見出し画像

2022を振り返る

 すごく今さらなんだけど、去年を振り返ります。

 本当はもっと早くやりたかったんですよ。でも、年末に体調を崩してしまって、やっと安定したのが今でした。

 振り返りといっても大雑把です。細かいことは苦手なので、いつも何となく振り返って次の方向性を決めます。

 一言でまとめるなら去年は新しい環境に翻弄された1年でした。

 冬は家を探し、春に大阪へ移住。夏バテをきっかけに不調が増え、秋は良くなってきたかもと思ったら、また寝込んでそのまま年越しです。

 季節や天気に影響を受けやすい体質なので、わかってはいましたが、改めて振り返っても酷いですね。

 1年の半分以上を布団の上で過ごしていたんじゃないかというくらい不安定でした。

 やっぱり健康は一番の財産です。健康でないと、仕事や趣味はもちろん、食べる寝るの基本的な生活すらままなりません。

 やりたいことがたくさんあったのに、諦めの連続でした。

 とはいえ、何となく雰囲気は掴めたので今年はもう少し楽になるでしょう。

 実際、同じ1年でも、夏より冬のほうが安定していました。ほぼ毎日低空飛行ですが、少しずつ不調の底は浅くなってきています。

 薬がない場合の回復も早くなってきました。

 引っ越しの荷解きもまだ終わっていません。1年かけて段ボールの中身を全部出し終えた程度です。

 今年は部屋の隅で山を作っている段ボールをゴミに出すこと、前の住人が置いていった粗大ゴミを出すことでしょうか。

 粗大ゴミは自分でゴミ置き場まで運べないので業者さんを呼ばないといけませんが、体調が不安定でそれどころではなかったんですよね。

 ものの整理などは生活の中で動線を見つつ整えたいので下手に目標や期限を決めたりはせず、心地良さ重視で、その都度小さく対応します。

 その前提で収納もしました。

 エアコンは12月に直りましたよ。というより取り替えました。これで今年は夏バテ回避です。

 冬も快適で今助かっています。暖房や防寒グッズを、急いで買う必要がなくなりましたからね。

 また、去年は精神科へ通い、抗うつ薬というものを初めて服用しました。

 発達障害かもしれないということがキッカケでしたが、いつのまにか、うつの対処療法になっています。

 自分で病院に行くのが初めてだったので、よくあることなのかわかりませんが、個人的には不思議な気分です。

 夏はミルタザピン錠15mg。服用時は何が良くなっているのかわからないなと思っていたんですが、やめてみると寝込む回数が若干増えました。

 服用量を増やした結果、頭がくるくるパーみたいな状態になったので中止に。薬でラリるってこんな感じなのかなと思いました。

 冬はデュロキセチンOD錠20mg。不調は変わらず、気分の上がり下がりだけが改善しました。そのおかげか、読書もちょっと捗りました。

 この薬、個人的には嫌いです。副作用に食欲不振があるんですよ。

 思春期のころ、食事ができなくなったことがあって以来、私は少しでもストレスや不調があるとすぐ食欲不振になります。

 ただでさえ、ごはんを食べられない状態のときに、副作用まであわさって食事が苦痛になるんですよね。

 その上、服用は食後です。だから今ごはん食べられないんだって、と何度嘆いたことでしょうか。

 先生の気にしていた吐き気がなかったのは、よかったんですけどね。

 服用量を増やした結果、動くことが億劫になったので最近中止になりました。今、さらに新しいお薬を試し中です。

 精神科は対処療法が主なので、合う薬がなかなか見つからないと大変なんだなぁというのが去年の感想でした。

 精神科に対する今年の目標はありません。自分にあった薬が見つかることを願いつつ、現状を継続します。

 デイケアは課題だらけですね。不調ばかりで外出どころではありませんでした。

 また、貴重な調子のいい時はたまった家事に追われて、気づいたらまた不調になってるの繰り返しです。

 曜日固定だったのが不定期になり、行く回数がどんどん減っていきました。

 根本的な原因は体調の不安定さなのでどうしようもありません。

 しかし、家事を不調のときでもできるようになれば、調子のいい日はデイケアに行きやすくなりそうです。

