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ウェディングプランナーとしてのフリーの選択

ご報告

2021年4月30日を持ちまして

6年間勤めておりました株式会社八芳園を退社し

フリーという形でのブライダル人生を歩むことになりました。


2年程前から考えていたこの道。

この決断に至るまでに沢山の方にご相談を頂き背中を押して頂き、時には厳しい言葉も頂き今日を迎える事ができました。

本当に沢山のお力添えを頂きありがとうございます。


ブライダルで生きたいと思ったきっかけ

2年前に、ニューヨーク研修にいくという機会を八芳園、そしてウェディングジャーナル様から頂き、とても素晴らしい体験をさせて頂きました。

1週間の中で、ホテル・教会・イベント会場・Dressサロン・ペーパーアイテムのお店、その一人者の方の講座・フリープランナーの方のお話等刺激のある中での時間でした。

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正直、毎日の業務で目の前のお客様の事しか考える事ができなかった日々の中で、NYに行くことだけでもふと自分には何ができるのか?と考える時間を作れたことだけでも大きかったのですが、そこで出会ったウェディングジャーナルの北折氏の言葉が今でも忘れられなかった。

”ウェディングプランナーという存在は
尊いものだよ  
本当に素晴らしい仕事で誇るべきだ”

元々人が好きで入った接客の道でたまたまそれがウェディングだったという結果だった私は、この言葉がその日からずっと残っていました。

その為、必ずブライダルを目指す生徒たちの前で講義をするときにはこの言葉を伝える様にしています。

「みんなが目指そうとしているこのブライダルは心から素敵な仕事で、尊いものです。まず目指そうと思った時点でも本当に素敵なことだよ。誇りに思い目指して下さい」

お客様が大好きで心から結婚式が大好きな子達が多忙な為、自分を失ってしまいやめていく子が多いこの世界。この言葉のおかげもありNY研修ではブライダルで生きていこうと決意ができました。


海外のウェディングと日本の違い

海外の結婚式は日本とは全く違う

①フリープランナーが提案してきた事例をInstagramやHPにのせ、それに共感をしたお客様が連絡。

②お客様から聞く内容は【条件・時期・予算】ではなく、”どのような人生だったのか”を聞く
□例:生活していて落ち着く場所はどこ?クローゼットには何のブランドが入っている?自分をどう表現したい?

③ヒアリング内容からお二人にあった提案書を3~4つ紙で提出。そこから二人に好き・嫌い・合っている・違う…を繰り返しテーマを決める

④テーマに合った会場を選択。そのお二人にあったメンバーを集結させ当日を迎える

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ここまでしていくと、もうふたりの為だけの結婚式が出来上がります。

おふたりにとっても人生の大きな日に必ずなりますし、その準備期間の間に自分らしさの気付きやお二人の中での関係性がよりよくなると思います。


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どうしても日本の結婚式は箱が決まっており、どんなに自由度が強い式場でもその箱の中での制限の中でのパフォーマンスにとどまってしまう。

プランナーも同様、多忙が故におふたりに合った提案をいつしかできなくなり型にはまった内容での提案をし始める。式場には単価アップとして目的が金額UPの為の提案になってしまう…

口ではお客様の為。と言いながら、本当の”二人のためのもの”ではない。

箱同士の戦いで、他社より安くしますよといった値引き合戦や今のお客様はこんなものが好きでしょ。と目の前のニーズに合わせた提案をする考えに至ってしまいます。

日本の結婚式場も海外のブライダルのように、おふたりの本質に触れる考えがあると【無し婚】の世の中が、自分の意志で結婚式をしたいと思えるような環境になるのではと私は考えています。



私が大事にしていきたいこと


ウェディングプランナーは、人々が通る人生の通過点に置いて”自分らしさ”を表現するタイミングにお客様と向き合います。

その上でおふたりの人生を聞く事を大事にしています。



”学生時代どんなことをしてきたのか”

”どうしてその名前を付けてもらったのか”

”今の仕事に就きたいと思った理由”

”どんな音楽が好きなのか そのきっかけは”

なんだか就職活動にしていた自己分析に近いですね。

それを丁寧に丁寧にお伺いしていく。

繰り返していくと、おふたりの中で潜在ニーズとしてある

「だからこの人達を結婚式で呼びたいと思ったのか!」

「結婚式はこの人の為にしたいのか」

「自分ってここを大事にしていたのか」

に気付く事ができます。

もちろんお二人の好みの雰囲気の会場を見つけたり、日程を決めたり、予算を合わせたりもとても大事なことです。

しかし、軸がぶれて表面的な部分だけでの決定はその後の打合せが上記で記載したように型にどうしてもはまってしまう。ふたりの中で、そこのすり合わせをすることによって、準備期間がどれだけ素晴らしいものになるか。

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私は、目に見えない部分までのお二人のお手伝いをしていきたいと思っています。


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白金台にある八芳園で6年間勤めてきましたが、お客様の為を徹底しお客様の為であればなんでも言ってほしい。という考えに何度も救われました。自信を持って日本1の式場です。だからこそ、この八芳園でのご見学担当・打合せは続けていき、+お客様の為にできる事をこれからInstagramやnoteに綴っていきたいと思います。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

これからのブライダルの生き方も応援頂けますと嬉しく思います。

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