鬼の目に涙〜つかさBDE回顧録〜

2023年12月23日 11:44

2023年12月18日、バーレスクTSで行われたダンサーつかさのバースデーイベント回顧

職業、イケメン

バーレスクTSもオープンして1年と数ヶ月、つかさは世代としては第3世代に入る。TSに加入するまでのキャリアも豊富で、恵まれた体型から繰り出されるバチバチにカッコいいダンス💃を武器に、早々に当時のAチーム演目を制覇。更にはハイトーンショートになってから、そのイケメンぷりに女性ファンが急増。「つか様」「つかぴ」と黄色い声援が日々飛び交い、つかさのクィーン演目を見た後には妊娠🤰するものが続出している(!?)
その一方でフロアの接客や立ち回りは女性らしい(いや、女性なのだが💦)細やかな気配りができるし、話していても丁寧で地頭の良さを感じる、そんな魅力溢れるダンサーである。

同じく素晴らしい🥧をお持ちのダンサーなりとのペアのフォーメーションは「ばくちち×××(演目名)」と呼ばれ、一部の熱狂的マニアの文字通り垂涎の的となっている(筆者はまだ見たことがない😭)

つかさ、錦を闊歩する(応援企画)

実を言うと(というか読んでる方は大体知ってると思うが)、名古屋への遠征組である筆者。12月のイベントラッシュの取捨選択に相当悩んだ。なんなら月曜日という厳しい日程のつかさのイベントは当初候補になかった。

きっかけはインスタ配信での常連さんたちとのやり取りの中で出てきた「つかさの生誕祭なんだから、アドトラック出したいね！」の一言。本人は「ホストじゃないから💢」みたいな反応だったと記憶しているが、バカなことに真剣な筆者は「これはちょっと実現したら面白いな🤔」と乗り気になってしまう。

必死にリーズナブルにできる業者を探したが難しい😓、どうしたものかと途方に暮れていた所にアイデアの神が舞い降りる。インスタの広告に流れてきた「人がLEDビジョンを背負って街を歩く広告スタイル」これだ💡と仲間と相談し、他の常連さん達からの後押しもあり、なんとイベント当日を含む3日間も広告を打つことに成功した。中には当日探してくれてSNSにアップしてくださる方もいたり😭ほんとこの狂気の作戦を快くOKしてくれたつかさには感謝です

つかさ本人のお礼ストーリー、お客さん側からプロモーションを仕掛けるという、まさしく「前代未聞」の試みか大成功に終わり、筆者の2023年イベント裏運営の推しごとも無事任務完了となりました。

ホストクラブTS

一方、お店側でも今回斬新というか初の試みが。上述したイケメンつかさをフィーチャーさせるべく、一夜限りのホストクラブ風イベントを敢行。キャストによるシャンパンコールに、痛マイク。常連さん達が集うイベント日だからこそできる(笑)特別なアトラクションにお店全体が沸き、シャンパンが乱れ飛んだ。よく考えるとお客さんが🎤持って何かを喋るってそうそうないことだから、見ててシンプルに楽しかったし、「つかさ」でのあいうえお作文、他の客(というから大体筆者向け)イジり、被りへのバチバチの宣戦布告、などみんな引き出し豊富だなーとꉂ🤣𐤔 シャンパンコールって増えると間延びしてしまうリスクがある中、終始お客さんたちが楽しめたのではないかと思う。

元はといえばつかさがイケメンすぎて錦という土地柄も相まってホスト的な立ち位置が誕生したもので、正直本人も困惑があったろうし、このスタイルが成立するのか？あるいは自分がやりたいことなのか？という葛藤があったと思う。そこを振り切って自身のイベントに来てくれる人を少しでも楽しませたい、そういったつかさの心配りが産み出した新しい風は、もはやバーイベといわず定期的にやって欲しいまである。(運営さんお願いします🙏)

ちなみに当初から「つかさのケツモチ全うする」と宣言していた筆者。当日ヘアメまで入れてリーゼント風にし、見事に反社風の装いに🤣

SPパ・ソロパ

もちろん当日のセトリも特濃で、つかさのクィーンが板に付いてきたBURN🔥やSMOOTH、初回にして圧倒的風格のヒール👠つま先ポジ、ようちゃん・せりのソロパ、ニッチすぎる君好きつかさ選手権、本店で千穐楽を迎えた極楽浄土(しかも最後のクィーンなみえちゃん)、大声ダイヤモンドでの伏線あってのまゆつかさのSM⛓️(これを考えたBチーム天才すぎる👏)など書きたいこと山ほどあるけど、厳選した3つで

まずはじあ・せり・よう・なりとのSPパ『Confident』つかさの当日のショー構成に関する『自信』を載せたってことかな。マトリックスのキアヌ・リーブスを彷彿とさせる黒エナメルレザーの衣装とコートを身に纏い、バチバチに踊れる女スパイ4人のシルエットポージングからの主役がガラスを打ち破って再登場のシーンではつかさ信者に限らずその場にいた全員のハートが撃ち抜かれた💥
とにかくパフォーマンスメンバーのかっこよさに特化した演目でした

2回目(3部)では大サビでマシンガン持って再登場。1回目を振り返って瞬時に構成切り替えたのだろう。迫力が更に増してた💮

もうひとつは1部で披露されたつかさの新作ソロパ『Unconditionally』てっきり『酔いどれ』でくるのかと思いきやSPパと対極的な印象、というかビジョンも使わずシンプルなスポットライトのみ。衣装も裸足にシャツ＋パンツスタイルでのパフォーマンス

この単独イベントにあたって、自分にとってのラストチャンスとまで言い切って並々ならぬ覚悟を見せていたつかさにとって、TSはもがき苦しみ、それでも手を伸ばしてやっと掴んだ光。そこで自分が輝けることへの喜び、ダンスへの純粋すぎるほどの情熱、そのためには『無条件に』この身を捧げたい、そんな想いをストレートに載せていたのかなと思う。

金色の鬼〜キルディス〜

そしてこれを書かない訳にはいかない。つかさが今回のチャレンジとして選んだキルディス👹クィーン

推しプラン100本、じつはここも筆者はつかさにとって相当高いハードルなのではと思っていた。実際当日になってもチャレンジ成功のアナウンスはなく(⚠️本人がサプライズにしたくて事前告知なしにしたと判明)、あーダメだったのかな...とさえ思って迎えた3部の頭。キルディスが始まり、筆者はとにかく棺⚰️に誰がいるのかと目線を向けた。いる！その瞬間私を含めた客席全体から歓喜の声援が響いた。

つかさがずっと書き記してきたキルディスに対する想い、その魂が載った金色の鬼(本人がこの日のために黄金の角を自作)の鼓動、咆哮、悲哀、全てが完璧だった。キルディス好きな読者の方はよく分かるだろうが、これほどにクィーンによってイメージが変わる演目は稀で、つかさの鬼の後ろには確実に地獄の業火🔥が見えたし、本人は表現苦手と言ってた負の感情もしっかり見え、収棺された後のお客さんのどよめきというか、人が本当に感動した時にしか発しない声にならない溢れる感情のようなものがフロア全体を支配した。この瞬間、つかさは確かに『君臨』したのだった。