 そのため、今少しずつ家事の改善をしています。まずは一番不快なトイレから改善しました。

 床掃除は改善中です。部屋中にウェットティッシュを置いたことで掃除しやすくなりましたが、やっぱり布団が邪魔です。

 不調になると布団を広げたり片付けたりするということもままならなくなるので、湿気とかも気になるんですよね。

 ベッドを置こうか検討しましたが、部屋が狭くなったり使い勝手が悪かったりとデメリットが多くて…… 。

 もっといい方法はないかと考えて、情報収集で止まっています。

 今年の目標は一番重労働な洗濯の改善です。

 現在、手動式の洗濯機を利用していますが、いくら一人暮らしであっても1週間、1か月と洗濯物がたまったらなかなかの重労働でした。

 ついでに服がなくなって、不調の中で洗濯と無理した結果、悪化して長引いてしまうという悪循環もあります。

 こんなに洗濯物をためるなら家電のほうがいいと思いますが、自動洗濯機は粗大ゴミを回収してもらわないと置き場所がないので買っても使えません。

 まだまだ手動式に頼らなければいけない状況なんですよね。

 さらに量によっては1日で終わらないこともあるので、結構時間をとられていました。

 だからこそ軽減できたら、もっとデイケアに行けそうな気がします。

 また、洗濯をするとキッチンが汚れるので、同時進行でキッチン掃除も改善したいです。

 基本的にキッチンは汚れません。

 料理は調子が良くないとできないし、不調のときはシリアルを食べたり使い捨て食器を利用することが多いからです。

 食材を扱うところでもあるので、部屋の中では一番綺麗な場所でした。

 不調でも洗濯するようになったら汚れるようになるので、一緒に対応します。

 ついでに床掃除ももっとやりやすくなったらいいな。

 予定外ですが、食事も大きく変わりました。

 これまではお米中心でしたが、紹介していただいた本から藤川徳美の分子栄養療法を実践しています。

 プロテインとサプリメントを始め、肉料理を意識してとるようになりました。

 驚いたのはカプセルが苦手だったことです。嫌いだとか飲み込めないというより、アレルギーみたいな反応に近いでしょうか。

 納豆やとろろなど似たようなものがあるので、おそらくデンプン辺りの一部何かがダメなのかもしれません。

 療法とは直接関係あるわけではありませんが、海外から輸入したサプリメントが全滅です。

 しかし、捨てるのももったいなくて悩んだ結果、料理に混ぜて消費することにしました。

 調べてみると熱に弱い種類もあるみたいですが、普通に摂取できない以上、捨てるよりマシです。そう思い込んでいます。

 食事さえちゃんとできればという前提ですが、体調はよくなりました。冬の不調が夏より軽かったのは、これのおかげだと考えています。

 ただ、サプリメントを錠剤に限定したので、鉄だけ量がえぐいことなっています。

 まず、貧血の改善など効果が見えるようなるまで1日10錠以上、安定が見え始めたのは1日18錠からでした。

 今は少しずつ量を増やして、1日20錠前後でしょうか。どこまで増やせるか、サプリメントによる不調がないか、確認している最中です。

 鉄と脂溶性ビタミンは飲み合わせが悪いらしく、それぞれ8時間空けなければいけません。

 でも、鉄の量が多すぎて1度には無理です。食事のたびに飲み込めるだけの鉄をとっています。残念ですが、脂溶性ビタミンは諦めました。

 現在、サプリメントは近くのドラッグストアで購入しているので、ネットでいいものを見つけたら改善を試してみようと考えています。

 このnoteも去年から始めました。

 自己観察するために日記へ記録する習慣作りをして5年以上。調子のいい日はできるようになりましたが、不調になるとダメでした。

 でも、不調こそ観察したかったんですよね。

 なるべく毎日日記を更新するようにしつつ、たまに日記じゃない記事を公開したりしていました。

 でも、後半は書けない日が増えてきたため、日記を一度お休み。

 以前から興味のあったジャーナリングアプリを試してみました。

 ジャーナリングアプリのいいところは、自分が今どんな感情なのかを意識させてくれるところですね。

