総走行距離の巻 | SPORTERIA

          Jリーグデータ分析40 スプリントと総走行距離の巻

          Jリーグデータ分析39 30mライン進入率の巻

          いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 使用したデータは2022シーズンJ1リーグです。 30mライン進入回数とチームスタイル指標の敵陣ポゼッションの関係を調べました。 30mライン進入回数の質を出すために、攻撃回数で割り算をし、30mライン進入率を計算しました。30mライン進入率と敵陣ポゼッション指数は下表の通りです。 これを散布図にしました。 散布図にすると、一目で相関関係にあることが分かります。 相関係数は0.92であり強い

          Jリーグデータ分析39 30mライン進入率の巻

          Jリーグデータ分析38 鳥栖のスプリントの巻

          いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 2022シーズンのサガン鳥栖の数字を拾いました。 まずはチーム別のスプリント数です。 鳥栖が最も多く、平均よりも約30回多いです。スプリント数は鳥栖の強みだと分かります。 次は鳥栖の勝点です。 鳥栖の勝点は42、最大勝点は102(34試合×3)ですので、勝点率は41.2%(42÷102)になります。 スプリント数と勝点の関係を見て行きます。 鳥栖のスプリント回数の上位を拾いました。 偏差

          Jリーグデータ分析38 鳥栖のスプリントの巻

          Jリーグデータ分析36 CBPの相関関係の巻

          毎度のことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 対象データは2022シーズンJ1リーグです。 下表の通り、チームごとに自チーム守備P平均、自チーム奪取P平均、相手パスCBP平均、相手クロスCBP平均、相手ドリブルCBP平均を算出しました。今回は自チームの守備と相手の攻撃の関係を見ることが目的です。 次に各項目ごとに相関係数を算出しました。 赤色のセルは相関係数が絶対値で0.7以上です。 自チーム守備P平均と自チーム奪取P平均が-0.73、自チ

          Jリーグデータ分析36 CBPの相関関係の巻

          Jリーグデータ分析35 FC東京ポジション別CBPの変化の巻

          先日、 FC東京アルベル監督の巻(前編) | SPORTERIA FC東京アルベル監督の巻(後編) | SPORTERIA を通じてFC東京の中断前後の変化を確認しました。 今回はポジション別のCBPを通じて変化を見て行きます。 FC東京の中断前後のCBPは下表の通りです。この数字は選手個々のCBPの平均です。なおFPはフィールドプレイヤーを意味しています。 パスCBPとパスレシーブCBPのみt検定において5%水準で有意となっています。 パスCBPとパスレシーブ

          Jリーグデータ分析35 FC東京ポジション別CBPの変化の巻

          Jリーグデータ分析34 クラスター別相性の巻

          先日、Jリーグデータ分析31 チームスタイル指標とクラスターの巻|つぼいわ|noteを投稿しました。 その中で下図を示しました。 クラスターごとに順位や指標も大きく異なることが分かります。 上図から、それぞれのクラスターには相性があるのではないかとの仮説を立て確認してみました。 前回も掲載した各クラスターの内訳です。 各チームは上表のそれぞれのクラスターに所属しています。 クラスターごとの集計結果は下記の通りです。 相手クラスターにより成績が異なることが分かります

          Jリーグデータ分析34 クラスター別相性の巻

          Jリーグデータ分析33 FC東京アルベル監督の巻(後編)

          ELGOLAZOを読んでいたら、41ページにアルベル監督のことが書かれていました。その中に「8月の中断期間を挟んでチームはより一層整備され、ベースが見えてきた。」という文節がありました。ということで前編ではFC東京の8月の中断期間前後の数字を拾いました。後編ではFC東京の相手チームの数字を拾っていきます。前編でFC東京の数字を示しましたので、ボール支配率のような自由度がない数字もありますが、気にせずに数字を出していきます。 なお表の緑色のセルは5%水準、赤色のセルは1%水準で

          Jリーグデータ分析33 FC東京アルベル監督の巻(後編)

          Jリーグデータ分析32 FC東京アルベル監督の巻(前編)

          ELGOLAZOを読んでいたら、41ページにアルベル監督のことが書かれていました。その中に「8月の中断期間を挟んでチームはより一層整備され、ベースが見えてきた。」という文節がありました。ということでFC東京8月の中断期間前後の数字を拾いました。後編ではFC東京の相手チームの数字を拾っていきます。 なお表の緑色のセルは5%水準、赤色のセルは1%水準で有意差があることを示しています。 得点は増えています。失点も増えています。失点よりも得点の方が多いです。逆に勝点は減っています

          Jリーグデータ分析32 FC東京アルベル監督の巻(前編)

          Jリーグデータ分析31 チームスタイル指標とクラスターの巻

          いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 対象データは2022シーズンJ1リーグです。 今回はチームスタイル指標(指数)を使います。 チーム別の数字は下記の通りです。 上記の数字を使いクラスター分析を行いました。 樹形図は下記の通りです。 赤線で区切った通り、5つのクラスターに分類しました。 クラスターごとのチームは下記の通りです。 クラスターごとに各指標の重心を求めました。結果は下記の通りです。 赤色のセルは60以上の数字の項

          Jリーグデータ分析31 チームスタイル指標とクラスターの巻

          Jリーグデータ分析30 「CBPの変動係数を使って戦術浸透度を推し測る」の巻

          いつものことながらFootball LABさんからデータを拝借しました。 2022シーズンJ1リーグを対象に考えました。 戦術が選手に浸透しているほどチームは強いとの仮説を立てました。 仮説を推し測るために、CBP(チャンスビルディングポイント)の変動係数が低いほど戦術浸透度が高いとし、CBP変動係数が低いチームほど成績が良くなると考えました。 計算結果は下記の通りです。 上表は各チームごとのパスCBP、クロスCBP、ドリブルCBP、シュートCBP、ゴールCBP、奪

          Jリーグデータ分析30 「CBPの変動係数を使って戦術浸透度を推し測る」の巻

          Jリーグデータ分析29 季節変動の巻

          毎度のことながらFootball LABさんのデータを借用しました。 今回使用するデータは2022シーズンJ1リーグです。 ブログ名に”季節変動”と記載しましたが、最も暑い8月の話になります。 下記に示すグラフは、月別に集計した全チームの平均値です。 得点は8月が最も多いです。最も少ない4月の約1.5倍です。 得点の大小は勝点につながります。 8月の勝点が最も大きくなります。得点が多く入ることで引分が減り、試合の決着がつくということでしょう。 何故8月は得点が増

          Jリーグデータ分析29 季節変動の巻