 でも、不調になるとやっぱりできません。

 noteの「人に見られている」という強制感がちょうどいいようです。

 ただ、だんだん慣れてくるとダメなので定期的にお休みを入れる必要があります。

 今は、イラストのない記事の絵を描きたいと思うので、まだしばらくは日記を再開する予定はありませんが。

 note で日記を始めてからの新発見は、自分の感情に鈍いということでしょうか。

 感情の上がり下がりに波があるんですが、私はその山や谷の部分しか認識できないようです。

 波が上がっていく過程や下がっていく途中がわからないので、感情の振り幅が大きく感じたり、いきなり体が動かなくなって驚いたりしました。

 気づいたらとか、いつの間にと思うことが多かった覚えがあります。

 ジャーナリングでも感情の記録が一番苦手てす。自分が今どんな気分なのか、ということがわからないんですよね。

 今年は絵を描きつつ、ジャーナリングで感情を意識し、noteでは不調日記を作ろうかと考えています。

 調子がいいときはジャーナリング、悪いときはnote 、という感じの使いわけです。

 あとは余裕があれば、記事を書くだけでなく、リンクとか、少しずつ他の機能も覚えていきたい。

 実はとりあえずやってみたけど、やっぱりわからないから放置しているのが多いのです。

 去年の読書は9冊でした。うち1冊は途中まで読んで止めています。

香月美夜
本好きの下剋上 第五部 女神の化身 Ⅷ短編集2

 次が最終巻です。もうすでに待ち遠しくてたまりません。でも、もう終わっちゃうのかと思うと寂しい気もします。

 毎度、感想をどうまとめるか悩んで、結局1回しか記事を公開しませんでした。私はまとめるのが下手くそみたいです。

樺沢紫苑
ブレインメンタル強化大全

 健康習慣を身につけようと思って買った最初の本です。とくに運動の目安を考えるために買いました。

 あまりに不調が多くて、そんな余裕ありませんでしたが。今のところ、一番改善したのは睡眠の質です。

両@リベ大学長
本当の自由を手に入れる お金の大学 一生お金に困らない5つの力が身につく実践ガイドブック

 途中まで読んで止めた本です。多い不調に、お金より健康のほうが緊急だと思ったので止めました。

 そのうち落ち着いてから改めて読む予定です。

藤川徳美
すべての不調は自分で治せる

 デイケアの職員さんにおすすめしてもらいました。食事による健康改善のため、ブレインメンタル強化大全より実践しやすいです。

 今、まとめを書いている途中。所感の記事を公開していますが、勘違いだらけで困っています。

 ただ、カプセルがダメだったり食欲不振だったりで、再現性に安定はありません。

 でも、冬の不調が思ったより軽いのは、この本のおかげです。食事さえちゃんとできたら、不調からの回復が早いです。

 栄養に興味が出たので、次はそういう本を読もうと思っています。

 この本では、書いてあることをなぞって実践しただけなので、ちゃんとした知識が欲しいです。

武田祐吉
古事記

鈴木三重吉
古事記物語

 YouTube 結城屋さんの日本古代史が面白くて、よく動画を観ながら読んでいます。2冊ともiBook ストアで無料でした。

 日本書紀は吟味中です。近々、買う予定です。

 ものの見事に全て電子書籍でした。図書館や本屋さんに行く余裕がなかったんですよ。

 不調が多かった分、ネット小説はたくさん読んだ気がします。有象無象を乱読しつつ、不調の辛さから適度に気を逸らしていました。

 小説の書き方をわかっていない、というと悪意がありますが、その分文章が安直なので頭空っぽで読みやすいというのもあります。

 物語の展開や技術はともかく、文章や日本語にこだわりがない物語は、文字の裏に意味を探す必要がありません。

 たとえば、古典や文学の引用を混ぜていたりすると、不調のときは読むのが億劫に感じます。

 ただでさえ、知識も頭も足りないのに、「考える」ということが難しくなるんですよね。

 もちろん、王道に忠実であったり展開に優れていたり、文章が安直だからといって物語が劣っているわけではありません。

 その上で、今年は言葉遊びのある物語や教養を含んだ物語なんかも読みたいなぁ。

 書籍はもちろん買いたいし、note で公開されている小説も、ほとんど読んだことがないのです。

 ネット小説の一番の醍醐味は、好きな作家さんを開拓して、物語はもちろん、書き手の成長も含めて楽しむことだと思っています。

 本屋さんで売られている本の作家さんは、安定した方が多くて安心して楽しめるのですが、しかし、これはコレそれはソレ。

 ネット小説の作家さんが目に見えるほど成長していく過程も面白いんですよね。

 一方で、今、電子書籍を増やし中でもあります。

 個人的には紙のほうが慣れていて読みやすいんですが、収納場所をとらないのでお気に入りを残して少しずつ買い直しています。

 とはいえ、だんだん慣れてきたので、オーディオにも挑戦したいですね。家事などの作業中は音のほうが便利なんですよ。

 とくに私、一読では足りなくて何度も繰り返し読む人なので。

 好きな本好きの下剋上を中心にちょっとずつ試していきたいと考えています。

 去年は、音楽で自律神経の状態を確認していました。

 たとえば、昼にテンポの速い音楽が心地悪く感じるときは、体調が落ちやすいことが多いです。

 だからといって必ずしも自律神経が乱れているというわけでもないようですが、体調の判断がしやすいんですよね。

 今年は、さらに自律神経を整える習慣を意識したいと考えています。もしくは、音楽による体への影響でしょうか。

 睡眠用の音楽を取り入れたことで、質だけでなく導入まで改善しました。スマホが身近にあるからこそ音楽が便利なんです。

 自律神経はもちろん、自律神経でなくても体調管理にうまく音楽を取り入れたいですね。

 去年の後半はYouTube を見る時間が増えました。

 藤川徳美の分子栄養療法のおかげで、5分以上の動画も見られるようになったのが大きいですね。

 私はじっと大人しくしているのが苦手なので、基本的に5分以上の動画は、だいたい見るではなく聞いています。

 でも、動画だから見せるものが多くて、聞くだけでも楽しめるものが、なかなかありませんでした。

 見ることができるようになったので、楽しめる幅が広がった結果、登録チャンネルが増えましたよ。

 ズボラニスト timo さんとか、せこまる食堂さんとか。

 YouTube はショートアニメを見て、たまに学習目的で傾聴するくらいでしたが、情報収集もできるようになりました。

 お掃除や収納の動画を見て家事の参考にしたり、お料理動画から食べたいものを探して作ってみたり。

 豊かというには不調が多すぎて、試してみる時間も足りませんでしたが、生活に役立てています。

 最近は、お洗濯や洗剤の動画をいろいろ見ていますね。

 実は情報収集が苦手なんですが、YouTube のおかげで以前より調べ物がはかどるようになりました。

 YouTube は調子のいい時ほど見過ぎてしまうので、今年は時間を決めて楽しむ予定です。

 また、目標というより希望的観測ですが、ハンドメイドなど実用的趣味のために動画を見る時間ができたら嬉しいです。

 …… こんなものでしょうか。

 最初は不調になりたくないという気持ちが強かったです。一昨年が初めて安定して働けたので、それを崩したくないという執着がありました。

 でも、体は気持ちに関係なく不調になりまして。とくに薬が原因だと服用を止める、減量する、以外の対処ができません。

 相談したら、デイケアの職員さんには気長にかまえてと言われ、精神科の先生は薬を変えるので、また不調を繰り返すというサイクルができています。

 たぶん、対処法自体がないか、わかる人がいないんでしょうね。私も毎度、試行錯誤していますが無理でした。

 合う薬が見つかるまで続きそうです。

 ただ、いつ見つかるかはギャンブルなので、不調でも頑張らないで動くにはどうしたらいいか、という方向へシフトしました。

 しばらくはこの方向で行く予定です。

 今年の座右は、「過去(と書いて去年)の私より一歩前進」です。

 去年の私、お疲れ様でした。新しい私、よろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?